◇137. 短期間で急成長できる土台を作ろう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回はスマホ依存症とまではいかなくてもそれに近い状態でスマホをついずっと見てしまう癖がついている人は非常に多い中、どのようにすればスマホを見る時間を最小限にとどめた上で現代では必要不可欠と言われるこのスマホを上手に活用できるかについて述べていきました。

 今回のテーマは「短期間で急成長できる土台を作ろう!」になります。誰でも同じ成功をするのなら短期間でそれを成し遂げたいと思いますよね。実はこれは土台さえ固まれば可能になります。ここからはどのようなことをすれば短期間で急成長できる土台を固めることができるかについて述べていきますよ!!

専門書を繰り返し読む

 自分がめざすことの内容が書いてある専門書の内容をあなたの知識として定着させることはあなたが成功するためには必要不可欠なことです。ただ、専門書も当然専門的な内容になりますから、自分が知らない言葉も数多く出てきますし、思うように読み進めることができないことも多々あります。実はこれが嫌になって専門書を読むのをやめ、自分も目標そのものを諦めてしまうケースは非常に多いです。あなたもこのような経験があるのではないですか?成功する人は、分からない語句や内容が出てきたら徹底的に調べます。自分がその分からない語句や内容を理解しながら読み進めているのです。そして1冊読み終えたらそれをまた読み直します。専門書も1度読んだだけですべての内容が頭の中に入る人はいませんし、1度読んだだけで理解できるものでもありません。繰り返し繰り返し読んでようやく専門書の中でどういうことが書かれているかが分かってくるようになるのです。

読書の時間を1日1時間は取るようにする

 「短期間で急成長できるようになる」ことを考えると、専門書は早く読み終える必要があります。というのは、本の記載内容を自分の技能として定着させるには当然、本の記載内容を実行して自分のものにする必要があるからです。本を読みながら実行できるものは、そうすればよいですが、専門書というのは全体の内容を理解していないと分からない部分も結構あります。それを考えるとできるだけ早く読み終えることが得策になりますよね。ですから1日最低1時間くらいは読書する時間を確保し、どんどん読む進めるようにしてください。これが別に短期間で急成長することを求めていないというのであれば、1日15分くらいの読書時間で十分かと思います。しかし、短期間でどうしても本の内容をマスターして成功したいという気持ちが強いのであれば、1日最低1時間は専門書を読む時間を確保するようにしてください。ただし、これは別に必ず自分の部屋の中でやらなければいけないということではありません。電車やバスなどの公共交通機関を使って通勤している人は、その通勤時間を利用すればよいです。もし片道30分なら往復で1時間になりますから、それだけで読書の時間は確保できますよね。ただ、電車とかバスに乗っていると、ほとんどの人がスマホをずっといじっているのを見かけます。私の前回のブログ「◇136. スマホを上手に活用しよう!」でも述べましたが、スマホを1日2~3時間ずっと見続けるのは時間の浪費でしかありません。電車やバスなどの公共交通機関を利用するときは読書をするほうが圧倒的に有益です。1日たった15分の読書でもこれを毎日続ければ1年間に15~18冊の本を読むことができます。ということはもし1日1時間読書しようものならその4倍の60~72冊の本を読むことができる計算になります。ただしこれは1回読むだけの計算なので繰り返し読んだり、分からない語句などを調べながら読んでいるとそこまでの冊数は読めませんが、それでもほとんど読書をしていない社会人の中でこれだけの読書をしたらあなたは同世代の中でも群を抜いて教養の高い人物になることができるようになります。あなたも普段「時間がない」と思っているのなら、この公共交通機関を利用してそれを読書の時間に活用すべきです。ぜひこれをやってみてください。

具体策の期限を設定する

 専門書を読んで自分が身につけるべき技能が分かったら、それを身につけるための具体策を実行していく必要があります。この具体策の実行で最も大事なのは「いつまでにその技能を習得したいのか?」になります。すなわち具体策の期限設定です。短期間で習得したいのであれば期間を短めに設定する必要があります。ただし、これは無理のないように設定してください。いくら早く習得したいからといってあまり自分に負担をかけるようなことをしていると、その具体策をするのが嫌になってその場で諦めてしまうことになります。ですからあくまでも自分が「現在の生活の中で確実に実行できる」ことを前提にした無理のない範囲で設定していくことが大事になります。

具体策の時間を30分~1時間くらいとる

 具体策を習得したい期限が決まったら、必然的に現在までの日数で割り算すれば1日にするべき具体策の時間が算出されますが、これが30分~1時間の間に収まっていることが理想です。というのはこのくらいの時間が無理のない範囲で毎日実行できる時間だからです。これより多くなるとちょっときつくなります。具体策を実行するためには、現在の生活で他にしていることを削ったり短縮したりする必要が出てきますが、せいぜいできて30分~1時間くらいが限界ではないでしょうか?専門書に書いてある技能を短期間で習得するということを考えると、確かにこれ以上の時間を確保できれば理想ですが、現実の問題としてそこまで確保するのは難しいかと思います。ですから無理のない範囲で1日30分~1時間確保できれば十分だと考えるようにしてください。

具体策を習慣化する

 具体策を1日30分~1時間確保することができたら、今度はこれを習慣化します。自分がこれから身につけたい技能というのは、だいたい自分が今まで手をつけてこなかったもの、もしくは自分が苦手にしているものであることがほとんどですから、基本的に「やりたくないもの」になります。しかし、その技能習得のためにはその「やりたくないもの」を毎日やっていく必要があるのです。そうなると、当然途中で嫌になってやめたくなるのが普通です。大半の人はこの「やりたくない」具体策を毎日することに嫌気がさしてこの具体策をするのを途中でやめ、自分の目標達成を放棄してしまうのです。しかし、成功する人は違います。具体策をする時間を「何時何分から何時何分までするか」きちんと決め、その時間になれば「それをするのが当たり前」の状態にしてしまうのです。すなわち習慣化です。この習慣化ができればかなり楽になります。今まで「やりたくないもの」だと思っていたものが「やるのが普通」になります。ですから時間が来れば「気がついたらそれをやっている状態」になります。それをさらに進化させるなら、それを習得した時の自分を想像しながら進めていくのです。すると、その具体策は「やりたくない」どころか「やるのが楽しみ」なものに変貌していきますよね。そこまでのレベルに達すれば、その技能の習得は秒読み段階に入ったも同然です。モチベーションが上がって「もっと早く習得したい」という気持ちが大きくなれば、今の時間よりも多い時間を何としても確保するようになってきますよね。それによってその技能の短期間での習得が可能になるのです。

 以上になります。今回は誰でも成功をするなら短期間でそれを成し遂げたいと考えますが、そうなるためにはどのようにすれば短期間で急成長できる土台を作ることができるかについて述べていきました。

 短期間で急成長できる土台を作るためには、まずは専門書を繰り返し読んだり、読書の時間を公共交通機関も利用しながら1時間は確保することが大事になります。それができたら今度は専門書に書いてある技能を身につけるための具体策をいつまでに習得したいかの期限を設定します。これは自分の普段の生活に支障をきたさない程度である1日30分~1時間の間でできるように設定することがポイントになります。それができたら今度は1日のうちで何時何分から何時何分までそれを実行するのかの時間帯をきちんと決め、毎日その時間になったら具体策を必ず実行するようにします。それによって、その具体策の実行を完全に習慣化していきます。習慣化できるようになったら今度は実際自分がその技能を習得したところを想像してその具体策をすること自体を「楽しみなもの」にしていきます。そこまでのレベルに達すればあとはどんどん具体策を進めて確実に習得するだけになるというわけです。今回述べた内容は、成功するための技能を短期間で身につけるためのいわば「仕組み化」になります。あなたも今回述べた内容で仕組み化したものを自分の生活の中に取り入れ、ぜひ短期間で必要な技能を習得して成功を成し遂げてください。ではまた次回お会いしましょう!!

 

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