◇145. 積極的な行動を心掛けよう!

4 min
花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

FOLLOW

 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は自分が職場で頼まれたことをどんどん引き受けて常に利用されてしまういわゆる便利屋になり下がってしまった場合に、どのようにすれば便利屋から脱却し、気持ちよく業務に励むことができるようになるかについて述べていきました。

 今回は「積極的な行動を心掛けよう!」になります。大半の人は職場のルーティン業務をすることだけに捉われて、自分から仕事を取りに行くなどの積極的な姿勢をなかなかとることはありません。自分の業務だけで手一杯で他の人の業務を手伝うことができない状態なら仕方がない面がありますが、その状態を続けていてもあなた自身の業務レベルは上がっていきません。やはり自分の業務のレベルを上げて迅速かつ丁寧な仕事をできるようになれば、仕事が早く終わりますし、かつ顧客からも信頼されるようになります。あなたも本当は自分の評価を上げるためにも「本当は積極的に行動したい」と思っているのではありませんか?今回はどのようにすれば自分の職場での行動が積極的になっていけるのかについて述べていきますよ!!

給料の範囲内?

 誰でも自分が毎月もらう給料の額は結構意識していると思いますが、この額に縛られている人は多いように思えます。もらっている給与の額に満足がいかず、「これだけしかもらっていないのだから必要以上に仕事をするのは損」だと考えてしまうのです。こういう考えを持っていると、まず積極的に行動したいとは思いませんよね。現在もらっている給与額に必要以上に捉われていると、これが間違いなく足かせなり、あなたの積極的な行動を妨げるようになるのです。

何のために働いている?

 そうすると、ここであなたが「何のために働いているのか?」が重要になってきます。大半の方は「生活費を稼ぐため」になりますよね。もっといえば、これだけにとどまらず、家族や友人と食事に行ったり、どこか旅行に行ったりなどの余暇を楽しむためでもあるかと思います。これらを簡単に言えば、「お金のため」ということに集約されますね。

職場では「お金のため」とは切り離す

 働く目的は「生活費を稼ぐため」などの「お金のため」でいいかと思います。誰もがそうなりますからね。ただ職場に入ると、この「お金のため」という考え方は完全に切り離す必要があります。というのは、職場というのは顧客との信頼関係で成り立っているからです。会社の商品は顧客がその会社の商品およびその会社の従業員を信頼して購入してくれます。すなわち、会社にとって最も大事なのは顧客なのであり、従業員の給料ではありません。従業員の給料も顧客からお金をもらうことで支払われるようになるわけですから、ここから考えても顧客がいかに大事であるかが分かりますよね。

 これは私のブログで再三申し上げていることになりますが、仕事をするのは「顧客のため」になります。職場以外のところでは「お金のため」でも構わないのですが、職場に一旦足を踏み入れたなら、「お金のため」とは完全に切り離して、仕事をする目的を「顧客のため」に切り替える必要が出てくるというわけです。

給料が上がるとはどういうことなのか?

 職場に入り、仕事の目的が「お金のため」から「顧客のため」に切り替わることができれば、「給料の範囲内」をいう縛りもなくなるかと思います。ここで、あなたの給料が上がるというのはどういうことなのかを考えてもらいたいと思います。給料というのは、やってきた仕事の対価としてあなたに支払われますよね。これはあなたが給料を支払う立場として考えていただきたいのですが、ルーティン業務など同じことばかりしている従業員に対して給料をアップさせたいと思いますか?恐らく思わないですよね。「同じことをしているんだから同じ額でいいだろう」ということになります。ここであなたの現在の仕事について考えていただきたいと思います。あなたは現在ルーティン業務以外の自分がレベルアップしていくようなことを日々取り入れていますか?これは大半の人が“NO”と答えるかと思います。これは結局、ルーティン業務で同じことばかりしているのでレベルアップがなされておらず、給料が上がる資格を持ちあわせていないということになるのです。すなわち給料が上がるというのは「自分自身のレベルアップがなされること」ということができるのです。

自分自身をレベルアップさせるには

 さあ、ここまででルーティン業務ばかりするのではなく、自分自身をレベルアップさせていくことがいかに大切であるかがお分かりになりましたね。ではどうやって自分自身をレベルアップさせていくのがよいでしょうか?まずは毎日の業務の見直しです。これも再三申し上げていることですが、あなたはきちんと業務計画を立ててから業務を始めていますか?業務計画を立てていない方はぜひ私のブログ「◇86. 1日の計画を最重要視しよう!」で詳細に述べていますから、こちらを読んで毎日計画を立てるようにしてください。このブログでも述べているように、その日の業務を全て書き出し、その業務すべてに優先順位をつけ、それらを15分刻みの時間設定をした計画を立てていくのです。中には1時間以上かかる業務も出てくるかと思いますが、なるべく15分でできることを詳細に計画を立てていくのがポイントです。この15分刻みの計画があなたに革命をもたらします。そうです。仕事が迅速かつ丁寧にできるようになるのです。15分という時間の短さがあなたに適度の緊張感をもたらし、その業務に集中して行えるようになるのです。すると、集中することで速くできるようになるばかりか、非常に丁寧に作業を進めることができるようになります。すなわち迅速かつ丁寧な業務ができるようになるわけです。

他人(上司)の業務を積極的に手伝う

 あなた自身の業務レベルがアップして迅速かつ丁寧な仕事ができるようになってくると、時間的な余裕ができるようになってくるので、ここで自分から動くことが大切です。というのは、何かくれるのを待っていたらそれに付け込んで自分の仕事を振ってくる人が出てくるからです。そういう自分が意図しない業務を引き受けずに済ませようと思うのなら、やはり自分から動いていくのがベストになります。そのためにまずは直属の上司のところに行って何かお手伝いできることはないかを聞くのです。すると、上司は喜びます。上司も自分の仕事で大変になっているところがありますから、このように積極的に手伝ってくれる人がいたらすごくありがたいのです。こうして上司の仕事を手伝っていると、上司の仕事を覚えますし、また上司も仕事ができるあなたに重要ポストを推薦してくれるようになります。そうすると、あなた自身が出世し、結果的に給料が上がっていきますよね。このように自分から積極的に動くことは自分自身が新たな上司の業務を覚えるなどのレベルアップにも繋がり、それが収入アップへと繋がっていくのです。

 以上になります。今回は職場でただルーティン業務だけをしていくのではなく、自分の収入をアップさせるためにも職場でどのようにすれば積極的な行動をとれるようになるかについて述べていきました。

 仕事は家では「お金のため」でも、職場に入れば「顧客のため」に切り替えるようにし、日々自分自身のレベルアップに取り組む必要があります。自分自身がレベルアップをしていくには、ルーティン業務のあり方そのものを変えていくことが大事で、そのために日々業務計画を立てるようにしていきます。ここで15分刻みの計画を立てることで自分の業務レベルが格段に上がっていきますから、そうなった時に積極的に他人それも上司の仕事を手伝うようにしていくのです。それにより、あなたは上司の仕事ができるほどのレベルに達することができるようになり、それに伴って給料も上がっていくようになるということです。ですから今回述べた内容をしっかり実践し、職場でどんどん積極的な行動をとるようにしてください。ではまた次回お会いしましょう!!

関連記事