34. 毎日少なくとも1つ、難しい問題に挑戦しよう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴は学生アルバイトの時も含めて通算31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は睡眠時間をいかに確保して成果に繋げていくかについて述べていきました。今回のテーマは「毎日少なくとも1つ、難しい問題に挑戦しよう!」になります。毎日同じことを繰り返していると、マンネリ化して気持ちも萎えてくるので、レベルアップどころか、退化していくことにもなっていきますよね。自分自身の技能のレベルアップという観点から考えたとき、やはり毎日自分にとって難しい問題や技能に少なくとも1つは挑戦していく必要があります。

 ただ、この「難しい問題」というのは、自分が「苦手としているもの」や、「今まで手をつけてこなかったこと」も含んでいます。要はいろいろな理由で「今まで手を付けるのが難しかったこと」と理解していただければよいかと思います。今回は、1日の中でどのようにしてこの難しい問題に1つ挑戦していくかについて述べていきますよ!!

改善策は常に考える

 普段業務をしていると、だんだんルーティン化して、毎日もしくは毎週同じことの繰り返しになっていることはありませんか?また、忙しい毎日が当たり前になっていませんか?忙しい環境下の中での業務の効率化については、私のブログ「23. 仕事ができる人になろう!」と「27. 重要な仕事だけに集中して成果をあげよう!」で詳細に述べていますので、こちらも併せて読んでいただき、ご自身の業務の効率化に繋げていただければと思います。

 いったんルーティン化された業務については、その状態が普通になってしまうので、なかなかそこから抜け出せません。しかも、それに慣れてしまっているがゆえに、新しいことをするのを面倒臭がり、自分の現在の能力を基準にして、できる、できないを判断するようになります。

 稲盛和夫は言います。「可能性とはつまり『未来の能力』のこと。現在の能力で、できる、できないを判断してしまっては、新しいことや困難なことはいつまでたってもやり遂げられません」と。

 このルーティン化された状態であっても抜け出す方法はあります。それは、「この業務はどうやったらもっと早くできるようになるのか?」とか「もっと効率的に進められないだろうか?」とか「この中で最も重要な仕事は何だろうか?」とか「この中でやらなくてもいいことは何だろうか?」ということを常に考えるようにすることです。そうすれば、ルーティン化した業務をやっている中でもそのアイデアが思いつきます。また、ブログ「31. 考えるための時間をつくろう!」で詳細に述べていますが、1日の業務の中で考えるための時間を設けて、そこで今の業務の改善について考える習慣を身につけておくと、上記のアイデアが思い浮かぶようになりますから、ぜひ考える時間を設けるようにすることをお勧めします。

思いついたアイデアはその場で書き出す癖をつける

 計画や思いついたことを書き出す「計画ノート」を1冊作って、それをいつも手元に置くようにしておき、何かアイデアが思いついたときはすぐに書き出せるようにしておくとよいです。というのは、それは確実にあなたの技能を高める宝物になるからです。もし、そのとき思いついたことをそのときに書き出しておかないと、ほぼ確実に忘れてしまいます。みなさんも何かいいアイデアが思いついて、それを今度やろうと思っていたらいつの間にか忘れていて、「前に何かいいアイデアが思いついたはずだけど、何だっけ?」と思い出せずに困った経験をしたことがあるのではないでしょうか?ですから、思いついたらすぐに計画ノートに書く癖をつけるようにしてください。

自分の技能の棚卸をしておく

 自分にはどんな技能があるかを問われたとき、サッと答えられますか?もし答えられない場合は、自分はいったいどんな技能を持っていて、何をするのが得意で、自分の人生の目標を達成するためにどんな技能を身につけなければならないか、これらすべてを把握するために、自分の技能の棚卸をする必要があります。ですから、計画ノートに自分が今持っている技能を全て書きだすようにしてみてください。技能の棚卸のやり方については、ブログ「17. 自分の強みを知ろう!」で、どのようにすれば自分の技能の整理ができるかについて詳細に述べています。こちらをまだ読まれていない方はぜひこちらも読んで、ご自身の技能の棚卸をしてみてください。

やるべき難しい問題(技能)を計画ノートに書き出して実行する

 さあ、ここまでの段階で計画ノートには、普段の業務でこうした方がいいというアイデアと、自分の技能で棚卸されたものが書かれてあるかと思います。それらの中で自分の技能として身につけたいもの、すなわち目標達成のためには必要だが、自分にとって取得するのが難しいと思われる技能を計画として改めて書き出し、開始時期と終了予定時期を書き入れます。そして、その日の業務開始前にそれをどの時間帯でやるかを15分から1時間の間で計画して書き、それを実行するのです。これを終了時期も考えながらできるまで毎日やっていきますf。これにより、自分にとって取得が難しかった技能も身につくようになっていきますよね。

 以上になります。今回は毎日少なくとも1つ、難しい問題に挑戦していくことについて述べていきました。人生で本当に成功したいと思うなら、困難なことへの挑戦は避けられません。本田宗一郎は言います。「人間に必要なのは困ることだ。絶体絶命に追い込まれたときに出る力が本当の力です」と。進歩というのは難しい問題を克服するからこそ起こるものです。ですから、毎日ルーティン化された業務に甘んじて難しいことに挑戦しないという姿勢は、あなた自身をどんどん衰えさせていくことになります。あなたが人生の目標を達成し、生き生きと過ごしていけるようになるためには、むしろ難しい問題があることを喜ぶべきなのです。ですから今後はぜひ1日1つは難しい問題に挑戦していくようにしてください。では、また次回お会いしましょう!!

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