C2. 子どもの肯定的意図を引き出そう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴は学生アルバイトの時も含めて通算31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。さらに最近では本を出版するための執筆活動も行っているところです。
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【子育て編】

 教育・心理カウンセラーで自己啓発作家の花賀作象です。前回【子育て編】第1回の内容は「子どもの意欲を引き出そう!」で、子どもが勉強に対してなかなかやる気を出さない中、どのようにすればその意欲を引き出すことができるかについて述べていきました。

 今回は「子どもの肯定的意図を引き出そう!」になります。肯定的意図とは、子どもが否定的な発言をするなどをしたときに、その裏側にある肯定的な気持ちのことを言います。子どもが反抗的な態度を取っていても「本当は~したい」という肯定的意図を持っているものです。これをどのようにすればその気持ちを引き出して子どもとうまく付き合っていけるかについて述べていきますよ!!

否定的な言葉には理由がある

 否定的なことを言われると誰でも嫌な気持ちになったり腹が立ったりしますよね。ただ、子どもがそういう否定的な発言をしたとき、たいていその理由があります。親から嫌なことを言われた、やりたくないことを無理やりさせられた、兄弟姉妹と比較されて屈辱を受けた…などです。その時にすぐに言う子であれば問題ないですが、中には我慢する子もいます。そうなるとそれがだんだんたまってくるので、反抗的な態度となって否定的な言葉が出てくるようになるのです。

子どもに問題がある??

 そんな時に「何でそんな言い方をするの?」と子どもに問いかけても素直に答えてくれません。それは今まで積もりに積もったものがあるのに加え、ある重大な理由があるからなのですが、それは何だかお分かりですか?それは子どもがそういう反抗的な態度を取るのは子ども自身に問題があると考えてしまっていることです。たとえば「動画の影響を受けてあんな態度を取るようになっている」とか「反抗期だから仕方がない」などと考えることです。本当にそうなのでしょうか?ただ、そういう動画を見ても何の影響もない子もいれば、反抗期でも仲がいい親子もいます。であれば前述の理由は成り立たないことになりますよね。

 「子ども自身に問題がある」と考えているということは、子どものことを悪く見ているわけです。ここで考えていただきたいのが、あなたは自分のことを悪く見る人に対していい印象が持てるのかということです。これはさすがに持てませんよね。職場でも自分のことを常に問題視してくるような人に対してはいい印象を持てないはずです。だったら「子どものほうに問題がある」と考えるのがいかにいけないことなのかがお分かりですよね。

「素直でいい子」だと心底から思うようにする

 だったら親が「今まで子どもに対して言ったことややってしまったことで何か悪いことをしてしまったのだろうか?」と深刻に考えてしまう人もいますが、そこまで深刻になる必要はありません。大切なのは子どものことを「素直でいい子」だと心底から思うことです。心底から思っていることは必ず言葉や行動に出てきます。もし今まで「子どものほうに問題がある」という思いで子どもと接していたなら、そういう子どものことを悪く見る言い方になったり態度を取っていたので、子どももそれに呼応して反抗的な態度になっていたわけです。しかし、「この子は素直でいい子だ」と心底から思って接するようになると、それが言い方や態度になって現れますから、子どもも親のその変化を感じ取ります。すると、今まで反抗的な態度を取っていたのが嘘であるかのように素直ないい子になってしまうのです。

否定的な言葉をまともに受け取らない

 子どもが「~したくない」というと、結構多くの親は怒って「したくないんだったらやらなくていいよ。勝手にすれば」みたいな捨て台詞を言います。これは子どもにとっても親にとっても良くないことになります。

 ここでもし前述した「この子は素直でいい子だ」と心底から思っていたとしたら、そんな捨て台詞は言いませんよね。そうではなく「どうしたの?何かあったの?」と心配してそれを尋ねるはずです。そうすると子どもは本音を話してくれるのです。

 ですから子どもが否定的な言葉を言ったときにはそれをまともに受け取らずに「この子がこういう否定的なことを言うのは何か理由があるはずだ」と思うことが大事です。

肯定的意図を引き出す

 ここまでのことが理解できましたらいよいよ子どもの肯定的意図を見出していきます。人間の行動の裏側には必ず肯定的な意図があります。たとえば子どもが「勉強したくない」と言ったとします。これに対し、大半の親は「そんなこと言っていると将来いいところに就職できないよ」などという否定の言葉を否定の言葉で返しています。前述までの内容が理解できていたら、こんなことを言っても全く意味がないことがお分かりですよね。

 ここで前述のことが活きてきます。「勉強したくない」という子どもに対して「どうしたの?何かあったの?」と尋ねるのです。すると何か理由を言ってくるはずです。そこで「分からない問題が多くてなかなか進まないから嫌になってくる」と言ったとします。ここでこの後どういう言葉をかけてあげたらいいと思いますか?それは「そうだね。なかなか進まないと嫌になるよね」と一旦子どもの言うことを肯定し、「じゃあ、どうやったら進むようになると思う?」と聞くのです。ここでのポイントは子どもの言い分を認めた上で「どうやったら~できるようになると思う?」と尋ねることです。この質問をすることで、子どもが本来持っていた肯定的意図を引き出すことができるのです。こうなると子どもは否定的な言葉がどんどん減り、自分からどんどん勉強するようになりますよ。

 以上になります。今回は子どもが否定的なことを言ってきたときにその裏側にある肯定的意図をどのようにすれば引き出すことができ、子どもとうまく付き合っていけるようになるかについて述べていきました。

 子どもが反抗的な態度をとる最大の要因は「そういう態度を取るのは子どもに原因がある」と考えてしまっていることです。誰でも自分のことを問題視されて悪者にされると、その人に対していい印象を持たないのであり、「子どもに問題がある」と考えること自体に問題があるといえます。

 これを解消するには「この子は素直でいい子だ」と子どものことを心から信頼し可愛がることが大切になってきます。普段からこういう思いを持つようになるだけで子どもの態度は一変します。そして否定的な言葉に対しても「どうしたの?何かあったの?」と心配するようにし、「どうやったら~できると思う?」と尋ねることで子どもの肯定的意図を引き出すことができるのです。

 今回述べた内容は、親子関係を良好なものにするためには必須のことになりますから、子どもの反抗的な態度に悩まされている方はぜひ実践してみてください。ではまた次回お会いしましょう!!

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