C5. 「子どもが言うことを聞かない」から脱却しよう!

4 min
花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴は学生アルバイトの時も含めて通算31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。さらに最近では本を出版するための執筆活動も行っているところです。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

FOLLOW

【子育て編】

 教育・心理カウンセラーで自己啓発作家の花賀作象です。前回【子育て編】第4回の内容は「子どもへの質問力を身につけよう!」で、子どもにどういう言葉を投げかければ前向きになれるのかについて述べていきました。

 今回は「『子どもが言うことを聞かない』から脱却しよう!」です。反抗期という言葉もありますが、どんな子どもも自分の自我が芽生えてくると、親や他人の意思で動くのではなく、自分の意思で動きたいと思うようになってきます。そうなると、親から言われた言葉に対して「そんなことしたくない!」とか「何でやらなきゃいけないの?」という反抗的な言葉が出てくるようになるのです。そうなるともう親の言うことは聞いてくれなくなりますよね。親としては子どもが言うことを聞いてくれないというのは腹立たしいことであり、悲しいことでもありますが、これを機にここから脱却する必要があります。ここからはどのようにすれば「子どもが言うことを聞かない」から脱却して、子どもとうまくやっていけるようになるかについて述べていきますよ!!

 親から言われた言葉に対し、「うるさいなあ!」とか「そんなのやりたくない!」と言われると、ムカッとして腹立たしい気持ちになりますよね。ここでよくやってしまうのが、その言葉に感情的になって子どもを叱ってしまうことです。しかし、子どもはこれを全く受け付けませんからそのとき言われたことは全く聞いていないのです。それどころか親に対する腹立ちの念が増幅し、反発心がさらに増していきます。だからますます険悪な仲になっていくのです。

反抗は成長の証

 こんな時、親は感情的にならず冷静になるほうが賢明です。「子どもは何に対して怒っているのか?」を考えるのです。すると、自然に「何かあったの?」と聞きますよね。ただ、子どもは親のこの質問に対してその時点では答えてくれない可能性が高いです。というのはその時点ではまだ子ども自身が親に対して感情的になっているからです。だからといってここで心配する必要はありません。このときに何も答えなかったとしても、「親が自分のことを気にかけてくれている」という印象がこのとき芽生えてくるからです。すると、後になって子どものほうから何か言ってくるようになってきます。子どもはやっぱり自分のことを気にかけてくれたり、自分のことを理解してくれようとしている人に対しては素直になるものです。ですから子どもに反抗的な言葉を言われたり、反抗的な態度を取られたときこそ親も冷静になることが大事です。それどころか「子どもの自我が芽生え始めた」と子どもの成長を喜ぶ余裕が持てるともっといいです。まさに「反抗は成長の証」でもあるのです。その考え方を前提として、前述のような子どもがなぜそのような言葉を言ったりそのような態度をとるのかを考えてあげるといいのです。

嫌な態度に対して嫌な態度で返さない

 これは相手が子どもに限ったことではありませんが、嫌な態度を取ってくる相手に対して嫌な態度で返すのは賢明ではありません。というのは、それによってあなた自身が損をするからです。職場で上司に嫌な態度を取ったばかりに自分が不利な状況に追い込まれたという話はどこにでもあることです。ということは、子どもに嫌な態度を取られたからという理由であなたが子どもに嫌な態度を取ってしまうのは、あなたが損をするだけで何のメリットもないのです。

 前述したように子どもの反抗的な態度は子どもの成長の証です。だから同じような態度で返してはいけないのです。自分の親のことを「毒親」と言って、大人になってからも自分の親に対して恨みの念を持ち続ける人がいますが、これは非常に悲しいことですよね。これは結局、親のほうが子どもに対し「親にそんな態度を取るのは許せない!」といった怒りを爆発させて、子どもの嫌な態度に対して嫌な態度で返してしまっていたのです。

 やはり親というのは子どもよりも何十年も長く生きていろいろ教訓を得ているわけですから、「やられたらやり返す」的な子どもと同じレベルになってはいけないのです。ここは子どもが嫌な態度を取ってきてもそれをそのまま受けず、子どもの本当の気持ちを考えて、大人として優しい気持ちで子どもに返す「器量の大きさ」を持つべきです。親がこのような姿勢を見せだすと、子どもは親に対して素直な態度を取るようになるものですよ。

子どものことに関心を持つ

 あなたは子どもが学校でいつどんなことをしているかを把握していますか?子どもが普段どんなものに興味を持っていて何が好きなのかを把握していますか?ここまで把握できている方は子どもと非常に仲が良いのではないかと思います。逆にほとんど分かっていないという方は子どもとほとんど会話がないのではないでしょうか?そんな会話のない状態で子どもが勉強をやっていない姿を見たときに「ちゃんと勉強しなさい!」なんてことを言っても、子どもが言うことを聞くわけがないのです。

 「そんなこと言われても毎日仕事でくたくたになって帰ってきて自分の疲れをいかにいやすかだけで頭がいっぱいになっているのだから子どもに構っている余裕はない」という方もおられるかと思います。ただ、それを永遠に続けるのですか?子どもとコミュニケーションを取れないままでいいのですか?

 多くの親は「子どもや家族のために一生懸命働いている」という自負を持っています。だからといって子どもと楽しく過ごす時間を犠牲にしていると、将来あなたに待ち受けているのは家族のだれにも相手にされない「孤独」になります。

 あなたが子どもを養っているとか助けているという自覚があるなら、逆に子どもに助けてもらうのはいかがですか?子どもと楽しく会話することはあなたの癒しになるものです。どんなに疲れていても子どもの楽しそうな表情や言葉を見聞きすると、それだけで疲れが吹き飛びますよ。そして親子が互いに楽しく会話をすることによって互いの癒しになるという相乗効果が生まれるのです。そのためにも親自身がもっと子どもの学校行事や趣味や好きなことなどに関心を持ち、どんな些細なことであってもそのことについての会話ができるようにしておくことは一生の宝になってくるというわけです。

 以上になります。今回は子どもが親の言うことを聞いてくれない状態からどのようにすればきちんと親の言うことを聞き、互いに楽しく過ごせるようになるかについて述べてきました。

 前述の通り、子どもの反抗的な態度を見たときは自我が芽生えたという「成長の証」として子どもを見るようにし、子どもの嫌な態度に対して嫌な態度で返さないようにすることが大切になってきます。そして子どものことにもっと関心を持ち、学校の行事予定表を毎日見る癖をつけて「いつどんな行事があるか」を常に把握するようにします。その他、子どもが好きなゲームとか音楽にも興味を持ってそれについてネット等で調べてどういうものかを把握するように努めるのです。子どものほうも親がそういう知識を持っていたら喜んで自分から話をするようになってきます。子どもも自分が好きなことの話をすることは大好きですから、そういう話を聞いてもらえる親のことが次第に好きになってきます。そうなると親子ですごくいい関係ができあがってきますよね。まさにこれが大事なことなのです。

 親子でいい関係ができあがると、子どもは親の言うことも普通に聞くようになります。つまり「子どもがなぜ親の言うことを聞いてくれないのか?」という悩みがなくなるのです。

 実を言うと「子どもが親の言うことが聞かない」ことの正体は「親が子どもの言うことを聞かない」および「親が子どものことに関心を持っていない」だったのです。だから親の姿勢さえ変われば、この状態は解消されていきます。

 今回述べた内容は親子関係を良好にするためには必須のことになります。今まで「子どもが親の言うことを聞いてくれない」という悩みを抱えていた方は今からこれを実践して、このブログの内容も繰り返し読み込み、ぜひいい親子関係を築き上げてください。それができるようになればあなた自身の心も癒され、親子共にこのことが一生の宝になっていきますよ。ではまた次回お会いしましょう!!

関連記事