教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は、社会人になって時間に追われたり、ルーティンの生活の繰り返しで想像力が欠如している状態になってしまっているときに、そこからどのようにすれば想像力を鍛え直すことができるかについて述べていきました。
今回のテーマは、「自分を売り込もう!」になります。自分自身のアピールをどのようにしていけばいいか分からない方は結構多いかと思います。今回は自分を売り込んでいくためにどのようなことをすればいいかについて述べていきますよ!!
目次
職場のリーダーになる
どこの職場に行こうとも、最初のうちは分からないことだらけですから、従属者(従業員)にならざるを得ません。最初のうちはお客さん扱いなので、周りの人たちもいろいろ丁寧に教えてくれますが、それに甘んじてはいけません。それに慣れて言われたことのみをこなすだけでは、あなたはずっと従属者のままです。決して出世はできません。
自分を売り込むことの必須条件は、「リーダーになること」です。従業員のときからそれを強く意識して業務に励むことが大切です。リーダーになれば当然従属者よりも収入は格段に良くなります。リーダーとは部長や課長などのその部署のトップだけを指すのでなく、その中のPJやグループのリーダーも含めます。そのためにはあなたは自分の能力や技能を高めるだけでなく、周りを巻き込んで全体を良くしていこうとする「あなた自身の売り込み」も必要になってきます。では、それをするために何が必要なのでしょうか?
上司に頼まれたことをできるだけ早く完遂させる
あなたが上司から何かを任されたら、素早くそれに取り掛かり、できるだけ早くそれを仕上げて上司に報告するのです。予想したより早くしかも丁寧な仕上がりであれば、上司は間違いなくあなたの仕事ぶりに感動します。すると、次はもっと重要な仕事を振ってくれるようになります。そのことに対してあなたは「ありがとうございます。私はもっと重要で責任ある仕事をしたいので頑張ります!」とお礼とともにもっと責任あるポストに就きたい意思も伝えておくのです。すると、この言葉はあなた自身の売り込みにもなりますから上司の頭の中にそのことが入っていきます。その上で、再びもらった仕事も迅速で丁寧に完遂させると、上司はあなたに対しもうこの上ない感動を覚えることでしょう。こうなると、異例の出世をしてリーダーどころかその部署の最重要ポストに抜擢されることにも繋がってくるのです。そうなれば、あなたの収入が大幅にアップするのは間違いなくなります。
綿密な計画を立てる
その日の計画を立てるとき、大半の方は1時間単位で区切るかと思います。一方で成功してリーダーになれる人というのは、分単位の計画を立てます。ただ、1,2分でできる仕事というのはなかなかないですから、実際は15分単位で区切っています。このように今まで1時間単位で計画を立てていたものを15分単位に変えていくと、仕事の速さばかりか仕事の丁寧さも劇的に変わります。1時間単位だと「まだ時間がある」と思って結構ダラダラ仕事を進めてしまいがちになりますが、15分単位だと「早くやらないといけない」という意識が強くなるのでスピードが上がり、かつ集中力が増すので丁寧な仕事を進めることができるようになります。すなわち1時間単位の計画を15分単位の計画に変えることは、あなたの仕事を「迅速かつ丁寧なもの」に変化させていくということなのです。これができるようになるだけで、周りの人や顧客のあなたへの評価が高まることは間違いないです。すると、「迅速かつ丁寧な業務」そのものがあなた自身の売り込みとなっていくのです。
強固な決断力と責任感を持つ
決断がなかなかできない優柔不断の人だと、誰もその人についていきたいとは思いません。自分が進むべき方向に信念を持ち、何かあったときの責任はすべて自分にあると考えられる人がリーダーになれるわけですから、あなたがそれをリーダーに仕えている段階から持つようにしていけば、それがあなた自身の売り込みとなります。
思いやりと協調性を持つ
リーダーが部下の状況を考えずにただ指示・命令だけを出すようであれば、次第に誰もそのリーダーの言うことを聞かなくなっていきます。やはりリーダーは部下に対して思いやりを持ち、部下が抱いている公的なものも私的なものも含め、部下1人1人の希望や悩みもきちんと把握して、それに対処していけるような存在になる必要があります。そして自分勝手な行動をとるのではなく、常に協調性は必要になります。
報酬以上の仕事をする
成功の大きさは、期待されている以上のことをどれだけやるかに比例します。すなわち迅速に動き、報酬以上の働きをすることは、その仕事を依頼した人に感動を与えるので、それによりその働きぶりが強烈な自分自身の売り込みになります。リーダーが報酬以上の仕事をする意識を持っていれば、部下も同じような意識になっていくので、そんな意識を持ったあなたがリーダーになったときは、優秀な部下がどんどん育っていくことになります。それがまたあなたを「優秀な部下を育てられる人」として捉えられていくので、それが自分自身の売り込みにも繋がっていくのです。
以上になります。今回は自分を売り込むためにどういうことをしていけばいいかについて述べていきました。そのために「職場のリーダーになること」を中心にしてお伝えしていきましたが、これはフリーランスのような1人で仕事をしている場合でも通用するものになります。他の業者との関係性も大事になってきますし、顧客の中でリーダー的な存在にならなければ、あなたの商品を売ること自体が難しくなりますよね。ですから、どんな人でも今回述べたことを実践していけば、間違いなく自分の売り込みが自然にできるようになるので、理想的なリーダーとなることができるのです。ですから今回の内容をどんどん実践して、ぜひあなた自身が素晴らしいリーダーになってください。では、また次回お会いしましょう!!