◇36. 目標の見直しを行っていこう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は、日頃仕事や目標達成に向けての具体策を進めていると、最初持っていた情熱がだんだんと冷めてくることがありますが、この情熱を再燃させて再びモチベーションを高くしてそれらを進めていくにはどうしたらいいかということについて述べていきました。

 今回のテーマは、「目標の見直しを行っていこう!」になります。目標を紙(ノート)に書き出し、それに沿った具体策や計画を立てて進めていたとしても、目標それも大きな目標の中の小さな目標がこのままで達成できるのかと疑問に思えることも出てくるかと思います。また、「本当にこの目標でいいのだろうか?」と思ったり、「本当に達成できるのだろうか」と不安になることもあるかと思います。そんなときには目標を見直していけばいいのですが、どういった場合にどういうタイミングでそれを行ったらいいかというのがなかなか分からないところがあるかと思いますので、今からそれについて述べていきますよ!!

目標を立ててそれを毎日意識する

 最初に大前提としてですが、目標はきちんと立てていますか?私のブログをずっと見ていただいている方は、それを実行できている方が多いので大丈夫だと思っていますが、特に今回でこのブログを始めてご覧になられる方やたまにしかご覧になられていない方は、それができていない方多いのではないかと思います。中には目標や具体策・計画が普段からきちんと立てられていて、私のブログは「本当に自分に必要だと思ったものだけ」をご覧になられる方もいるかと思いますが、これはこれで素晴らしい利用の仕方だと思っています。大事なのは、自分の人生を成功させるために「毎日何を意識して行動するか」になります。目標はその最たるものになります。それゆえに自分の人生の目標を立てていくことが他の何よりも重要になるわけです。ですから、まだ自分の人生の目標が立てられていない方については、私のブログの「◇1. 今年の目標を立てよう!」をご覧になり、まずはご自身の人生の目標を立ててください。さらに大きな目標の中に小さな目標を立てていくことに関しては、私のブログの「◇31. 小さな1歩を積み重ねよう!」で詳細に述べていますので、こちらを参考にして小さな目標を立ててみてください。

 「お金持ちになりたい」とか「経済的に豊かになりたい」という願望を抱く人は圧倒的に多いですが、この気持ちを「ただ抱くだけ」ではそれが叶うことはありません。大きな目標、小さな目標、その具体策とそれを進める計画を立て、それらをすべて紙(ノート)に書き出すことで、その「第1歩が始まる」のです。

小さな目標の期限を意識する

 たとえば、大きな目標として「5年以内に1億円を稼ぐ」という目標を立てたとします。すると、1年目、2年目…5年目の1年ごとに稼ぐ小さな目標と、1年目の1か月目、2か月目…12か月目の月ごとの小さな目標を立てる必要が出てきます。具体策と計画は主にその月の小さな目標を達成するために立てることになります。このようにして、毎日小さな目標の期限を意識して行動するようにしてください。

具体策と計画は毎日見直す

 目標達成のために行う具体策とその日の計画は毎日見直す必要があります。具体策の立て方については、私のブログの「◇6. 具体策は毎日実行しよう!」で詳細に述べていますし、その日の計画の立て方については、「◇3. 今年の行動計画を立てよう!」で詳細に述べていますので、こちらを参考にして具体策と計画を立ててみてください。

 具体策の進捗状況はその日その日で変わってくるかと思います。体調の良し悪しで順調に進むときもあれば、ほとんど進まないときもあります。また、自分の子どもが学校に忘れ物をしてそれを届けなければならなくなるなどの突然緊急の予定が入ると、その時間に具体策は実行できなくなります。ですからその日の進捗状況がどうだったかについて、夜寝る前に「その日の振り返り」を行い、その日の良かった点と見直す点を書き出しておくとよいです。そして、次の日の朝起きてから具体策と計画を立てる時間を必ず作った上で、前日の振り返りに即して具体策と計画を見直し、もしそのままでいいのであればそのまま書き出していけばいいですが、見直しをした結果、変えたほうがいいものについてはその変更したものを具体策としてノート(紙)に書き出し、それをどの時間帯からするのかを15分単位でノート(紙)に書き出していきましょう。

小さな目標は1か月ごとに見直す

 小さな目標の見直しは1か月ごとに行えばいいかと思います。これは前述しましたが、大きな目標を「5年以内に1億円を稼ぐ」と設定したとしたときに、小さな目標として、1年目に「1000万円を稼ぐ」を立てたとします。そして、そのために最初の1か月の小さな目標を50万円と設定したところ、思うようにいかず、1円も稼げなかったとします。結構この段階で諦めてしまう人は多いのですが、あなたが本当に経済的に豊かになりたいと本気で思っているならここで諦めてはいけません。最初は誰でも0円の状態になります。最初から稼げる人の方が稀です。ですから、ここで0円だったからといって諦めるのではなく、小さな目標を設定し直してその達成に全力を注ぐことを心掛けてください。もし、最初の1か月が0円だった場合は、2か月目のも小さな目標を10万円と「達成できそうな額に設定し直す」ことが大事です。特に最初の頃は「小さな達成感を味わう」ことが次の月のモチベーションに繋がってきますから、その月の目標が未達成の場合は、月の終わりに見直しを行い、自分が達成できそうな数値に設定し直すことをお勧めいたします。

決して諦めない!

 前述したように、人生の目標を立てて具体策と計画を立てて実行していっても、最初のうちはうまくいかず、思うように進まない場合がほとんどです。こういうときは、常に自分が最初に立てた大きな目標と、なぜその目標を立てたのかの理由に立ち返るようにしてください。それによって自分の気持ちを再燃させてください。パナソニック創業者の松下幸之助は言います。「悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。おしなべて、事を成す人は必ず時の来るのを待つ。あせらずあわてず、静かに時の来るのを待つ」と。ジャンボジェット機も長い滑走路を走ってからようやく離陸することができます。もし、あなたがなかなか芽が出ないと思っているのであれば、それはあなたがまだ滑走路にいて、そこを走っている状態になっているからです。すなわち走り続けることで飛び立つタイミングを見計らっている状態なのです。いつ離陸できるのかは自分ではなかなか見えてきません。しかし、それでも今行っている努力を諦めずに続けていっていると、ある日突然、離陸して飛び立てるようになるときが必ず来ます。一度飛び立つと、今までそれができなかったのがウソのようにできるようになっているので、成功までまっしぐらに突き進んでいくのです。ですからそのときが来るのを信じ、決して諦めることなく、目標達成に向けて努力を重ねていきましょう!!

 以上になります。今回は自分が立てた大きな目標、小さな目標、それを達成するための具体策、それを進めるための計画をどのタイミングで見直したらいいかについて述べていきました。人生の目標を立てても、それがうまく進んでいかないのが普通です。そういったときにきちんと小さな目標を見直しして、自分が達成できるものに設定し直し、それを達成していくことは、大きな目標を達成するためにも非常に大切なことになります。ですから、今回述べたことをしっかり実践して、まずは小さな目標を達成することに全力を注ぎ、達成できなければその都度見直していくようにしてください。では、また次回お会いしましょう!!

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