【子育て編】
教育・心理カウンセラーで自己啓発作家の花賀作象です。前回【子育て編】第8回の内容は「日本の歴史が語れる子にしよう!」で、この国際社会において子どもが自国の歴史に誇りを持って話せるようになるにはどうすればいいかについて述べていきました。
今回は「子どものために親自身が勉強を好きになろう!」になります。このブログを読んでいる方はほとんどが子を持つ親だと思うのでここで質問させていただきますが、あなたは勉強が好きですか?この質問に対して「はい」と答えられた方はすごいと思います。なぜなら大半の方は「いいえ」だからです。子どもの頃に成績が良かった場合でも「やらなければならないからやっていただけで好きでやっていたわけではない」という人が多いのではないでしょうか?
そのような状況の中、親が好きでないものを子が好きになるかというとそれは難しいところがあるのが現実です。ここからはどのようにすれば親として自分が勉強するのが好きになるかについて述べていきますよ!!
なぜ勉強するのが好きになれないのか
小学生の頃は比較的勉強が好きな子は多いのですが、これが中学・高校と学年が上になるにつれて履修内容が難しくなり学習量も増えることから勉強そのものに嫌気が差す生徒が増大します。特に高校の進学校では、GWや夏・冬・春休みなどの長期休暇になると宿題がどっさり出ます。しかもすぐにできるようなものでもないので、これをするのにかなり時間がとられることになります。さらに塾や予備校の特訓授業や講習会などに参加する子どもも多いですから、休みが休みでなくなるわけです。それに加えて部活で運動部に所属していたら土日祝にも練習試合や試合が入ってきますから、「常に何かしている(追われている)」状態になるのです。こんな状態ではとても勉強を好きになれる余裕がなくなってしまいますよね。
親が時間管理の正しいやり方を学ぶ
子どもが時間に追われて勉強が思うように進まない状態になっていると、親のほうももどかしい気持ちになりますよね。だからと言って子どもに「成績が下がってきているんだからきちんと勉強しなさい」と言おうものなら最悪です。余計にやる気をなくしてやらなくなってしまいます。
ここで子どもが何にいちばん困っているかと言いますと、それは「時間の使い方」です。これが分からないから常に何かに追われている状態になってしまうのです。親としても子どものこの状態に気づいてあげないといけません。さらには親自身が正しい時間管理の仕方を知らなければなりません。
ただ、時間管理というのは一種の技能になりますから、そう簡単に身につくものではありません。だからといって親がこれをよく分からないままにすると、子どももずっと時間に追われている状態が続きます。
そこで、仕事上で行う時間管理術を勉強でも活用するのです。1日に行う時間管理については私のブログ「◇86. 1日の計画を最重要視しよう!」で詳細に述べていますので、ぜひこちらも併せてご覧になってみてください。子どもが勉強の計画を立てるとき、たいてい1時間ごとの設定になっているかと思います。20~21時が英語、21~22時が数学という感じです。これは効率がいいやり方とは言えません。というのは、1時間というのは結構長いですから、気持ちがだれて思うように進まないことが多いからです。あなたも勉強していて気がついたら1時間経っていて、そこでやるべきことがほとんど進んでいないという状態になった経験があるのではないでしょうか?これは気持ちが緩んでいるから起こってしまうことなのです。
分刻みの計画を取り入れる
そこで1時間ごとに計画を立てるのをやめ、分刻みの計画を立てるようにするのです。正確には「10分ごとの計画」です。私のブログでは仕事上で15分ごとに計画を立てていくことを推奨していますが、これが勉強する場合においては10分ごとのほうがいいです。というのは、やるべき科目が結構あるので目まぐるしく回転させたほうが変化に富んで「短時間で仕上げる」意識が強くなるからです。特に高校の勉強はやるべき量が多い上に覚えるべきこともたくさんありますから、「10分で英単語を覚える」→「次の10分間で単語テストをしてみる」→「次の10分間で数学の公式を覚える」→「次の10分でその公式を使って問題を解く」という感じで覚えたらそのテストをするという具合で勉強を進めていくのです。すると、「う~ん」と考え込む時間がなくなりますよね。だから変に考え込むような無駄な時間がなくなり、効率のいい勉強ができるようになるのです。
書いて覚えるやり方をやめる
子どもが英単語や古文単語を覚えるとき、「書いて覚える」ことをしていませんか?これは正直申しあげて「時間の無駄」です。例えば英単語を10回書いて覚えることをしていくとします。最初の1,2回はまだ覚えようという意思が働きますが、これ以上の回数になってくるとだんだんしんどくなって「ただ書いているだけ」の作業になってきます。これは本当に時間の浪費にしかなりません。かなりの時間をかけた割にほとんど覚えていないという最悪な状態になるのです。
であれば、どんなやり方がいいのでしょうか?それは「声に出して覚える」ことです。「書いて覚える」やり方は五官のうちの目しか使いませんが、「声に出して覚えるやり方」だと五官のうち目・口・耳の3器官を使いますから、覚えるスピードは格段に速くなります。3秒に1個覚えるとすると、1分間に20個、10分間だと200個覚えられます。もちろん1回声に出すだけでは覚えられませんから、これを覚えるまで毎日繰り返すのです。もちろん全部の単語を繰り返す必要はなく、覚えていないもの限定で繰り返していくのです。すると、だんだん繰り返す語が少なくなっていきますから、余った時間を今度新しい単語を覚える時間に充てられますよね。そうすると、1か月で1000語覚えることも可能になります。大学入試では難関大学で6000~7000語の英単語を覚える必要があることを考えると、最短6か月ですべて覚えられる計算になります。しかも覚える時間が1日たったの10分です。こんな短い時間でしかも短期間のうちに大学入試に必要な英単語が覚えられるわけです。もちろん個人差がありますから一概にこうだとは言い切れませんが、「書いて覚える」のに比べるとはるかに速いスピードで覚えらえるのは確かです。ですから英単語や古文単語を覚えるときは「書いて覚える」という非効率なやり方はやめて今後は「声に出して覚える」やり方でやってください。
親が自分の勉強に時間管理術を使ってやってみる
前述で紹介した勉強の時間管理術は親自身が自分の目標達成のために進めている専門分野の勉強で活用してみるとよいです。面白いように効率よく進められるようになってくるはずです。親がそうした勉強の時間管理術をマスターできたなら、子どもにも自信を持ってそれを話せるようになります。しかもそういう勉強ができて思うように進められるようになってくると、勉強をすること自体が楽しいものになってきますから親自身も勉強が好きになってきます。そうなったら占めたものです。他人から聞いたようなことを話しても子どもは「ふ~ん」というくらいにしか捉えませんが、親自身が自分の体験を通した話であればかなりの説得力が出てきます。しかもそれを楽しそうに話をすると子どもも楽しくなって「やってみようかな」と思うわけです。そのためにも親自身が勉強の時間管理術をマスターし、それを使って進めることがいかに楽しいものであるかを子どもに話すようにしてみてください。
以上になります。今回は子どもが勉強を前向きな気持ちで進めるためには親自身が勉強を好きになることが必要ですが、こうなるためにはどうしたらいいかについて述べてきました。
子どもは何と言っても親の背中を見て育つものです。子どもに本当に勉強をしてもらいたいと考えるなら、まずは親自身が勉強を好きになる必要があります。大半の人がなぜ勉強が嫌いなのかと申し上げますと、「難しくて分からない」とか「やり方が分からない」など、何かで「分からないという理由がある」からです。これが逆に勉強の「わかる」「できる」が実感できるようになってくるとその途端に面白くなります。私が今回時間管理術を紹介したのは、親自身が時間管理のやり方が分かってそれが使えるようになることで勉強の「分かる」「できる」が実感するようになり、勉強そのものを好きになってもらうためです。っ今回述べた内容を実践することであなたは時間管理のスキルが身につき、勉強そのものも好きになってくるはずです。そうすれば子どもにもその時間管理術を楽しく伝えられるようになりますから、そこから楽しんで勉強ができるようになっていきます。ぜひ勉強の時間管理術をマスターしてください。ではまた次回お会いしましょう!!