◇168. 嫌いな相手に感謝してみよう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴は学生アルバイトの時も含めて通算31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は自分のやりたいことがあっても配偶者など他人に遠慮して我慢をしている時にどのようにすればそのブレーキを解除して本当に自分がしたいことに向かって進んでいけるようになるかについて述べていきました。

 今回は「嫌いな相手に感謝してみよう!」になります。嫌いな人のことを考えたとき、その人に対する怒りの感情とか嫌な感情が出てくるかと思います。こういう感情を持つことは精神衛生上よくないことで、あなたが得をすることはありません。ここからはこうした自分が嫌いな相手に対する嫌な感情をどのようにすれば逆に感謝するようになり、自分の感情を安定させることができるかについて述べていきますよ!!

自分に嫌なことを言ってくる人

 職場でも自分に嫌なことを言ってくる人はいますよね。そういう人は細かいことを嫌みのようにねちねちと言ってくるのです。これが毎日のように続くと、職場にいること自体が苦痛になってきます。さらには注意された内容に関して自分ができていないのは事実であるからまともに反論もできません。こうなると、そのねちねち言ってくる人に対し怒りの感情しか起こらなくなってきますよね。

冷静に自分のことを見てみる

 ここで感情的になって「こんな会社辞めてやる!」と思ってすぐその行動に出てしまうのは賢明なことではありません。というのは、そういうねちねちした人はどこにでもいるからです。仮にその職場をやめて、別の職場にうまく再就職できたとしても、また同じようなねちねち注意してくる人がその新しい職場にもいるわけです。すると、またそこを辞めたくなって辞めてしまうことにもなりかねませんよね。

 ここで大事になってくるのが「冷静になって自分のことを見てみる」ことです。確かにねちねちした言い方で注意してくる人は鬱陶しいところがありますが、自分がその注意された点ができていないというのは事実ですよね。だったらそれを直すほうが賢明です。

注意されたことを直すことをためらわない

 ここで注意されたことを直すことをためらってはいけません。確かに注意されたことを直すのはまるでねちねち注意してきた人に屈したような気分になるので、それが嫌になったり屈辱的な気分になるのかもしれません。ただ、よく考えてみてください。自分が注意されるということは、その行為そのものが良くないわけで、あなたのその行為を良くないと思っているのはそのねちねち注意してくる人物だけなのでしょうか?違いますよね。周りの人たちも同じように思っています。ほとんどの人は自分の仕事で非常に忙しくしているので、人ができていないところを注意している余裕はありません。ということは、注意してくれる人というのはありがたい存在なのです。ですからそのように考えていくと、注意されたところを直したほうがいいというのがお分かりになりますよね。

自分のために注意してくれているかどうかは不問にする

 ただ、その人があなた自身のために注意してくれているとは限りません。あなたができていないことのためにそのしわ寄せが自分に降りかかると鬱陶しいからそれが嫌で注意しているという可能性もあります。そういうときはたいてい嫌みな言い方になってきます。そのためにあなたは嫌な思いをしてしまうのです。

 しかし、そういう場合であってもあなたの「直すべき点を指摘してくれている」ことには変わりがありません。しかもそれを直すことによって自分自身の成長にも繋がります。それを考えてみると、相手がどういう理由であれ、自分のできていない点を的確に注意してくれることは本当にありがたいことですよね。ですからそのねちねち嫌味な言い方で注意してくる相手に対して「自分の至らない点を指摘してくれてありがとうございます」と感謝すればいいのです。それは別に本人に言う必要はありません。あなたの心の中で言えばいいです。それをすることによって、あなたの心から怒りやイライラの感情は消え、心が穏やかになっていくのです。

ねちねち嫌味を言う人の態度も変わってくる

 あなたがそうした嫌な言い方で注意をしてくる相手に感謝できるようになると、その姿勢や態度があなたの表情や行動にも現れてきます。すると、改善の姿勢を持って素直に行動しているあなたの印象は周りから見ても非常によくなってきます。そうなると、ねちねち嫌味な言い方で注意していた人も態度もガラッと変わり、あなたのことを好意的に見てくれるようになるのです。そうなれば、あなたも晴れ晴れとした気分で職場に行くことができるようになりますよね。

ただの批判者は反面教師にする

 嫌みな言い方でも注意の内容が自分の改善すべき点を的確に捉えているものなら、それは自分できちんと受け止めて直すようにしていけばよいです。しかし、中には自分の考えが正しいと言わんばかりに相手を批判するばかりの人もいます。こういう人の発言はただ相手を否定したいだけなので、内容が的外れであることがほとんどです。ですからこういう批判者の発言をまともに受ける必要はありません。むしろ「こんな風になってはいけないな」と反面教師にして「こういう人になってはいけないことを教えてくれてありがとう」と逆に感謝するようにするとよいですね。

 以上になります。今回は嫌いな人に対してどのようにすれば怒りやイライラの感情を消し、逆に感謝して心を穏やかな状態にしていけるかについて述べていきました。

 嫌な言い方で自分に注意をしてくる人というのは、基本的に怒りとか嫌な感情しか湧いてきませんが、それを自分の中で持ち続けることでストレスの原因にもなってきます。しかし、冷静になって自分を見たときに、その注意された点ができていないことは確かである場合は、その嫌味な言い方で注意してきた人物は鬱陶しいどころか逆にありがたい存在になります。たとえ、その注意が当人のためではないものであったとしても、注意の内容が的を得ているならそれに従ってそれを直すことのほうが賢明になります。ですからどういう理由であれ、たとえ嫌みな言い方で自分に注意をしてきたとしてもそれを感謝する心を持つことが大事になってきます。それによってあなた自身のこころが穏やかになり、嫌みな言い方で注意してきた相手のあなたに対する態度もガラッと変わってくるのです。ですから今回述べた内容をしっかり実践して、嫌いな相手に対してぜひ感謝してみるようにしてみてください。ではまた次回お会いしましょう!!

花賀 咲象

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 学習塾指導歴は学生アルバイトの時も含めて通算31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
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