◇92. 願望の「言語化+視覚化」で目標達成を早めよう!       

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴30年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は、現在目標達成のために続けている具体策が習慣化されて継続できているのであればそれは立派なことであっても、それがマンネリ化して「ただやっているだけ」の状態なら自分にとって何のプラスにもならないことから、どのようなタイミングでどのように具体策の見直しをかけていけばいいかについて述べていきました。

 今回のテーマは「願望の『言語化+視覚化』で目標達成を早めよう!」になります。目標を紙(ノート)に書くことが目標達成することへの第一歩になりますが(私のブログ「◇1. 今年の目標を立てよう!」参照)、これはあなたの頭の中にある願望を言語化することによって、あなたの「願望を明確化」しているからになります。ただ、これは言語による明確化にすぎないので、目標達成をさらに早めていくには、自分の意識の中で自分が目標達成をしている姿を想像する「願望の視覚化」も必要になります。では、この願望の「言語化+視覚化」をどのように日常に取り入れていくようにすれば目標達成を早めていくことができるかについて今から述べていきますよ!!

目標を紙(ノート)に書く

 願望は意識の中で「~だったらいいなあ」と思うだけで行動が伴わないので、これを実現するためには願望を目標として立てていく必要があります。目標の立て方については、私のブログ「◇1. 今年の目標を立てよう!」で詳細に述べているので、これから目標を立てる方はこちらを参考に立ててみるようにしてください。

 まずは目標ノートを1冊作り、そこに目標を10~15個書き出します。ハーバード大学の調査で、明確な目標を紙に書き出している人とそうでない人との平均収入の差が約10倍になっているという報告もあり(ブログ「1. 人生の目標達成の第1歩を踏み出そう!」参照)、ここから考えても本当に立てた目標を達成したいと思うのであれば、「目標を紙(ノート)に書く」ことがその第一歩となります。

 このように自分の願望を目標としてノートに書き出すことの最大の効果は「願望の明確化」です。誰でも「お金持ちになりたいなあ」とか「スリムな体系になりたいなあ」といった願望を持っていますが、非常に抽象的でぼんやりしていますよね。願望の明確化というのは、このぼんやりした願望を「いつまでに」「何を」「どのくらいの数値で」「どのようにして」実現したいのかを具体化することです。これがただ「~したいなあ」とか「~だったらいいのになあ」と思うだけで行動が伴わない願望とは違い、実際行動することで実現可能なものとなっているのです。

具体策を紙に書く

 では目標を10~15個ノートに書き出せたら今度はそれを実現するための具体策を書き出します。具体策の書き方については、「◇1. 今年の目標を立てよう!」でも詳細に述べていますが、「◇6. 具体策は毎日実行しよう!」でさらに詳細に述べています。具体策がまだ立てられていない人は、またこちらも併せて読んでみてください。具体策は1個の目標につき、1~3個書き出します。ですからもし15個の目標を立てていたとしたら最大15個の具多作ができるということです。ただ、目標と具体策を立て始めて間もない方は、具体策については、目標1個につき1個の具体策でいいかと思います。まずは1個の具体策が毎日確実にできるようになることの方が大切ですから、具体策を立てたら毎日必ずやるようにして、これを習慣化するようにしてください。

朝と晩の1日2回声に出して読む

 目標と具体策をノートに書き出すことができたら、今度はそれを朝起きたときと夜寝る前にできるだけ大きな声を出して読むようにします。これは自分が立てた明確な目標と具体策を潜在意識に送り込むためです。潜在意識がどれだけ願望実現に重要であるかについては、ブログの「◇50. 潜在意識の中に建設的な感情を育てよう!」で詳細に述べていますので、こちも併せて読んでみてください。潜在意識に送り込まれた願望や目標はあなたの信念として育っていきます。それは毎日潜在意識に送り続けることによってかなり強力なものになっていきます。「こんなところで絶対に諦めてなるものか!」というまるで執念のような凄まじい意識の力は信念から湧き起こってきます。この信念の力を育てるために「毎日朝と晩の2回声を出して読む」という行為がかなり重要になるのです。こんなのバカバカしいと思うのではなく、必ず効果がありますから毎日これを実施するようにしてください。

明確な願望の視覚化

 さあ、ここまでの段階で明確な願望を言語化することができました。次は明確な「願望の視覚化」です。成功イメージの視覚化については、私のブログ「◇51. 信念を育てよう!」でも触れていますが、視覚化というのは頭の中で明確な画像を想像することですが、これも毎日行うことで、潜在意識にその画像が送り込まれていきます。潜在意識に明確な画像が毎日送られるようになると、それが現実となって目の前に現れるようになってきます。これはあなたも経験があるはずです。たとえば、あなたは車で深緑色のミニバンが欲しいと思ってこれを毎日頭の中で思い浮かべていたとします。するとあなたはさまざまなところで深緑色のミニバンを見かけるようになります。そして、ネット上でたまたま見ていた広告で欲しかった深緑色のミニバンが今週限定でかなり値引きされる情報を得て、絶対にこのチャンスをものにしたいということでそれを見た瞬間に購入することを決めたという体験です。これと似た体験をしたことがあるのではないでしょうか?他にも例を挙げてみると、あなたは寿司が大好きで毎日回転寿司で寿司を食べるところを想像していたとします。すると親戚の人に臨時ボーナスが入り、親戚の人が回転寿司でご馳走してくれるようになったというような体験です。このようにして、毎日のように頭の中で繰り返し視覚化されているものは現実化していきます。すなわち潜在意識に明確に想像したものが毎日送り込んでいくことは、送り込まれる画像を現実化するというすごい力を持っているということです。

 ですから、あなたが最終的に目標を達成して満面の笑みになっているところを毎日想像していくのです。また、目標達成のために必要な技能を習得するために具体策を毎日進めていくわけですが、それらの技能がすべてできるようになり、仕事もどんどんこなして顧客に信頼されている自分を毎日想像するのです。そうすることによって、それにだんだん近づいていくようになりますから、目標達成が早まります。ですから前述の願望の言語化に加え、この願望の視覚化についても毎日行うようにしてください。

 以上になります。今回は自分が抱いている願望を実現させるためには願望の言語化が必要で、それに願望の視覚化を加えることで目標達成へのスピードが速まっていくわけですが、それをどのようにしていけばいいかについて述べていきました。

 願望は、単純に「~したいなあ」とか「~になりたいなあ」という行動を伴わない「ただ思うだけ」のものに過ぎないことから、これを実現させるためにまずは目標をノートに書き出し、その具体策もノートに書き出します。そしてそれを朝晩の毎日2回声に出して読むようにしていくことで、潜在意識にあなたの願望・目標が送り込まれるようになりますから、まずはこれで願望が言語化されていきます。

 それに加えて、自分が最終的に目標を達成して満面の笑みになっているところや必要な技能をすべて身につけて顧客からも信頼されている自分の理想像を毎日想像することで、目標達成へのスピードが加速されるようになるのです。今回述べた内容を実践することは、あなたの目標の達成を確実に早めていきますから、必ず毎日実行するようにしてください。ではまたお会いしましょう!!

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