38. 続けることを才能にしていこう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴は学生アルバイトの時も含めて通算31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回はトレードオフを行うことで、自分が本当に望むものを選び出し、そうでないものはバッサリ捨て去っていくことをやっていきました。今回は「続けることを才能にしていこう!」になります。「継続は力なり」と言うように、やはり続けていくことそのものが自分自身の実力となってついていくものです。将棋で永世竜王の称号を持つ羽生善治は言います。「才能とは続けられること」だと。

 ここでは、日常生活のことにも触れますが、どちらかというと、あなたが今後自分の技能を伸ばしていくためのトレーニングや具体策をどうやって続けていき、それを才能にまで高めていくかについて主に述べたいと思います。それでは今から始めていきますよ!!

続けることが難しいのはなぜ?

 何かをやり始めたとき、最初の方はやる気満々で、「よし、やってやるぞ!」と意気込みながらやっているのではないかと思います。しかし、3日、4日、7日…と経過するうちにだんだん疲れてきて嫌気がさしてきます。それでも「ここでやめたらダメだ!」、「自分を甘えさせたらダメだ!」、「しんどいけど、やる気そのものはあるんだから頑張るぞ!」、「辛いのは自分だけじゃない。ここは歯を食いしばって頑張るんだ!」という具合に自分を無理やり奮い立たせて何とかこれを続けていくところはあるかと思います。しかし、ここで、他にやらなければならない用事が入り込んだり、家事や仕事が忙しくなってそれをやっている時間がなくなってくると、「今日は仕方がないな」と言ってそこで中断し、そしてそのままそれをやらなくなってしまうのです。

 みなさんもこのような経験があるのではないでしょうか?どうしてこのように続かなくなってしまうかは2点理由があるのですが、それを今から紹介していきます。

 1点目は、目標が明確でなく、ただの願望だけでそれを始めた場合です。たとえば、漠然と「やせたいなあ」と思い、食事制限や筋力トレーニングを始めたとします。やせるためにはどういう具体策が必要か等を予め考えておく必要がありますが、これを全く考えずに始めているので実際始めてみると、好きなものが食べられなくなる食事制限に嫌気がさしてきたり、毎日筋肉に負荷がかかるのがだんだん辛くなり、結局やめてしまうことになるというわけです。

 2点目は、本当にそうなりたいというよりは、「周りから恰好良く見られたい」とか「周りから高く評価されたい」という感じで自分を高く見せる、すなわち見栄を張るためにそれを始めた場合です。たとえば、その資格を取ってその職業になりたいというよりは、その資格試験に合格して周りからすごい人だと思われたいと思っているような場合です。これは自分が周りから良く見られればそれでいいと考えていて、本気でそれになろうという意思は働いていませんから、上記と似たような状況が起こり、日を重ねるごとに毎日の取り組みがただ辛いだけのものになってしまうわけです。ですからこの状態であれば続けていくのは当然不可能になります。

自分の強みを見つける

 ここで自分が「本当は何になりたいのか」とか「本当はどうしていきたいのか」ということを考えて、まずは自分の強みを見つけていく必要があります。その強みを基にして目標を立てていくわけですが、大半の人は「経済的に豊かになりたい」とか「お金持ちになりたい」と思っていて、これを目標にしたいのではないでしょうか?

 もしそうなのであれば、やることは必然と決まってきます。まずは前述のように自分の強みを知ることです。それが分かれば、それがあなたの技能となってきますので、その技能を伸ばし、さらには必要な技能も身につけて、それらを生かした専門分野の仕事をしていくことによって、今よりも収入を大幅にアップさせることは可能になるのです。どうやって自分の強みを見つけていくかについては、ブログ「17. 自分の強みを知ろう!」で詳細に述べていますから、こちらを参考にして自分の強みを見つけてみてください。

目標を立てる

 自分の強みが分かったら、次は目標を立てていきます。目標を立てるためにはまず、いちばんやりたいことを紙に書き出します。すぐに思い浮かばない場合は、あなたが1年後に死を迎えるとしたら何をするかを考えてみるとよいです。現時点で思いつくことは紙にできるだけ多く書き出してください。これについては、私のブログの「11. 本当の目標を決めよう!」と「2. 自分の理想を視覚化しよう!」で詳細に述べていますので、こちらも併せてご覧になり、目標の立て方をマスターしていただきたいと思います。

目標と具体策を毎日紙(ノート)に書き出す

 さあ、目標が立ったら、今度は目標とその具体策を毎日紙(ノート)に書いていきます。これがすごく大事です。目標と具体策を紙に書くことによって、あなたの潜在意識にそれが書き込まれていきます。潜在意識に目標が書き込まれて定着していくと、その目標を達成するための行動を自然と起こすようになるばかりか、その目標達成に必要な人、物、情報などが自分のもとへ引き寄せられてくるのです。

潜在意識への働きかけこそが続けることへの原動力

 前述のように目標とその具体策を紙(ノート)に書き出し、それを実行していくと、それが潜在意識に書き込まれて目標への意識が高まっていることもあり、続けていくのが苦でなくなります。そうなると、もうその続けていく行為は、既にあなたの才能となってしまっているのです。すると、あとはあなたの目標(理想)の実現に向けて、邁進するだけですね。

 え!?こんなに簡単にできるようになるものなの??と思われたかもしれません。1つ申しあげておきますと、目標を毎日書くというのは、初めの頃は結構時間もかかりますし、これが毎日続きますから、結構面倒ですよ。ただ、これをきちんとすることによって、今まで続けられなかったものが続けられるようになるのは事実です。ですから、あなたの理想(目標)を実現するためにも、目標を毎日書くのは続けて行うようにしてください。それこそがあなたの才能となってきますよ。

 以上になります。今回は続けることをいかにして才能にしていくかについて述べていきました。結局自分の強みを見つけて本当の目標を見出し、目標と具体策を紙(ノート)に書き出して具体策を毎日実行することによって、続けていくことが当たり前になり、苦でなくなってくるのです。その状態こそがまさにあなたの才能となるわけで、ほとんどの人はこれを真似できませんから、あなたは無理に自分を高く見せようとしなくても、他の人よりも抜きんでた存在になることができるわけです。ですからこの状態に持っていくためにも、目標と具体策を紙に書くことは毎日欠かさずやるようにしてください。では、また次回お会いしましょう!!

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