【目標達成・ビジネス編】
教育・心理カウンセラーで自己啓発作家の花賀作象です。前回はどのようにすれば自分が他人に対し良い指摘ができるようになるかについて述べていきました。
今回は目標達成・ビジネス編で「相手に対する見方で言葉の捉え方が変わることを認識しよう!」になります。誰でも職場では好きな人、嫌いな人がいるかと思います。これはこれで仕方がない面があります。しかし、もしあなたが上司の立場であるならば部下に対してこういう好き嫌いで人を見るのは問題があります。
というのは多くの人は「自分の色眼鏡」で相手の話を聞いているからです。そうなると同じ言葉であっても自分が好きな人かそうでないかで捉え方が全く変わってきます。だからそこに誤解が生じるのです。ここからはあなたの職場を活性化させるために上司は部下に対してどのような見方をしていけばいいかについて述べていきますよ!!
大半の人は自分の色眼鏡で相手の話を聞いている
前述したように多くの人は自分の色眼鏡で相手の話を聞いています。あなたも職場の人を見たときにそれぞれ「この人はこういう人だ」という見方をしているかと思います。これを肯定的に見るか否定的に見るかで、相手の話の捉え方は180度変わってきます。
ある会社で職員の1人が上司に「私は新規顧客獲得のために電話営業の仕事を主にしたいと思っています。ですから他の業務ももちろんしますが限定的にしていただきたいです」と言ったとします。もしその話を受けた上司がこの人に対し肯定的に見ていたら「新規顧客獲得のために張り切ってくれているな」という良い見方になります。しかし、その話を受けた上司がこの人に対し否定的に見ている場合、「自分のやりたい仕事だけやって他はやろうとしないとんでもない人だ」といった悪い見方になるのです。
いかがでしょうか?全く同じ言葉を言っているのに、その人を肯定的に見ているか否定的に見ているかで言葉の捉え方がここまで変わるのです。特に悪い色眼鏡をかけている場合はその人がいいことをしようとしていても悪いように捉えてしまうので、これではその人との関係性は良いものにはならないのです。
悪い色眼鏡は人材流出に繋がる
前述の例のように相手のことを否定的に見ている、あるいは嫌っている場合、相手がどんなにいいことを言ってもそれを否定的なものとして捉えるようになります。あなたが上司で特定の部下に対し一旦こういう見方をしてしまうと、その部下のやることなすことが全てを否定的に捉えるようになってしまうのです。こうなると、その部下との関係は非常に険悪なものになります。その部下の積極的な行動も「自分勝手な行動」と捉えるようになりますし、何かいい提案をしても「独りよがりな提案」と捉えてしまうのです。いかがでしょうか?あなたがもし上司の立場なら、今まで自分があまり好きでない部下に対してこのような捉え方をした経験があるのではないでしょうか?
このような状態が続いた場合、最悪な場合はその人はそこから去ってしまいます。つまり辞めてしまうのです。それもそのはずです。その部下からすれば自分のやることなすこと全て否定されるので、仕事をやっていて全然面白くないのです。ですから上司の立場である以上、部下のことを「大切な戦力」だと見ることが大事で、自分の色眼鏡で見るべきではないのです。こうした悪い色眼鏡で人を見る癖があると、自分とちょっとウマが合わないだけで辞めてしまいます。すなわち人材流出に繋がってしまうのです。
なぜ相手の美点を見ることができないのか?
人というのは他人の欠点はすぐ目につきますが、他人の美点はなかなか気づかないものです。理由は簡単で、その人の欠点のために自分の業務に支障が生じるからです。だから職場では大半が他人の美点の指摘よりも欠点の指摘のほうが圧倒的に多くなるのです。こういう職場だと仕事自体がしんどくなるばかりで、仕事そのものに生きがいを持つことができませんよね。
であれば他人の美点に目を向けるべきなのですが、大半の人はこれになかなか目を向けようとしません。なぜだか分かりますか?それはきちんとやってくれていたら自分の業務が支障なく進むからです。
すなわち大半の人は「自分の業務が順調に進むかどうか」で物事を判断しているのであり、それに支障をきたされるのが嫌だと感じているということです。やるべきことをきちんとやってくれていると自分の業務がスムーズに進むので、それだけで満足するのです。特に自分が嫌っている人物に対しては、それをきちんとしてくれたとしてもそれに対する感謝の念が生じることはありません。そうなると当然その人の美点を考えることもありません。ですから自分が嫌っている人物は自分にとって「最悪な人物」のままになるのです。ですからその人に対して永遠に注意ばかりすることになるのです。
こういう見方をしている限り、職場が活性化することはありません。あなたが上司の立場であるならば、自分の好きかどうかで人を見るのではなく、「職場が今後繁栄できるかどうか」すなわち「職場にいる人のいいところをどのようにして引き出していくか?」で人を見るべきなのです。あなたがもし相手の欠点ばかり見ていたら相手も嫌な思いしかしないので、相手のいいところを引き出すことは決してできないのです。
相手の美点の見つけ方
「相手の美点を見るのがいいというのは理解できますが、肝心の相手の美点が何なのかが分かりません」という方も多いかと思います。自己啓発本とかでよく「人の美点(長所)を見つけるためにはその人をよく観察しなければならない」ということを目にするかと思います。これに対しては「よく観察するといってもずっとその人を見ているわけにはいかないし、そんなことをしている時間もありません」という意見が出てきます。
確かに人の美点を見つけるために「その人をよく観察すればいい」とはよく聞きますが、漫然とこれを行っていても美点は見つけられません。ただ、見つける方法は存在しています。いったいどうやったらいいのでしょうか?
それは「悪い色眼鏡を外す」ことです。悪い色眼鏡でその人を見ている限りは、たとえその人をずっと観察していたとしても、その人の悪い点しか目につきません。代わりに「良い色眼鏡をつける」のです。すなわち「この人は素晴らしい人なんだ」と思うことです。「嫌いな人物に対してそんなことができるわけがない」と思われた人も多いかと思いますが、上司の立場であれば、こういう人への見方の転換は必要です。職場は仲良しクラブではありません。顧客に満足いく商品・サービスを提供できるかどうかが問われているところです。自分の好きな人やイエスマンだけで固めると、そこから衰退の一途をだどるばかりで発展してくことはありません。
嫌いな部下に対し「この人は素晴らしい人だ」と思えるようになると、その部下が少しでもいいことを行えばそこに目がいくようになります。すると、その部下に対して自然に感謝の念が生じるようになります。そのようにして感謝の意を伝えると、部下のほうも上司であるあなたへの見方が変わってきますから、あなたの言うことを聞くようになるのです。このように相手の美点を見つけるためには「この人は素晴らしい人だ」と思えるようになることで簡単に見つけられるようになるのです。
美点を見るようになると悪い点さえよく見えるようになる
このようにして相手の美点を見るようになると、相手の悪い点さえ肯定的に見れるようになります。たとえば、もし業務時間中にある部下がウトウトしていたとしたら、これを悪い見方をしていると「業務時間中に寝るなんて何を考えているの!」と怒りの感情が生じて注意しますよね。しかし、この人に肯定的な見方をしていると「頑張り過ぎじゃない?ちょっと休憩取ったら?」と優しく声をかけることができるわけです。すると部下はその対応に感動し、それ以降はそうならないように睡眠時間を長めにとったり休憩を上手に取るようになるわけです。このように相手の美点を見ることができるようになると、相手の悪い点さえ優しい声かけができるようになり、相手の欠点を直すことにも繋がるのです。
以上になります。今回は相手に対してどのような見方をすれば、その人との関係を改善し、職場全体を活性化できるかについて述べていきました。
職場の上司が悪い色眼鏡をかけて部下を見ている限り、部下の美点は全く見えてこないですから、ずっと険悪な関係が続き、職場の雰囲気も悪いものになっていきます。これを「この人は素晴らしい人だ」という見方に転換することでその人の美点がどんどん目に付くようになってきます。
今回述べた内容は職場の1人1人の能力を引き出すために非常に大事なことを述べています。ぜひ実践して職場を活性化してください。ではまた次回お会いしましょう!!

花賀咲象
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