教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は仕事を進める上でどのようにすれば上手な時間管理ができるようになるかについてのエクササイズをやっていきました。
今回は「自己イメージを変革しよう!」になります。あなたは自分に対してどのようなイメージを持っていますか?恐らくあまりいいイメージを持っていないのではないでしょうか?たとえば「みんなの前では明るく振舞っているが、本当はそこまで明るい人間ではない」という感じです。いかがですか?思い当たる節があったのではないでしょうか?このように「外面は良く見せているが実はそうではない」と自分のことを思っている人は非常に多いのです。ここからはどのようにすれば、自己イメージを理想のものにし、今後の生活を生き生きとしたものにできるかについて述べていきますよ!!
自己イメージとはどういうものか
目標達成していく上で、自己イメージは大切です。自己イメージとは、想像の中で思い描く自分自身の姿のことをいいますが、イギリスの催眠療法士であるポール・マッケンナによると、自己イメージには3つの自分があり、私たちの核には本当の自分、その外側に実は自分はこうではないかと恐れている人物像(ネガティブな自己イメージ)があり、そんな自分でも人に好かれ、認められ、愛情やお金を与えてもらえるように、このネガティブな自己イメージの上にさらに別の層を積み重ねた自分(見せかけの自分)がいるとのことです。そして他の人たちは、いちばん上の層を自分だと思いこみ、そのすぐ下にあるネガティブな自己イメージの層を誰にも見抜かれまいと必死で取り繕うとするあまり、その下の本当の自分がいることをすっかり忘れてしまうのだそうです。
これはみなさんも経験があるのではないでしょうか?前述で同じようなことは申し上げましたが、「ポジティブに自分を演じる」という言葉はまさにこのことを表していると言えます。「自分は本当はネガティブなのに周りからそのような目で見られたくないからこれを取り繕うためにポジティブに自分を演じている」と自分で思っているわけです。
本当の自分
しかし、自分の中の核にある本当の自分はそのようなネガティブなものではありません。本当の自分は何かと言いますと、それはあなたが思い描く「理想の自分」のことです。「非常に賢明」、「誰よりも優しい」、「多くの人から信頼を得ている」、「周りの人から慕われている」、「常に輝きを持っている」、「センスがいい」などという理想の自分になります。理想の自分を「こんな自分だったらいいなあ」という願望ではなく、「これこそが本当の自分だ」ということに気づいたとき、心の中は幸福感で満たされ、本当に自分の理想の姿へとなっていくのです。
自分の価値観を明確にする
ここで、本当の自分を内面から外面へ表そうとするとき、あなたの価値観が明確になっている必要があります。人格の核の部分にあるのが価値観で、価値観がその人がどんな人間なのかを決めます。行動になって外面に現れることすべては、価値観が決定していますから、この価値観が明確になればなるほど、それが前面に表れてくるのです。
では、自分の真の価値観はどうやったらわかるのでしょうか?それは過去を振り返ってみて、切羽詰まったときにどんな行動をとってきたかを考えれば分かります。お金と時間のどちらをとってきましたか?また、過去に成し遂げてきたことで、あなたが最も誇らしく思えることは何ですか?これらの答えを考えることで、あなたの真の価値観が見えてきます。
本当に大切な価値観
さあ、ここで本当に大切な価値観について見ていきたいと思います。仕事なら誠実さ、協調性、統率力、優先順位付け、独創性、高潔さなどの価値観があります。家庭生活なら家族愛、励まし、娯楽、協力などで、金銭面なら財務管理、倹約、知識などがあります。
ブライアン・トレーシーは、これらの価値観の中で最も重要なのは「高潔さ」だと説いています。真に偉大な人間というのは男女問わす高潔さを持ち合わせており、彼らはたとえ誰も見ていなくても、自らにとって最も大切な価値観と合致した生き方を貫くということです。その反対に凡庸な人間というのは、すぐに楽な道に走ろうとします。特に誰も見ていないときにはあっさりと物事に妥協して、高潔さを捨て去るのです。
ここであなたの価値観について考えていきたいと思います。あなたは例えば仕事面ならどのような価値観を持っていますか?「適当に仕事をして給料さえもらえればいい」と思っていますか?「自分のやりたい仕事だけやって嫌な仕事は他人に押し付ければいい」と思っていますか?こう聞かれるとこれに “Yes” と答える人はほとんどいませんよね。大半の人は「きちんと仕事をしてそれに見合う給料をもらいたい」とか「仕事は他の人との協力関係で成り立つものだからたとえ嫌なことでもやらなければならない」と思っているかと思います。ということは、あなたは既に高潔な価値観を持っているということです。ここから考えても自分に対していいイメージを持つことができるはずです。
価値観と合致した理想の自分を視覚化する
価値観は高潔さを持っているものであれば、人それぞれ違ったものになっても構いません。そこで、自己イメージの核の部分である本当の自分が外面に出てくるように、自分の価値観にしたがった理想の自分を想像して視覚化してみてください。前述した「非常に賢明」、「誰よりも優しい」、「多くの人から信頼を得ている」、「周りの人から慕われている」、「常に輝きを持っている」、「センスがいい」といったことが理想の自分になってくるかと思います。まさにそれこそが本当のあなたです。あなたはもうすでに理想の自分になっているのです。ですから今からはその理想の自分を演じてください。これから起こす行動、話す言葉はすべてその理想の自分が行っているものになります。ですから理想の人物にふさわしい言動を心がけてください。
この「理想の自分を毎日視覚化する」というのは非常に大切なことで、これをすることでその理想の自分が自己イメージとして定着していきます。そうなると、今まで抱いていた「本当の自分はネガティブ」というイメージはすっかり消えてなくなります。そして「理想の自分こそが真の自分」だと本気で信じられるようになってきます。そうなったら占めたものです。理想の自分が本当の自分ですから、あなたはそのイメージに従った言動をとるようになってきます。
それが毎日続いていくと、日に日に理想の自分に近づいていき、最終的には本当に理想の自分になることができるわけです。まさにこれが自己イメージの変革になります。
ですから本日からはもうネガティブな自分のイメージを抱くことはありません。理想の自分だけを真の自己イメージとして持ち、その理想の自分を毎日演じるようにしてください。
以上になります。今回は今まで抱いていたネガティブな自己イメージをどのようにしたら理想のイメージに変革できるかについて述べてきました。自己イメージというのは本当に大事で、ここでイメージされている自分が実際に表れてきます。ですから自己の悪いイメージを持っているとそこから抜け出せなくなり、それに苦しんでしまうことになります。誰でも高潔さを価値観に持っているのであり、ここから考えても自分が高潔な価値観を持つ立派な人間なんだと自信を持つことができます。これにより自分の理想像を自己イメージとして持ち、その自分を毎日演じるようにすることでその理想の自分を外面に出てくるようになってきます。それによってあなたの人生は驚くほど変わっていきます。この理想の自分のイメージすることは毎日欠かさず行い、ぜひその理想の自分になるように努力を重ねてください。では、また次回お会いしましょう!!