教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は富を築く希望を持って、経済的な成功を収めるために、そのチャンスをどこでどうやって見つけたらいいのかについて述べていきました
今回のテーマは、「自分の感情をコントロールしよう!」になります。誰でも嫌なことがあったときは気分が落ち込みますし、怒りの感情も湧いてきたりして、なかなか前向きな気持ちになれない状態になります。ただ、本当に成功したいと思うのであれば、こうも言っていられません。そもそも、落ち込むような事態に陥る原因行動や感情を引き起こしているのであれば、それをしないようにしていく必要があります。今回はマイナス感情になる原因にはどんなものがあるのかを確認し、それをどのようにすればマイナス感情に陥ることを回避できるようになるかについて述べていきますよ!!
目次
マイナス感情の原因
マイナス思考はあらゆる活動の進行を阻む原因となりますが、マイナス思考から発生するマイナス感情はさらに気を滅入らさせ、人の心をどん底まで突き落としてしまいます。こうならないようにしていくためには、まずマイナス感情になる原因を特定していく必要があります。それは以下の5つになります
①自分の意思を強く持っていない
自分が「こうしたい」という意思を強く持っていないと、他人があなたのするべきことを決めてしまうので、他人の言いなりになってしまいます。すると、常に仕事を「やらされている」感覚になりますから、その不満でマイナス感情が生じます。
②自己主張ができない
これは自分の意思を強く持っていないこととも関連がありますが、引っ込み思案な性格で自己主張ができない人についても、やるべきことは他人に決められてしまいます。そうなると、同じ理由で「やらされている」感覚になりますから、マイナス感情に陥りやすくなります。
③他人の意見に振り回される
他人が言う意見や態度を極度に気にしていると、それらがマイナス感情になっていきます。他人が自分のことをどう思っているのだろうとか、どう見ているのだろうということばかりが気になり、落ち着かなくなるのです。
④自分を正当化する
自分が怒るのは正当な理由があると思い込んでいると、マイナス感情になってしまいます。自分の評価を極度に気にしている場合にこれになりやすく、「自分は悪くない」と強固に主張します。
⑤他人のせいにする
自分を正当化するとも関連がありますが、責任は全て他人や他のものに原因があると強固に主張します。これはマイナス感情になる原因の中で最も質が悪いもので、特に怒りの感情が頭の中で繰り返し再生されます。
自己分析をする
前に挙げた5つのマイナス感情の原因のうち、①~③の3つについては、すべて自己分析をすることによって解決することができます。自分の意思を強く持っていなかったり自己主張ができないのは、結局自己分析がきちんとできていないがために自分が何をしていいのか分からなくなってしまっているのです。今後自分自身が経済的な成功を収めたいというのであれば、自分の意思を強く持っていなかったり自己主張ができないでいると、顧客はその人から商品を買いたいとはなかなか思えません。やはりこれができないとどこに行っても仕事を任させられなくなりますから、自己分析をして自分の意思を強く持ち、自分が何をしたいのかをきちんと言えるようにしていくのがベストです。
他人の意見に振り回されることに関しても、自分の意思を強く持っていないことと大きく関連があります。自分のやっていきたいことを強く持ち、そこで行っている業務が顧客の期待以上のことをしているという自負があれば、他人の目など気にする必要がなくなります。ここでも自分の意思を強く持つことが最も大事になります。
上記3つに関しては、自己分析をすることが要求されますが、自己分析については私のブログ「◇25. 自己分析をして自分を正しい軌道に乗せよう!」で詳細に述べていますので、こちらを参考にして自己分析を行ってみてください。そうやって自分が本当にやっていきたいことが分かれば、自分の意思を強く持ち、自分がしたいこともきちんと主張できるようになってきますよ。
自責思考になる
問題は④、⑤の残り2つです。自分を正当化するにしても他人のせいにするにしても「自分のせいではない」、「責任は他の人(物)にある」という考え方で一致しています。こういう他責思考は他のスタッフどころか顧客からも信用を失うことを招きます。たとえば、何がトラブルがあったときに、当事者の人が「自分は悪くない!」と強固に主張して、周りのスタッフに原因があるかのような言い方をしてきたら、あなたはその人に対してどういう感情を抱きますか?その人のことを信用しなくなりますよね。ということは、他責思考は周りの人や顧客からの信用を失うだけで、何も得することはありません。しかも、すべて他人や他の物のせいにしていますから、自分の悪いところを改善しようとしません。ですからその他責思考を持つ限り、その人の成長や進歩はありえないことになるのです。
しかも他責思考はマイナス感情の最たるものですから、「あいつのせいでこうなった。許せない!」というような怒りの感情を持ち続けることになります。すると、その人の頭の中でその怒りの感情が繰り返し再生されますから、そのマイナス感情は常に持ち続けることになります。そうなると、それが原因でストレスがたまり、病気にもなりやすくなるのです。
これを自責思考に変えると、「私がこうしておけばよかった」と思うことで他人の責任を一切考えなくなるので、そこで引き摺ることなく終了してしまうのです。他責思考でマイナス感情を持ち続けるのか、自責思考にしてマイナス感情はそこで終了させるのか、これはあなたが今後生活していく上でも大きな差になりますよね。
以上になります。今回は、マイナス感情になる原因を特定し、どうすればマイナス感情に陥ることを防止できるかについて述べていきました。前述の通り、自己分析をして自分の意思を強く持てば済むものであれば、それはどんどんやってもらうとして、他責思考で常に他人や他の物のせいにしている場合は、とにかくそれを一切やめて自責思考に変えていくのがベストです。それによってあなたから怒りの感情が消えて、感情が安定するようになります。マイナス感情の中でも特に怒りの感情は、繰り返し再生されて非常に質の悪いものになりますから、これを自責思考に変えてこのマイナス感情を一切持たないようにすると、精神的にも安定するようになって本当に毎日が楽しくなります。ですから今回書いた内容のことはぜひ実践してみてくださいね。では、また次回お会いしましょう!!