C21. 子どものやる気に火をつけよう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴は学生アルバイトの時も含めて通算31年で、現在では教室管理とカウンセリング業務を主に行っております。家では心理カウンセラーとnoteや本の執筆活動を行っているところです。
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【子育て編】

 教育・心理カウンセラーで自己啓発作家の花賀作象です。前回【子育て編】第20回の内容は「子どもに効果的な褒め方をしよう!」で、子どもにどういう褒め方をすれば効果的な褒め方になっていくかについて述べていきました。

 今回は「子どものやる気に火をつけよう!」になります。多くの親は「子どもがなかなか勉強にやる気になってくれない」ことに悩みを抱えていますよね。「いったいどうやったらやる気になってくれるのだろうか?」と毎日頭を悩ませている方も多いのではないかと思います。

 そこでここからは親としてどのようなことをしていけば子どもが勉強に対してやる気になってくれるかについて述べていきますよ!!

子どもは元々やる気を持っている

 子どもは誰もが学ぶことは大好きです。これを聞くと、「え!?うちの子は大の勉強嫌いなんだけど…」と思われる方もおられるかと思います。「学ぶ」というのは、国語や算数のように学校で学ぶものだけを指しているのではありません。身の回りにあるものやスポーツ、ゲームまでも含めます。子どもは自分の好きなゲームの攻略本であれば目の色を変えて読み漁り、それを実際のゲームに活かしたりしますよね。

 また、勉強に対しても全然やる気がないわけではありません。自分が好きな分野であればかなりやる気を持っています。例えば国語1つとっても、国語の中の四字熟語は好きという感じです。こうした自分が好きな分野については、親がいちいち言わなくても自分からどんどん勉強して身につけているものなのです。すなわち子どもは元々勉強に対するやる気は持っているというわけです。

学校の宿題が子どもの勉強の意欲を削いでいる

 これは日本の学校教育そのものに問題があると思っているのですが、学校ではその子のレベルに応じた宿題ではなく一律に同じものを出しますよね。これが子どもの勉強に対するやる気を削ぐ原因になっているのです。成績の良い子はできていることまでやらなければいけませんし、成績の良くない子は分からない問題までやってこなければならないのです。これでは、成績のいい子も良くない子も宿題が重荷になります。すなわち「やりたくないもの」になるわけです。

 私は個人的にこうした生徒のレベルに関係なく一律に同じものを課す宿題のやり方を改善すべきだと思っています。すなわち学習塾が行っているようなレベル別、習熟度別に生徒ごとに宿題の内容を変えて出すやり方に転換していくことが現在必要とされているのです。

イチローに学ぶ

 とはいえ、もし今後学校の宿題がそのように変わっていくにしても何年後になるのか分かりませんし、ずっと変わらない可能性も十分にあります。

 となると、家で何とかしていくしか方法がなくなります。とはいえ、子どもがやりたくないものをやるように仕向けることほど困難なことはないですよね。

 それについては、イチローが「おしえて!イチロー先生」で子どもたちに非常にいいことを言っています。子どもから「学校で勉強しているのに家でやる必要ってあるのですか?そこまで好きじゃないのに」という質問を受けたときに、「宿題やりたくないよね。…できればやりたくないけど、大人になるとやりたくないことをやらなきゃいけなくなる。その訓練と捉えることはできると思うね」と回答しています。

 これはMLBでシーズン262安打という2026年現在でも破られていない安打記録を残し、さらに2001年から2010年までの10年間連続200本安打という大偉業を成し遂げたイチローがいう言葉なのでかなりの説得力がありますよね。実際イチローは「キライなことをやれと言われてやれる能力は、後でかならず生きてきます」という名言を残しています。

 ですから子どもには「偉業を達成する人は嫌いなこともきちんとやれる力を持っているんだね」と言ってあげるといいですね。

子どもに「面白い」と思わせる

 あなたは子どもに「勉強しなさい!」とばかり言っていませんか?これではただでさえ勉強や宿題をやりたくないと思っている子どもをますます勉強嫌いにさせてしまいます。

 ここでまず考えたいのが自分自身の経験です。あなたも子どもの頃に苦手だった教科あるいは嫌いだった教科がこうすることで得意になったとか好きになったという経験をしたことがあるのではないでしょうか?たとえば、「算数の文章題がサッパリだったのが、先生に図をきちんとかくと簡単に分かるようになると言われてその通りにやってみると本当に分かるようになった」という具合です。

 こういった親の体験話は大変貴重なものです。嫌いだったあるいは苦手だったものが何かをきっかけに好きになったあるいは得意になったという話を聞くと、子どもも自分の嫌いな教科や苦手な教科に目を向け始めます。そこで親から「これができるようになると…という点ですごく面白いよ」みたいな話をすると、子どももそれを「やってみたい」と思うようになるのです。これがまさにやる気に火がついた状態になりますね。

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親が勉強し直してみる

 親もそういう話ができるようになるために勉強し直すとよいです。小学校、中学校の頃になると忘れていることも多いですから、自分が面白いと思っていた教科を勉強し直してみるのです。すると、どういう点で面白かったのかを思い出します。それを子どもに話すと、それは親自身が「面白い」と実感していることなので、その面白さがメチャクチャ伝わります。そうなると子どももますます面白いと思うようになり、どんどん自分から勉強するようになるのです。こうすることで子どもの勉強に対する意欲はどんどん上がっていきますよ。

 以上になります。今回は子どもが勉強に対してやる気がない場合にどのようにすれば子どものやる気に火がつくかについて述べていきました。

 子どもは宿題をやらなければいけないことに疑問を持っていることが非常に多いです。そんな中でいかに勉強に目を向けさせていくかが大事になるわけですが、まずはイチローのような「偉業を達成できる人物は嫌いなことでも普通にやれる能力を持っている」という事実を伝えてあげるといいですね。

 そして、親自身の経験から嫌いだった教科や苦手な教科が好きになったエピソードを話したり、親自身が勉強し直してその面白さを伝えるといったことをすると、子どもの勉強に対する火がつき、かつそれが継続していくようになっていきます。

 今回述べた内容は子どもが勉強に対するやる気に火をつける上でかなり大切なものになっています。必ず実践してぜひご自身のお子さんの勉強へのやる気に火をつけてあげてください。ではまた次回お会いしましょう!!

 

(追伸)

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