B17. 年上の部下の扱い方に注意しよう!

5 min
花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴は学生アルバイトの時も含めて通算31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。さらに最近では本を出版するための執筆活動も行っているところです。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

FOLLOW

【目標達成・ビジネス編】

 教育・心理カウンセラーで自己啓発作家の花賀作象です。前回はいい人材の流出を防ぐために上司がどのようにすれば自分の色目が目で見るのをやめていい見方ができるかについて述べていきました。

 今回は目標達成・ビジネス編で「年上の部下の扱い方に注意しよう!」になります。一昔前に比べると、今は転職しやすくなっているので、中途入社で年上の部下ができる機会も多くなってきています。ここで結構よく見かけるのが、自分よりも年上の人に対し「ため口」を使っているところです。

 ここで考えていただきたいのが、もしあなたが転職をして転職先の上司が年下で、あなたにため口を使ってきたらどんな気持ちがするかということです。中には平気な人もいるかもしれませんが、多くの人は「年下のくせに何を偉そうにため口なんか使っているんだ!」という怒りの感情が起こってくるのではないかと思います。この状態が続くとそこで大きなトラブルに発展して下手をすればその人材に逃げられてしまう可能性も大いに出てきます。

 ここからは年上の転職者が入社して自分がその人の上司になった場合に、その人に対しどのような観点を持ち、どのように接していけばいいかについて述べていきますよ!!

「働かないおじさん」の増加

 ここ数年の間で「働かないおじさん」という言葉をよく耳にするようになりましたが、これは氷河期世代(1970~1982年生まれ)の人たちが40代・50代になってきたことが大きな要因のように思われます。

 氷河期世代は困難な状況での就職活動を経験したことが功を奏して忍耐力や粘り強さが身についているという利点を持っています。しかし、就職活動期のバブル崩壊によって正社員就職の機会を逃し、それによる生涯賃金の大幅低下を招くという最大の難点を生み出すことになったのです。そのため、50代の平社員が増加し、「頑張ってもこれ以上給料が増えない」といった諦めの感情を持つ人が増加しました。こういう諦めの感情を持った人は本当に動きません。仕事も「ただルーティン業務をこなしているだけ」で、必要以上のことはしたがりません。そのため、若い世代から見ると「働かないおじさん」と映ってしまうのです。

50代に対する見方が特に厳しくなった

 こうした背景から、40代・50代に対する見方が厳しくなってきていますが、特に50代に対する見方は非常に厳しいものになっています。実際、多くの職場で50代の人をいいポストに昇進させるのは稀になっていますし、この世代の給与アップをしようという動きもほとんど見られません。

 また転職についても50代が特に難しくなっているのは、こうした背景があることもあります。ですから履歴書だけを見て年齢が50代だと分かった時点で落とされるケースがほとんどです。この場合、職務経歴書でどんなに素晴らしい内容が盛り込まれてあったとしてもそれが読まれることはまずありません。

50代をなめてかかる年下の上司も増加

 このように氷河期世代である50代の人に対して「働かないおじさん」という見方をするようになってくると、50代の人が転職で入社してきた時にそういう悪い見方をしてしまうようになります。そうなると大変です。せっかく貴重な人材として入社してきたにもかかわらず、年下の上司がなめた態度でため口を使ってくるわけです。また、誰でも転職して新しい職場環境では慣れないことも多いとミスも多くなりますが、これを年下の上司は「この50代の人はやっぱり使えない」と断定してますますひどい対応を取るようになるのです。こういうことが積み重なってくると、のちのち大きなトラブルへと発展していくのです。

50代の転職者は優秀な人材が多い

 この氷河期世代ですが、特に50代の人は今後の給与アップの道がほとんど閉ざされている現状から、やる気をすっかりなくしている人が多いのも事実です。しかし、こういうやる気をなくしている人というのは会社をやめません。いつも通りのことをやっていれば、少ない額であっても何とかギリギリ生活できるだけの給料が普通にもらえますから、このまま定年を迎えればいいと思っているのです。そうなると必要以上のことはやりたがりませんし、積極的に動こうともしないのです。

 それに比べて「自分の収入を何としてもアップさせたい」という意欲のある人は、転職とか副業とか起業など、自分の収入をアップさせる動きに出ます。そのため自己啓発なども積極的に行います。だから50代で転職する人は活動的で優秀な人材が多いのです。前述しましたが、氷河期世代は困難な状況での就職活動を通して忍耐力や粘り強さが身についていることが大きな特長です。優秀で忍耐力や粘り強さを持ちあわせた人材というのは、その人物を重用すれば間違いなくその職場で大活躍をしてくれるはずです。ということはそれだけ50代の転職者は貴重な存在だと言えるのです。

転職者に対しては年代に関係なく「丁寧に扱う」ことが大事

 年代に関係なく転職者に対する扱いというのは丁寧に行うべきです。せっかく来ていただいた貴重な人材に対してぞんざいに扱うということは、その人が持つ能力を引き出して職場で大活躍してもらえる道を完全に閉ざしてしまうことを意味しています。これは間違いなく会社にとって大きな損害になります。

 特に50代の転職者の職務経歴書をきちんと隅々まで目を通してみると、素晴らしい実績を前職で残していることが多いです。こんな素晴らしい能力や技能を持つ人に対し、年下の上司がため口で話しかけるというのは、無礼以外の何物でもありません。「この会社では私が先輩だから」という理由でため口を言うのを正当化する上司もいますが、そもそも年齢が自分より上という時点でその人は「人生の先輩」になるわけで、その人生の先輩に対して「この職場では私が先輩」などという自分本位な理由が正当化されるはずもないのです。それゆえに転職してきた人に対しては、その人が何歳であろうが「丁寧に扱う」ことは非常に重要になってくるというわけです。

年上の部下から教えを乞う姿勢が大事

 前述したとおり、年上の部下というのは年齢が自分より上であることから人生経験が豊富です。あなたが知らないこともたくさん知っています。ですからあなたがその年配の方の上司となった場合は、現在の仕事のシステムやルール等を理解してもらえるまで何度でも丁寧に説明し、いち早く現在の職場のやり方に慣れてもらうことを第一に考えて対応をすべきです。特に50代の転職者が現在の仕事に慣れてきたとき、前職とのやり方と比較して何がいいか何が悪いかということが見えるようになってきます。上司であるあなたはその瞬間を見逃さずにそれを聞き出すのです。だいたいどの職場に行っても無駄な業務というのは存在します。それをルーティンで続けている限り、その部署の発展はあり得ません。そしてその部署にずっといる人というのはその業務が無駄だということになかなか気づきません。その職場の外部から入ってきた人だからこそそれが分かるのです。しかも50代の転職者になると、それが細かいレベルまで分かることも多いのです。

 ですから年上の転職者が部下になったときというのは、このようにその人を丁寧に扱って現在の業務に慣れてもらい、その人から教えを乞う姿勢が非常に大事なことになってきます。これができる上司というのはその部署を発展させる非常に優秀な上司になれます。というのはそれによって今まで考えもしなかった新しい考え方が自分の中に入ってくるからです。さらにその50代の部下を重用することで大きな実績を叩き出してくれることにも繋がります。年上の部下に対しては「自分が指導する」スタンスではなく、「自分が指導してもらう」スタンスをとるようにするのです。そのほうがあなた自身も遥かに成長できます。ですからもしあなたが転職者で年上の部下を持つことになった場合は、その人からぜひ「教えを乞う姿勢」で接するようにしてください。

 以上になります。今回は転職で自分の職場に年配の方が入社してきて自分がその人の上司となった場合に、その人とどのように接していくのがよいかについて述べていきました。

 前述したとおり氷河期世代の人たちの転職者というのは非常に忍耐強く優秀な人が多いです。特に50代の人は前職での素晴らしい実績を伴っていることも多く、この人をどう活かしていくかがその人の上司に問われています。

 あなたがその人の上司になった場合は、ぜひ「どうか私にあなたの素晴らしい経験と知識を教えてください」と教えを乞う姿勢を持つようにしてください。それによってあなたは部署全体を活性化させる素晴らしい上司になれます。年上の部下をリスペクトし、その人を立てる姿勢を常に持つことで、その部署にいる誰もが気持ちよく仕事ができる空気になります。今回述べた内容は現在の職場を相手を尊重し支え合う体制を作っていくためにも非常に大切なことを述べています。あなたが上司ならぜひその体制を作り上げその部署を活性化させてください。ではまた次回お会いしましょう!!

花賀咲象

花賀咲象

 花賀咲象のカウンセリングでは、こんなお悩みの相談に応じています。

  • 「職場での人間関係で悩んでいる」
  • 「実現可能な目標を立てて人生を豊かにしていきたい」
  • 「仕事ができる人になりたい」
  • 「もっと稼げる力を身につけたい」

 初回の相談は無料になります。お気軽にご連絡ください。

 お問い合わせはこちらから

 詳細はこちらです。

関連記事