教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は、自分の強みや弱みを認識して、それを目標達成に生かすためにいかに自己分析をして自分を正しい軌道に乗せていくようにしていくかについてのエクササイズをやっていきました。
今回のテーマは「速やかに決断しよう!」になります。前々回で自分を上手にアピールするには自分がリーダーになることが最善であることをお伝えしましたが、そのリーダーになる条件として「決断力」は必須のものになります。決断が遅い優柔不断な人は顧客からも信頼されなくなります。またあなたがこのブログを読んでいるということは、「たくさん稼いで家族にいい思いをさせたい」など、何か大きな目標を叶えたいと思って読んでいるはずですから、速やかな決断力はあなたにとってかなり大事なものになります。ということは、この決断力をいかにして鍛えていくかがあなた自身を成長させるカギとなります。今からどのようにすればこの決断力が速やかにとれるようになっていくかについて述べていきますよ!!
目次
優柔不断で得られるものはない
何かで決断を下さなければならないときに、それがなかなかできずにどうしようかと思っているうちに、ズルズルと決断の日を引き延ばしてしまい、結局その決断を下すことができなくなって後悔した経験はありませんか?これはかなり多くの人がやってしまっていることで、この決断の遅さが失敗の最大の原因になっていることが非常に多いのです。実際、億万長者などの成功した人たちの決断が極めて早い一方で、成功できない人の決断については非常に遅いという事実があります。ロシアの文豪イワン・ツルゲーネフは言います。「『明日』という言葉は、優柔不断な人々のために考え出されたものだ」と。また、歴史作家の塩野七生は言います。「良いこともできなければ、かといって悪事に徹底することもできない人とは、何もできない人間ということになる」と。結局、優柔不断で得られるものは何もないということになりますね。
他人の意見に振り回されない
普段仕事などに忙殺されて時間に追われる生活を送っている人は、気持ちに余裕がないので、自分と向き合う時間がなかなか取れず、ネット上の情報や他人の意見などに影響されやすい傾向にあります。もしあなたが「本当はこうしたい」という気持ちを持っていても、他人の意見に惑わされてその気持ちを押し殺し、その上で結論を下すなら、あなたは決して成功することはないでしょう。そうした他人の意見に振り回されて自分が意図しない決断を下すということは、あなたの願望が完全に確定しておらず、何が何でも成し遂げようという真剣さに欠けていることを意味しています。こういうときは、あなたが最初に立てた目標に立ち返り、今一度自分が何のために今動いているのかを真剣に考え直してみるとよいです。
意見は信頼のおける人か成功者から聞く
もし、あなたが自分自身の知識不足により決断を下せない場合は、あなたが信頼をおいているメンターから意見を聞くとよいです。間違っても親しい友人や知り合いから意見を聞かないことです。こうした人たちの中には、中途半端な知識で知ったかぶりをする人が必ずと言っていいほどいて、その知識を基にいい加減なことを言ってくるケースはよくあります。またこの中で世話好きな人がいたら、あなたに何とかアドバイスしてあげようと付け焼刃で知識を得て、その知識をあなたに言ってくることもあります。こういうは何の役にも立たないばかりか、かえってあなたを混乱させます。ですからこういう自分が親しくしている人たちには、最初からそういう自分の重大な決断に関する話をしないほうがいいですね。
もしメンターがいない場合は、その業界の成功者ならどうするかが分かる情報をまずは早急に取り入れるようにします。成功者が書いた本、成功者が出している動画やSNSで書かれている内容などをすばやく入手するのです。不思議なもので、あなたが本気ならそれに引き寄せられるように、そのことに関して必要な情報が面白いように入ってきます。そのようにして必要な情報をゲットし、早い決断を行うようにしてください。
決断を邪魔するもの
ここで、あなたの決断を邪魔するものについて確認をしておきたいと思います。
① 失敗への恐れ
自分に自信のない人は失敗を恐れます。「もし成功しなかったらどうしよう」という感じです。これを極度に恐れて決断を躊躇するわけです。
② 完璧主義
このタイプは「決断して始めるにはあらゆるものがそろわないとできない」と考え、すべてそろう見通しが立ってから始めようとする人です。こう考えている間はたいてい初めから全部そろうことはないので、結局決断できないまま終わってしまいます。
③ 極度の他人への依存
自分がやりたいかどうかはさておき、「あの人に相談してみないと決められない」と極度に他人に依存している場合がこれに当たります。これは結局自分の意思が定まっていない証拠であり、自分で決めることに責任が持てない状態になっていますから、どちらに転ぼうが成功には結び付きません。
④ 常に時間に追われている
毎日何かに追われて時間的に余裕がなくなっているときは、それをきちんと考える余裕もなくなっているので、決断して本当にやっていけるのだろうかという不安ばかりに苛まれ、決断がしにくい状態になります。
⑤ 判断力が低下しているとき
何か他でショックなことがあったり、心が動揺したりして判断力が低下しているときは、決断力も鈍ります。こういうときは、瞑想するなど冷静さを取り戻すことが最優先事項になります。
信念を貫く
前述した決断を邪魔するものに見舞われたときは、あなた自身の信念に立ち返ってみてください。あなたは何か大きな目標を叶えたいと思って動き出したはずです。あなたは成功したいからこそこのブログを読んでいるのですよね。そうであれば、あなたがどうしても成し遂げたいと思っていることに関して、それを邪魔するもののことは一切考えないようにして、あなた自身の信念を貫けばいいのです。エイブラハム・リンカーンは言います。「そのことはできる、それをやる、と決断せよ。方法は後から見つければいいのだ」と。リンカーンは友人や何千人もの支持者の反対を押し切って黒人の奴隷開放の決断を下し、奴隷解放宣言を断行しています。これにより、数多くの黒人が救われたのです。
あなたも自分が成し遂げたいことは「何が何でも成し遂げる!」という強い思いを持ってください。そうした自分が正しいと信じて疑わない気持ちはあなたの信念なのであり、信念はどんなことがあっても貫き通すべきです。この信念を持っていれば、他人から何を言われようが、ネットでそれを否定する情報が出ようが、自分自身が何かで躓いたりしようが、ショックなことが起ころうが、常に前進することができるはずです。そしてそれを実行する時間も作ることができるはずです。自分が信念を持っていること自体に自信を持ち、そしてそれを貫いてください。そしてその信念を持っていることそのものに自信を持ち、速やかな決断をすることを心掛けてください。
以上になります。今回は速やかに決断するにはどのようなことをしていけばいいかについて述べていきました。あなた自身が確固たる信念を持ち、その信念に基づいて速やかに決断を下すことは、あなたを確実に成功へと導きます。ぜひ今回紹介したことを実践して速やかな決断を下せるようにください。では、また次回お会いしましょう!!