教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は自分がやりたくないものを抱えているとき、それはただ自分の思い込みだけで「やりたくない」と考えていることが多いことから、どのようにすればその気持ちを疑い、逆にそれに対して前向きに取り組んでいけるようになるかについて述べていきました。
今回は「自分を上昇気流に乗せよう!」になります。地道に努力することはもちろん大事ですが、もし可能であれば最短期間で成功させたいと誰もが思いますよね。自分を上昇気流に乗せるためには、あなた自身が上昇気流に乗せられる基盤を身につける必要があります。ここからはどのようにすればそのような自分を上昇気流に乗せられる基盤を身につけて、最短期間で成功に結び付けていくことができるようになるのかについて述べていきますよ!!
目次
明確な目標を持つ
自分自身を行動に駆り立てて上昇気流に乗せるために最も必要なものは「明確な目標」です。これが「1億円が手に入ったらいいのになあ」とか「お金持ちになれたらいいのになあ」という単なる憧れとか願望では意味がありません。「月平均100万円稼ぐ」とか「年内に家族でフランス旅行する」という感じで、誰が聞いても明確な目標を立てる必要があります。私のブログをずっと見ている方はこのような明確な目標を立てているかと思いますが、もしまだの方は私のブログ「◇1. 今年の目標を立てよう」で目標の立て方を詳細に述べていますので、こちらをご覧になってまずは明確な目標を立ててみてください。
成功者のやり方を学ぶ
自分が目標としているものに最短で達成するためのいちばんの近道は、成功者のやり方を学ぶことです。成功者がどんな本を読み、どんな具体策を実行して成功にたどり着けたのかを学び、あなたもその通りに実行すれば最短で目標達成することはできます。ただし、ここで注意しなければならないのは、成功者の失敗や苦労も学んでおくことです。大半の人は「手っ取り早く成功させたい」との思いや焦りから、できるだけ自分が楽をして達成しようと試みます。しかし、このように自分を楽な方向へ走らせてしまうとたいていは失敗します。だからこそ成功者の失敗体験が重要になるのです。これは自分がその失敗をしないためにもなりますが、それ以上に成功者が「失敗から何を学んだのか」が重要になるのです。成功できる人とそうでない人の最大の違いはまさにここです。大半の人は失敗することでその目標達成を諦めますが、成功する人は失敗を研究し、「どうしたらうまくいくのか」を徹底的に考えて別の具体策を考え出し、その具体策を実行することでその失敗を生かしているのです。成功者はどうやったら成功できるかを書いた本を出していることも多いですから、その本をしっかり読み、そこに書いてある内容の中でも成功者が味わった失敗に目を向けて自分自身も具体策を実行することができれば、あなたは間違いなく最短で目標達成にたどり着くことができるはずです。
いきなり上昇気流に乗れることもある
大半の人は会社では平社員からスタートし、そこから地道な努力によって次第に昇進していくことを考えます。しかし、入社して最初の頃はそういう意気込みを持っていても、だんだんとなかなか昇進できない現実に嫌気がさしてきて、やる気や意欲そのものを失ってしまうことがザラにあります。毎日ルーティン化された決まりきった仕事だけをこなし、次第にそれにマンネリ化していくのです。そして昇進するチャンスにもなかなか巡り合うことがないことから、それがさらに自分の意欲減退に拍車をかけ、平凡な職場での生活を強いられる結果となるわけです。
しかし、大半の人がこういう現象になっている中で、あなた自身が自己改革を行い、業務レベルが格段にアップしたらどうなるでしょうか?どのように自己改革をしていけばいいかについては、私のブログ「◇14. 使える人材になろう!」で詳細に述べていますので、ぜひこちらも併せてご覧ください。あなたが自己改革をして使える人材になるためには、あなた自身が「迅速かつ丁寧な仕事」ができる人になるのが最も良い方法です。迅速かつ丁寧な仕事ができるようになるためには、あなたが1日の業務を計画的に進められているかどうかがカギを握っています。これは私のブログ「◇86. 1日の計画を最重要視しよう!」で詳細に述べていますが、仕事に優先順位をつけて何の業務をどの時間帯でするか15分単位の計画で立てることがもっとも有効な手段となります。これによりあなたの業務レベルは格段にアップしますので、そうなれば上司や周りのスタッフからあなたを見る目が変わってきます。そしてそういうレベルに達したときは、昇進するチャンスにも恵まれるようになります。上司から「~のプロジェクトをやってみないか?」という話が舞い込んできたりするのです。ここであなたがそのプロジェクトを成功に導けば、一気に昇進する可能性は大です。このように大半の人が平凡なルーティン生活を送る中で、あなたが自己改革を断行できれば、いきなり上昇気流に乗れるようになることは十分可能なのです。
「役に立とう」という意識で仕事をする
さあ、自己改革をしてあなたの業務レベルがアップしたなら、次に必要になることは「上司の仕事を覚える」ことです。たとえあなたが昇進しても上司のやっている仕事の内容が分からなかったらそのポストで成功できなくなってしまいます。上司の仕事を覚えるためには「上司の仕事の手伝いをする」のが最善の策になります。これは「◇66. 仕事で『役に立とう』という意識を持とう!」で詳細に述べているので、ぜひこちらも併せて読んでいただきたいのですが、これは別に上司に気に入られてそのポストを手に入れようとする打算的な心は持つことではありません。あくまでも「上司の仕事を助ける精神」です。そのためには自分自身の仕事を早く終えるようになっておく必要があります。だから前述の「迅速かつ丁寧な仕事」ができるようになっておくことが大切になってくるのです。あなたがこのレベルに達していれば、上司の仕事を手伝う余裕が出てきますから、上司に「私の仕事が完了しましたので何かお困りなら手伝いますよ」と積極的に上司から仕事をもらうように自分で仕向けていくのです。すると、上司はその言葉に喜び、自分が仕事で進んでいない仕事を振ってきますから、あなたがその仕事をすることによってその上司の仕事内容を詳細に覚えるようになってくるのです。そうなると、あなたが昇進した時に困らないばかりか、スムーズにその仕事をこなして更なる昇進を果たすことができるようにもなってきます。そうなるとあなたの給料はますます上がってきますよね。
このように職場で「役に立とう」という意識で仕事をすることは、上司を喜ばせ、あなた自身を上昇気流に乗せることができるようになってくるのです。
以上になります。今回は大半の人がルーティン業務に追われて思うように昇進することができない状態になっている中で、どのようにして自分を上昇気流に乗せる基盤を作り、実際に自分を上昇気流に乗せて成功への最短距離を進むことができるかについて述べていきました。明確な目標を持ち、成功者のやり方を学び、迅速かつ丁寧な仕事ができるような自己改革を行い、上司の役に立とうという気持ちで業務に励むことができればあなたはきっと自分を上昇気流に乗せて成功への最短距離を歩むことができます。今回述べた内容をぜひ実践して、ぜひ自分を上昇気流に乗せて成功をつかみ取ってください。ではまた次回お会いしましょう!!