C3. 子どもが他人に対する好き嫌いで判断するのをやめさせよう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴は学生アルバイトの時も含めて通算31年で、現在では教室管理とカウンセリング業務を主に行っております。家では心理カウンセラーとnoteや本の執筆活動を行っているところです。
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【子育て編】

 教育・心理カウンセラーで自己啓発作家の花賀作象です。前回【子育て編】第2回の内容は「子どもの肯定的意図を引き出そう!」で、子どもが親に対して反抗的な態度を取っているときにどうすれば心の奥底にある肯定的意図を引き出して子どもとうまく付き合えるようになるかについて述べていきました。

 今回は「子どもが他人に対する好き嫌いで判断するをやめさせよう!」になります。子どもは好き嫌いが激しいところがありますよね。この好き嫌いが学校の成績に影響してしまった経験はありませんか?たとえば担任の先生が嫌いで、担任の先生が担当する科目の勉強をほとんどやらなかったためにその科目の成績がひどいものになったという経験です。このように人の好き嫌いで物事を判断していると自分に不利になることが非常に多いものです。ここからはどのようにすれば子どもの他人に対する好き嫌いで物事を判断するのをやめさせることができるかについて述べていきますよ!!

親自身が他人に対する好き嫌いの感情を表に出さないようにする

 子どもの他人に対する好き嫌いの激しさは、親自身がそうなっていることが圧倒的です。あなたは子どもに他人の悪口を言ったりしていませんか?さらには子どもと一緒になって悪口を言っていませんか?そうなると、子どもも「他人の悪口を言うのが当たり前」の感覚になるので、これが永遠に続くことになります。ですからこういう他人に対する好き嫌いの感情は子どもに見せないようにしたほうが賢明になりますね。

 またあなたの職場での人間関係を考えてみてください。嫌いな人が結構多くいませんか?その嫌いな人への愚痴を仲のいいスタッフに吐き出していませんか?

 人は誰でも他人に対する好き嫌いが存在するのでそれ自体は否定しません。しかし、問題はその他人に対する好き嫌いが激しすぎてあなた自身が損をしているところはないかということです。たとえば何か重要な仕事があって、それを自分が嫌っている人に頼めば早く済んでしまうところをその人が嫌いであるために頼めず、結局自分がやって必要以上に時間がかかってしまったというようなことです。これはバカバカしいですよね。その人が嫌いであるという感情は横に置いておいて、「この仕事をやりたいと思うのですが、どうも早くできるやり方が分かりません。教えていただけないでしょうか?」とその嫌いな人に頭を下げて頼めば、その人も快く教えてくれるはずです。このように人に対する好き嫌いの感情を表に出して物事を判断してもいいことはありません。多少好き嫌いがあったとしても「いかに仕事を円滑に進めていくか?」とか「いかに自分を成長させるか?」に観点を置いた行動をとったほうが、あなたの職場での実力も評価も上がっていきますよね。

好き嫌いの感情とやるべきことを切り離す

 親自身が他人に対する好き嫌いの感情を表に出さないようになれば、今度は子どもの他人に対する好き嫌いで判断するのを直していきます。たとえば理科の先生が嫌いで理科の勉強を全くしないことから理科の成績がどん底レベルだったとします。こういうときはいくら「内申点に響くからきちんとしなさい!」と言ったところで、「だって理科の先生が嫌いでやる気が起こらないんだもん」と言ってやりませんよね。そういう場合に子どもに対し、こういった「入試に必要だから」とか「内申点をもっと上げないといけないから」といった正論は全く通用しないのです。

 こういう場合は「理科の先生が嫌い」という感情と「理科の勉強をきちんとする」というやるべきことを切り離してあげる必要があります。ここでこの2つを切り離す魔法の言葉があります。それが「本当はどうしたいの?」です。子どもに「理科の点数がこのままで大丈夫?」「本当はどうしたいの?」と聞くのです。すると、「このままじゃいけないと思っている」「理科の点数を何とか上げたいと思っている」という心の奥底に眠っていた本音が出てくるのです。

 しかしここで「だったら今までやってこなかった分を全部やっていきなさい」なんてことを言ったら最悪です。せっかく「理科の点数を上げたい」という本音を引き出したのにそれがこの言葉によってパーになってしまうのです。

 ここで親が言うべき言葉は「だったらどうやって理科の点数を上げていく?」です。大事なのは子どもがやるべきことを親が指示するのではなくて、子ども自身に考えさせることです。すると、「今までやってこなかった理科のワークを毎日やっていくよ」と自分から言うようになるものです。このように子どもの本音を引き出すことができたら今度は「どうやってそれを実現するのか?」を尋ねて子ども自身に考えさせるようにしてください。

好き嫌いで判断しないほうが得をすることを伝えていく

 前述の例は学校の先生に対する好き嫌いでしたが、いちばん考えなければならないのは友だち関係ですよね。特に小学生は我が強い子も多いですから、そのために好き嫌いが激しいところもあります。前述したように人に対する好き嫌いがあること自体には問題はないのですが、その好き嫌いが原因で自分が損をすることになることにはならないようにしていきたいですよね。

 ここで親から子に伝えていきたいことは次の3つになります。

①嫌いな子の実力を認める

②嫌いな子から「何が得られるか」を判断基準にする

③嫌いな子の長所を見つける

 ただし、これらを子どもにきちんと伝えられるようにするためには、親自身がそうなっていないといけないので、ぜひ職場の人で嫌いな人の実力を認め、好き嫌いではなく「何が得られるか」を判断基準にし、嫌いな人の長所を見つけてみてください。それができれば、あなたの言う言葉にかなりの説得力ができるので、子どもにもうまく伝えられるはずです。

 以上になります。今回は子どもが自分の好き嫌いだけで物事を判断するのをやめさせるにはどうしたらよいかについて述べてきました。親の子に対する影響力というのは絶大なものですから、もし親自身が人に対する好き嫌いの感情を前面に出す癖がある場合は、まずそこを改善する必要があります。そして好き嫌いの感情とやるべきことは切り離すように持っていきます。さらには嫌いな人の実力を認め、嫌いな人から「何が得られるか」を人付き合いの判断基準にするようにし、そして嫌いな人の長所まで見つけられたらもう最高ですね。その子は今後も非常にうまい人づきあいができるようになっていきます。

 今回述べた内容は、子どもが社会に出てから多くの人に受け入れられ、昇進して収入アップするようになるために非常に大切な内容となっています。ぜひ今からこれを実践してご自身の子どもが本当に成功できる人になる基礎を今から作ってください。ではまた次回お会いしましょう!!

 

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