◇37. 具体策は確実に実行していこう!

4 min
花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

FOLLOW

 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は、自分が立てた目標に向かって日々励んでいてもそれが本当に達成できるかどうか不安になったときに、どのタイミングでどのようにして目標を見直していけばいいかについて述べていきました。

 今回のテーマは、「具体策は確実に実行していこう!」になります。せっかく目標を立てても具体策がきちんと実行されなければ、永遠にその目標が実現することはありません。成功している人はこの具体策を毎日確実に実行しています。今から、具体策を確実に毎日実行していくにはどうしたらいいかについて、今から述べていきますよ!!

なぜ具体策が続かないのか

 目標達成のための具体策が続かない、あるいは実行しない理由として、以下の5つのことが考えられます。

①目標が「ただの願望や憧れ」になっている

 「具体策をやらなければならないのは分かっているけど、どうもやる気になれない」と言って最初から具体策が実行できない人は、そもそも目標設定自体が弱いものになっている場合がほとんどです。「年収が1千万円あったらいいなあ」とか「もっと大きい家に住みたいなあ」など、ただの願望や憧れを抱いている程度で、本気で「年収1千万円を稼いでやる!」とか「もっと大きな家に住むぞ!」とはなっていないのです。そもそも抱いている意識が本気でないから、具体策も本気で取り組もうと思わないわけです。これだと目標そのものに意味がなくなってきますね。

②目標を紙に書くことへの勘違い

 「成功している人は目標を紙に書き出している」という情報を聞き、早速自分もそれをしようと思って「私は億万長者になる」という目標を紙に書きさえすれば、あとは放っておいてもそうなれると勘違いしている人がたまにいます。これがまだ「1億円稼ぐ」と具体的な数値で目標を立てているのならともかく、ただ「億万長者になる」だけだと、目標があまりにも曖昧過ぎるので、何をいつまでにできるようにするかの具体策を全く立てることができません。したがってこれでは実現は100%不可能になります。

③目標値が高すぎる

 「1年以内に1億円稼ぐ」という目標がこれに当たります。1年で1億円稼ごうと思えば、1か月あたり約834万円稼がないといけませんが、それだけ稼ぐための技能をそんなにすぐに身につけられるのかという問題が出てきます。結局これもそのような具体策を立てられないという現実に気づき、やる気をなくしてしまうのです。

④計画を立てずに進めている

 具体策を立てたら、それをいつまでに何をできるようにするかの計画を立てて進めていくことが大事ですが、これをせずに無計画に進めていると、何か別の用事が入って具体策ができなくなるような事態が発生したときに、それをきっかけにそれ以降具体策をやらないということが起こります。期限をきちんと決めて、それまでに具体策が毎日できるような計画をきちんと立てていく必要があります。

⑤小さな目標を立てていない

 大きな目標を立てたら、その間に小さな目標をいくつか立てて、その小さな目標を1つ1つ達成していくことが最終的に大きな目標達成へと繋がってきます。しかし、この小さな目標を立てていないと、大きな目標があまりにも大きすぎてどんなに頑張っていてもそれに近づいているという実感がわいてきません。結局その理由で大きな目標の達成を諦めてしまうことになるのです。

本当に富を求めているのか?

 具体策を立てない、あるいは具体策を実行しない理由は前述のとおりですが、そもそもあなたの意識が富を求めているのかという問題があります。もし、現在生計を立てるための仕事に就いていて、これをやりながら経済的に豊かになるための目標を立てた場合、毎月その稼いだお金で生活がやっていけているレベルなら、そこまでお金が欲しいとは思っていないはずです。これが「今の収入のままでは生活していけなくなる」とか「今の収入では家族に何一ついい思いをさせられておらず、今自分が変わらないとずっとこのままになってしまう」という危機感を持った人なら、本当に富を求めていることになります。あなたは前者ですか?後者ですか?もし前者なら今の仕事をそのまま続けてそこで頑張ってご自身のレベルを上げていったほうがいいかと思います。後者なら、「必ず達成してやるぞ!」という強い意思を持って、ぜひ目標達成のための具体策実行に向けて行動していきましょう!

朝のゴールデンタイムを具体策実行の時間にあてる

 具体策の書き方については、私のブログの「◇6. 具体策は毎日実行しよう!」で詳細に述べていますので、具体策をきちんと立てられていない方はこちらを参考にして具体策を立ててみてください。

 具体策をいつ実行するのがいいかと言いますと、朝起きてから2~3時間のゴールデンタイムを活用すればよいです。時間にするとだいたい朝6~7時台になります。このゴールデンタイムが1日の中で脳が最も活性化する時間とも言われていますから、ここに具体策をする時間を取り入れることで、あなたに必要な技能が身に付きやすくなってきます。しかも仕事に行く前に具体策を終わらせておくと、その日の仕事も気持ち良くすることができますよね。ですからこの朝のゴールデンタイムを具体策実行にぜひ活用してみてください。

具体策実行を習慣化する

 具体策を毎日確実に続けていくための最良の方法は「習慣化」です。私のブログの「◇32. 成功するやり方を習慣化しよう!」で詳細に述べていますので、こちらも併せてぜひ読んでみてください。目標達成に必要な具体策を習慣化することができれば、これだけで半分は達成したようなものです。あとはそれを確実に毎日こなしていけば、あなたは目標達成に必要な技能をどんどん身につけることができるようになって小さな目標が次々に達成され、最終的に大きな目標を達成することができます。ですから朝のゴールデンタイムを利用してぜひ具体策実行を習慣化させていきましょう!!

曜日ごとで実行する具体策を変えてみる

 具体策は読書などの「毎日行わなければならないもの」のイメージが強いと思いますが、必ずしも毎日でなくてもいいものもありますよね。たとえば、ブログを書くことが具体策であれば、ブログそのものは毎日書く必要がありますが、メンテナンスも必要になってきます。それはデザインに関するものやブログ以外のコーナーに関するものなどがそれにあたります。ちなみに私自身は、月~金にブログを出している関係で月~金の間はブログの執筆作業をしますが、土日はブログ以外のコーナーのメンテナンスを行っています。「ブログは毎日更新した方がいい」ということをよく自己啓発本に書いてあるのを目にするのですが、私は、そんなことすると自分の休みがなくなってしまうのでやっていません。私のブログにも「30. 計画を立てて休息をとろう!」を出しているので、私もそれを実践しています。やはり休日に家族を無視して仕事をするのは良くないですし、家族のために時間を空けておくことは家族を大事にすることにもなりますから今後もそれを続けていくつもりです。そういうわけで、前述のように曜日によって具体策を変えて進めていくというのは、自分が計画的に休息をとる上でもいいので、かなりおススメになりますよ。

 以上になります。今回は具体策を確実に実行するために自分の目標が富を求めているのかどうかを確認し、そうであるならば具体策を毎日確実に実行していくためにはどのようにしていけばいいのかについて述べていきました。自分が立てた人生の目標を実現させるために具体策を毎日確実に実行していくことは他の何よりも大切なことです。「家族のために」とか「自分を支えてくれている人のために」など、富を求めている明確な理由があればこれほど心強いものは他にありません。「何としても実現してやる!!」そういう強い思いを持って具体策を確実に実行できれば目標達成はできるはずです。あなたの夢を叶えるためにもぜひ毎日励むようにしてください。では、また次回お会いしましょう!!

関連記事