◇42. 「私はできる」と思う習慣を身につけよう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は、仕事で手を抜くのをやめるようにし、顧客から信頼されるようになるためにはどのようなことをしていけばいいかについて述べていきました。

 今回のテーマは、「『私はできる』と思う習慣を身につけよう!」になります。思うように業務が進まなかったり、自分の目標達成のための具体策がなかなか進まないという現状が続くと、だんだん自分に自信がなくなってくることもあるかと思います。そんな時でも「私はできる」と思う習慣が身についていると、それを乗り越えて本当にできる自分へと変貌するようになっていきます。今回はどのようにすれば「私はできる」と思う習慣を身につけることができるかについて述べていきますよ!!

なぜ自信がなくなるのか

 自分の目標を立てて具体策を進めているとき、具体策というのはいわばあなたの理想のために身につけるための行動ですから、なかなか思うように身についてこないのが普通です。ただ、成果がなかなか見えてこないことから次第に自信がなくなってくることも出てきます。どういうことが原因で自信がなくなるのかというのは以下の通りになります。

①経験がない

 前述したように目標達成のための具体策というのは、あなたが新しい技能を身につけるために今までやったことないことをしているわけですから、経験がなく、慣れていないためになかなか自信が持てないのは当然です。こういうときは「経験値を視覚化」するとよいです。すなわち、紙かノートに表を書き、「具体策を実行したらシールを貼っていく」いう感じです。これにより、「こんなに頑張ってきたんだなあ」という自分の努力が見えるようになってきます。

②劣等感

 引っ込み思案、無口、他人の言動をすぐ気にしてしまうなどの自分の性格だったり、貧困・離婚・不仲・抑圧等の中で育った家庭環境だったり、他人と比べて自分ができていないことを極度に気にすることから生じる劣等感を持っていると、これが原因でなかなか自信が持てないでいることがあります。これらはすべて自分に対する自己イメージを悪く持ってしまっているところに原因があるといえます。ですからこの自己イメージを変えていくことをお勧めします。自己イメージを変えていくことについては、私のブログの「7. 自己イメージを変革しよう!」で自己イメージを変えていくことの大切さを述べているのでこちらをご覧になってください。さらには自己イメージでより自分を理想的な人物にするための具体策を私のブログ「20. 自分が理想の人物になろう!」で紹介しています。こちらをぜひ見ていただき、自己イメージで自分が理想的な人物となってください。自己イメージで自分が理想的な人物であると確信することができれば、根拠がなくても自信が持てるようになります。そして自信があるかのようにふるまうことで、その理想の人物にだんだん近づいていきますから、本当に自信が出てくるようになります。ぜひ自己イメージをここで変えていくことを強くお勧めいたします。

③学習性無力感

 学習性無力感とは、私のブログ「◇7. 学習性無力感を克服しよう!」でも紹介していますが、人や動物が長期に渡ってストレスの回避困難な状態に置かれたときに、その状況から逃れようとする努力すら行わなくなるという現象のことをいいます。この学習性無力感に陥っている人は「どんなに頑張っても成功する気がしない」という気持ちが強いことから、自信はすっかり喪失し、目標を達成するための努力すらしない状態になります。

 この学習性無力感を克服するには、まず自分が立てた「目標の再確認」を行います。すると、その目標を立てた背景には「経済的に成功して家族にいい思いをさせたい」「たくさん稼いでお世話になった人に恩返しをしたい」などの理由があったことが自分の中で思い起こされてきます。そこに立ち返るとそのときの気持ちが蘇り、自分の心に再び火をつけることができるようになります。それができたら次の段階で「自分と目標との間に立ちはだかる障害物は何か?」を考え、それを紙(ノート)に全て書き出します。そして、「どうすればその障害を克服できるか?」を考え、考えつくことすべてを書き出します。そこまでできたら今度は、その障害を目標に変え、克服するための具体策を毎日実行していくのです。そうすれば、どんな障害でも克服することができるようになりますよ。

自分が「できる人物」だとイメージする

 自己啓発作家のナポレオン・ヒルは言います。「背が高く力持ちの人が勝負に勝つのではない。背が小さく、すばしっこい人が勝つ訳でもない。『私はできる』そう思った人が結局は勝つのだ」と。前述しましたが、自己イメージを理想の人物とすることで、根拠がなくても自分に自信が持てるようになってきます。すなわち、自信を持つようにするためには「私はできる」と常に思うようにすればいいということです。自分ができないというイメージは本来のあなたではありません。本当はできるのです。あなたは「できる人」なのです。自分の目標に向かってそれを実現させるための努力をどんどんこなす「素晴らしい人」なのです。ですから何も恐れることはありません。ですからあなたは目標に向かってただ突き進んでいけばよいのです。

 以上になります。今回は、どのようにすれば「私はできる」と常に思うようになり、自分に自信を持ち、目標達成に向かって前向きに取り組んでいけるようになるかについて述べていきました。前述したように経験がなかろうが、劣等感を持っていようが、学習性無力感に陥っていようが、常に自分の理想像を思い描き、「私はできる」と日頃から思うようにするだけで、それらを克服し、前向きな気持ちで目標達成へと突き進んでいくことができるようになります。自信というのは、自分に特別な技能や能力があるから持てるものではなく、「私はできる」と思った瞬間に持つことができるのです。ですから「私はできる」と日頃から思う習慣をぜひ身につけてください。では、また次回お会いしましょう!!

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