41. もっと遊びを楽しもう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴は学生アルバイトの時も含めて通算31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。「もういくつ寝ると、お正月~」とあと2日で新年を迎えますね。お知らせにも掲載していますが、このブログは12/31(火)~1/5(日)の間はお休みさせていただきます。私もこのブログの第19回「家族を大切にしよう!」で家族サービスすることの大切さを述べていることもあり、これをきちんと実行させていただきます。みなさんもこの期間に限りませんが、ご家族・ご親族の方を大切にしてくださいね。

 さて、前回は情報の本質を見抜くために何をしていけばいいかについて述べていきました。今回は「もっと遊びを楽しもう!」になります。子どもの頃はよく遊んでいても、だんだん大人になっていくにつれて、私たちは遊ばなくなります。それどころか、遊びそのものを「くだらない」とか「時間の無駄」とか「子どもがするもの」と言って、次第に否定的になっていきます。これは極めて危険な状態です。遊びこそ脳を活性化させるには大事なことで、仕事も遊びを取り入れることで楽しいものになり、職場自体も活性化されていくはずです。今回は遊びをどのように取り入れていけばいいかについて述べていきますよ。

仕事の中に遊び(笑い)の要素を取り入れる

 仕事はまじめにやらなくてはならないものなのでしょうか?これを聞くと「当たり前でしょう」という答えが返ってきそうですね。別に「仕事を適当にしましょう」とか「仕事をふざけながらやりましょう」と言っているわけではありません。「仕事に遊びの要素を取り入れたほうがいいのではないでしょうか?」とお聞きしているのです。                                                                                                   

 人間の脳は、リラックスしながら熱中している状態が最もパフォーマンスを発揮しやすいと言われています。みなさんも子どもの頃に遊びに夢中になって、気がついたら何時間も経っていたという経験があるかと思います。

 ということは、もし仕事に遊びの要素を取り入れたとしたら、仕事も楽しみながらできますし、かつ最高のパフォーマンスを発揮できるのではないでしょうか?

 2006年に廃止されましたが、かつて全国高額納税者番付で1位だった斎藤一人は言います。「仕事は遊びだ。ゲームだ。だからこそ徹底的に一生懸命やる」と。仕事を仕事だと思う、すなわち「やらなければならないもの」と思ってしまえば、しんどいだけのものになりますが、仕事を遊びだと思えば一生懸命やることができます。

 私が勤務している学習塾で受験生のクラスを見ていると、どのクラスも「どうしたら合格できるか」とか「ここがポイントだぞ!」といった声が飛び交い、どの生徒も真剣で笑いはほぼありません。これはかなりストレスが溜まっているかと思います。実際、ムシャクシャしているからなのか、トイレットペーパーがまるごと便器の中に投げ込まれていたり、生徒同士が些細なことで喧嘩になるといったトラブルがどこかの教室で起こっています。これは、受験学年になるまでの授業にはあった遊び(笑い)がなくなっていることが大きいのではないかと思うのです。

 私も長年塾の講師をやってきていますが、授業を生徒が集中して聞けるように、たとえ受験生であったとしてもあえて遊び(笑い)の要素を取り入れるようにしています。実はこの方が生徒の成績が上がっています。実際、私が担当していたクラスの生徒は授業がおもしろいせいか、変なトラブルは一切ありませんでしたし、全員宿題もきちんとやってきていました。逆に笑いのない授業クラスでは、「忙しくてできませんでした」と言ってやってこない子が必ずいます。これは遊び(笑い)のないストレスから、生徒が今一つやる気になっていないことが原因になっているからなのだと思います。

 みなさんも現在している仕事に遊び(笑い)の要素を入れることを強くお勧めします。問題はどうやってそれをするかということですが、おもしろそうなグッズをデスクの前においてみるのもいいですし、仕事中に調べ物などをしておもしろいこと(もの)を見つけたら、それを近くの人に話をして、そのおもしろさを共有して笑いあうという感じです。これが日常の仕事に取り入れられるだけで、仕事そのものが間違いなくおもしろくなりますよ。もちろん、自分で仕事そのものをゲーム感覚にして楽しんでいくのもいいですが、やはり他人を巻き込んだ方がおもしろいです。そうしていくうちにあまり仲が良くなかった人でも打ち解けて仲良くなり、一緒に仕事をするのが楽しくなってきます。そうなると、仕事に毎日行くのが楽しくなりますよね。ぜひ、仕事の中に遊び、それも笑いの要素を取り入れるようにしてみてください。

休みの日に思う存分遊ぶ

 さて、今度は休日の遊びについてです。みなさんは休日にきちんと遊べていますか?休み中でも仕事のことが気になってあまり楽しくないなんてことになっていませんか?発明家のニコラ・テスラは言います。「真の創造性は、遊び心によって刺激され、知識とインテリジェンスによって制御されるものだ」と。すなわち自らの創造性を刺激していくには、遊びそのものが大事になるということです。遊びは自分自身をリラックスさせるばかりか、それを家族と一緒に行うと家族との絆も強いものにしていきます。

 さらに遊びは、脳の高度な機能を活性化させてくれます。精神外科医のエドワード・M・ハロウェルは言います。「(遊びは)脳の実行機能に良い影響を与える。実行機能とは、計画、優先順位づけ、スケジューリング、予測、以上、決断、分析など。つまりビジネスでの成功に不可欠なスキルの多くを含むものである」と。

 このように、思う存分遊ぶことで、それが仕事にも活かされるようになるのです。それなら、休日は仕事のことなんか忘れて思いっきり遊ぶほうがいいですよね。ですから、とにかく休日の間は遊ぶことに専念すればいいかと思います。

 以上になります。今回遊びをもっと楽しんでいくことについて述べていきました。これから年末年始でお休みの方も多いかと思いますが、その間は遊んで思いっきり楽しめばいいかと思います。家族や親戚と楽しくつき合ったり遊んだりすることが、お互いの遊び心をくすぐって、お互いに仕事に生かせるようにもなります。とにかく休みの日は思いっきりリラックスして遊ぶようにしてみてください。では、また今度は新年1月6日にお会いしましょう!!

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