◇43. 失敗から学ぼう!

3 min
花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

FOLLOW

 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回はどのようにすれば、普段から「私はできる」と思うことができ、失敗が続くような状況になったときでもすぐに立ち直って前進することができるのかについて述べていきました。

 今回のテーマは、「失敗から学ぼう!」になります。失敗は成功のもとと言われるように、失敗には成功に繋がる種が備わっています。ただ、このことは分かっていても実際に失敗した場面に遭遇すると、これからどうしたらいいのか分からなくなり、途方に暮れ、挙句の果てに目標の達成を諦めてしまう人が大半です。では、どのようにすれば、実際に失敗の場面に遭遇したときに、どのようにすれば失敗と向き合って前向きな気持ちで目標達成の具体策に取り組んでいけるかについて今から述べていきますよ!!

失敗から何を学ぶか

 「これは絶対に失敗してもらいたくない」と願っていたことで失敗してしまった…ここで大半の人が絶望感に苛まれてしまいます。「もうダメだ」、「これを失敗したらもうここから成功する気がしない」…という感じで。

 しかし、自分の成功を信じるわずかな人だけはここで諦めません。自己啓発作家のアレクサンダー・ロックハートは言います。「失敗の代償とは、成功の価値を理解するための授業料なのだ。何かに挑戦すれば失敗するのは当然である。失敗したことが一度もないとすれば、失敗するだけの価値があることに挑戦していない証である」と。すなわち、失敗は「挑戦したことへの証」なのであり、誇り高いものということができるのです。

 ここで、この失敗から今後自分に何が必要であるかを学び取らなければなりません。失敗がどんなものであれ、あなたが成功するために必ずいるものがあります。それは何だと思いますか?それは「忍耐力」です。再度目標達成に向けて挑戦していったときに再び失敗する可能性は大いにあります。失敗してもそれに耐えてまた立ち上がることができるかどうかというのは、あなたが成功するために必要不可欠なものになるのです。忍耐強い人たちだけが失敗を成功に転換できるのです。忍耐力をどのようにして身につけていくかについては、私のブログの「◇27. 忍耐力を身につけよう!」で詳細に述べていますので、こちらも併せて読んでみてください。

 忍耐力を身につけた人は、どんなに絶望的な場面に遭遇したとしても、「このやり方がダメだったんだな」と思って気持ちをすぐに切り替えます。そしてその失敗を覆すかのような力が自分の中で自然に沸き上がり、その打開策をその失敗の中から見出していくのです。すなわち、忍耐力があればどのような分野においても大きな成功に結びつけることが可能になるのです。あなたが失敗によって得た最大のものはいったい何なのかといいますと、それは間違いなく「成功するには忍耐力が最も大事」だということです。大半の人が失敗に耐えられなくて挫折していることを考えると、「挫折をしても忍耐力でそれを乗り越えられる」ということを学びとったというのは、他の何よりも大きな価値を得たことになります。ですからそれが分かったことを大いに喜びましょう。そして、その忍耐力こそが、今回の失敗と今後起こるかもしれない失敗に対する「あなたの救世主」となっていくのです。

失敗の中に大きな利益の種子がある

 パナソニック創業者の松下幸之助は言います。「失敗の原因を素直に認識し、『これは非常にいい体験だった』というところまで心を開く人は、後日進歩し成長する人だと思います」と。失敗の中にはすべてそれ相応か、それ以上の大きな種子が宿っているものです。ですから失敗から目をそらすのではなく、失敗の原因を厳密に分析してそれを素直に認識することこそが成功への足掛かりとなっていきます。

 では、具体的にどうすればいいかといいますと、失敗の原因だと考えられるものをすべて紙(ノート)に書き出します。書き出したら今度は「それをうまくいかせるためにはどんな方法があるか」を考えて、思いつくものをすべて書き出します。そして、それを目標と具体策に変え、その目標を達成するためにどういう具体策を毎日どの時間帯でいつまでにやるのかまでを決めて、それをどんどん実行していくのです。もしまた失敗したらこれを同じことをするだけです。この回数を重ねていくと、どのようにすればうまくいくかがだんだん見えるようになってきます。そうなったら占めたものです。成功はもう間近まで来ています。ですから失敗したらその原因を紙(ノート)に書き出し、さらにはその打開策も考えて書き出し、それを実行していく癖をつけるようにしていきましょう!

成功者ほど失敗の数が多い

 ホンダの創業者本田宗一郎は言います。「私の現在が成功というなら、私の過去はみんな失敗が土台作りをしていることにある。仕事は全部失敗の連続である」と。エジソンも電球の発明に至るまでに2万回失敗していると言われていることを考えても分かるように、成功者の失敗の数というのは計り知れないものがあります。どれだけ多く失敗してもその分だけ何回も立ち上がっているのです。一方で成功できない人は大半が1回ないし数回の失敗で諦めています。しかもその失敗を引きずっているので、挑戦してもまた1,2回の失敗で諦めてしまうか、失敗を恐れて挑戦すらしない人も数多くいます。もしあなたが本当に成功したいと思うのなら、数多くの失敗に対する覚悟を持つ必要があります。その覚悟を持つことができれば大丈夫です。あなたは成功者になることができますよ。

 以上になります。今回は、どのようにすれば失敗の場面に遭遇したときに、その失敗から学び、それを目標にして前向きに取り組んでいけるようになるかについて述べていきました。前述のように、数多くの失敗から立ち直るためには、それに耐えうる忍耐力が必要になります。失敗から忍耐力が必要であることを学び、その忍耐力を自分のものにして、失敗の原因を分析してその打開策を立て、それを実行に移すところまでできれば、あなたは間違いなく成功できるはずです。今回の内容に記載されていることを確実に実践して、失敗から学べる人になってください。では、また次回お会いしましょう!!

関連記事