【目標達成・ビジネス編】
教育・心理カウンセラーで自己啓発作家の花賀作象です。前回はルーティン業務をやる中で起こる「これだけやっていればいい」思想をいかになくして業務を発展的に行うかについて述べていきました。
今回は目標達成・ビジネス編で「思いつきのアイデアを全体化しよう!」になります。職場で業務改善や集客のために「こうしたらいいぞ!」というアイデアを思いつくことがありますよね。それをその部署で提案すると「確かにいいアイデアだとは思うんだけどね…」とそれがいいアイデアであることは認めつつ、それを誰もしたがらないという経験をしたことはありませんか?ここからは、このようになる原因を紹介し、それをどのようにしたら他の人たちが動いてくれるようになるかについて述べていきますよ!!
みんな自分のことで手一杯
業務改善や集客に関するアイデアを部署にいる人たちに持ちかけ、それを実行するとなると、その中の全員もしくは特定の誰かに業務負担をかけることになります。業務負担をかけるということは、その人に普段のルーティン業務にその業務負担が上乗せされることになります。だから嫌がるのです。それゆえ、アイデアを持ちかけられた側としては、「それをしたほうがいいのは分かるけど、それをやる余裕がない」というわけです。ですからそのアイデアを通すためには、他の人のこのような嫌がる気持ちを解消してあげる必要があるのです。
ただの思いつきでは人の心は動かせない
業務改善や集客に関するアイデアは、実はとうの昔に他の誰かが思いついていたりします。にもかかわらずそれがなされていないのは、前述の上乗せの業務負担を嫌がっているからです。さらに考えなければならないのは、そもそも「その場の思いつきでは人の心を動かさない」ということです。たとえそれがどんなにいいアイデアだったとしてもです。
たとえばあなたが「集客を大幅に増やすために過去の顧客リストを見て、このリストの顧客1件1件電話入れをしていったらいいのではないか?」ということを思いついたとします。この思いつきをそのまま部署内の他の人に持ちかけていってみた時のことを考えてみてください。みんなこれに賛同すると思いますか?仮にあなたが持ちかけられるほうだったらその思い付きのアイデアを素直に受け入れられますか?そうなんです。受け入れられないのです。みんな嫌がるのです。
では、なぜ嫌がるのでしょうか?それはその場の思いつきは「非常に軽いもの」になるからです。その場の思いつきというのは熟考されたものではなく、その場で思いついた代物にすぎません。ですから、それをすることによって誰にどのような負担をかけることになるのかまでは考えられていないのです。だからその場の思いつきは人には受け入れがたいものになるのです。
思いついたアイデアのメリットとデメリットを考える
思いつきのアイデアをその場でそのまま伝えると、前述のように誰もそれをしたがりません。しかし、これを熟考していいものに仕上げるとみんなに受け入れられやすくなります。そのためにまずはそのアイデアのメリットとデメリットを考えて書き出してみるのです。前述の例で言うなら、集客のために電話入れを全員で分担して行うことのメリットは「短時間(短期間)で多くの顧客に連絡できる」点になります。逆にデメリットは「全員に通常業務外の負担をかけてしまう」点になります。このようにして紙に書き出していくと、どんどん思い浮かんでくるようになります。メリットなら「全員で行うので特定の誰かに負担を強いることはない」とか「新たなリピーター客の掘り起こしに繋がる」という感じです。
メリットとデメリットの両方を紹介する形で提案する
前述のところで思いついたアイデアのメリット・デメリットの両方を思いつくだけ全部書き出したら、それを1枚の紙にまとめます。それは箇条書きで構いません。そしてメリットのほうを強調して数多く書いていくのです。前述の例なら前述の内容以外に「膨大な顧客リストによる連絡も全員で行えば1人当たりの負担は減る」とか「これによって集客が伸びれば全員が達成感を味わうことができる」という感じです。
するとどうでしょうか?最初のその場での思いつきと比べてかなり説得力のあるものに仕上がったのではないでしょうか?これが大事なのです。しっかりと熟考してメリットとデメリットまで考え、しかもメリットのほうを強調したものに仕上げると、そのアイデアはただの思いつきから「極めて魅力的なアイデア」へと変貌を遂げるのです。こうなるとみんなに受け入れられやすくなりますよね。
提案は直属の上司に行うと全体化しやすい
熟考してメリットとデメリットをまとめ上げた提案書は直属の上司に提出するとよいです。これでもし上司が「これはいいな!」と思ってくれたら占めたものです。その上司からみんなでするように働きかけてくれます。提案はこのように自分から他の職員に直接提案するよりは上司にするほうが得策です。他の職員に直接提案してしまうと、もしその中の影響力の強い職員がそのアイデアを受け入れない姿勢を示すだけでみんなも受け入れなくなってしまうからです。そういう点で、直属の上司に提案してそのアイデアを上司自らがいいと思ってくれると、その上司はその立場から他の職員に働きかけてくれるので、全体化しやすくなるというわけです。ですからまとめ上げた提案は直属の上司に行うようにしてください。
本気の心が相手を動かす
ここまでのところであなたの思いつきのアイデアが熟考していいものに仕上がり、上司もそれをいいと認めてくれて全体化できたとします。しかし、これだけではそのアイデアは達成されません。なぜなら上司に言われて嫌々やる人も結構多く出てくるからです。そこで発案者であるあなたの行動が試されます。あなたが本気になってこのアイデアに取り組んでいると、それは他の人にも伝播します。そして「こうしたらうまくいった」という事例をリアルタイムで紹介していくと、そのうまくいく方法を真似する人が出てきます。このようにして他にも本気でそれに取り組む人が出てきてどんどん増えていくのです。本気の姿勢というのはそこまでのパワーを持っているのです。ですからあなたも自分が思いついたアイデアを真の意味で全体化したいならぜひ本気の姿勢で取り組むようにしてください。
以上になります。今回は自分が思いついたアイデアを職場で全体化するにはどのようにすればいいかについて述べていきました。
職場で提案できる人というのは高い評価を得やすくなりますから、自分が思いついたアイデアを全体化できたらそれは最高の評価になってきます。ただ、その壁は非常に厚いものになります。それは前述したように業務改善でも集客でも何かをするには他の職員の負担を増やすことになるからです。これを打開するために単なる思いつきのまま提案するのではなく、きちんと熟考してメリットとデメリットまでを明示した提案をすることが大事になります。そしてメリットを強調した提案書の作成ができれば、それを直属の上司に提出して全体化してもらうのです。そして最後にはあなた自身の本気度をみんなに見せることであなたのアイデアの全体化が達成されるということです。
もしこれができればあなたは仕事にやりがいも自信も出てくるようになります。そうなると仕事そのものがあなたの生きがいになってきますよね。今回述べた内容はあなたの思いつきのアイデアを全体化して会社に貢献することで、あなた自身がよりレベルアップできるようになっています。ぜひ実践して職場での仕事をあなたの生きがいそのものにしてください。ではまた次回お会いしましょう!!