◇23. 想像力を鍛えよう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は、自分が抱いている不満をどのようにしたらそれを解消して成功に結びつけられるかについて述べていきました。

 今回のテーマは、「想像力を鍛えよう!」になります。現在私たちが住んでいる世界の発展は、すべて人の頭の中の想像力から始まっています。ビルやマンション、電波塔などの建造物や飛行機・鉄道・自動車などの交通手段、冷蔵庫・洗濯機・掃除機・テレビなどの家電などもすべて元々は想像の中で作られたものが現実化しているのです。ということは、想像力が鍛えられれば、誰でも今までなかったものを生み出すことは可能になるというわけです。今回はその想像力を鍛えるためにどのようなことをすればいいかを述べていきますよ!!

想像できるものは実現できる

 フランスの小説家ジュール・ヴェルヌは言います。「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」と。特に産業革命期から現在に至るまでについては、人類の歴史の中で成し遂げていた以上のことを達成してきています。その中でも鉄道、飛行機の登場は、人や物資を高速かつ大量に運ぶという、これまでにないことを実現させています。また現在では、全世界がインターネットで繋がれたグローバル社会が展開され、IT企業がアメリカとインドで昼と夜がほぼ真逆なのを利用して、24時間体制で同じ仕事を継続して行うことも実現させているのです。

 このように目覚ましい発展を遂げてきたのはすべて想像力の賜物です。すなわち、人間が想像できるものはすべて実現することができるということなのです。

想像力の2つの型

 アメリカの自己啓発作家ナポレオン・ヒルの著書「思考は現実化する」によれば、想像力には2つの型があると述べているので、今からそれを紹介します。

 1つは「改良型想像力」です。これは、古くからある概念・アイデア・計画などを新しく再構成したもので、過去の経験や観察などによって得たものを組み合わせて、新しいものを作り出す想像力のことです。発明家はたいていこの想像力で発明しています。

 もう1つが「独創的想像力」です。これは、人間の限りある心と英知を直接結びつけるもので、ひらめきやインスピレーションを生み出す想像力のことです。人間が新しいアイデアを得ることができるのは、この想像力によってのみということです。

想像力は次第に衰える

 誰でも想像力は3~5歳くらいのときはかなり高い想像力を持っていますが、小学校に入学したときぐらいから、学校生活の中で教師の言うことをよく聞くこと、教師に逆らってはいけないこと、突拍子のないことを言わないことなどを教わります。こうしたことを教わるうちに、周囲から好かれ受け入れられるようになるために、子どもたちはだんだん想像力を抑圧するようになってきます。そうなると想像力はだんだん衰えるようになり、さらに社会人になると、毎日仕事で追われることでますます想像力を使わなくなるので、自分のことを考えることすらしなくなる人が急増するのです。

想像力の鍛え方

 想像力は使わなければ日に日に衰えていきますが、筋肉と同じで再び使うようになれば鍛えなおすことができます。そこで、今から想像力を鍛えるためにどのようのことをすればいいかについて述べていきます。

①「なんで」「どうして」ではなく、「どうやったら」という癖をつける

 「なんで」「どうして」という言葉は、だいたい過去を嘆くときに使います。「なんでそうなるの?」とか「どうしてうまくいかないんだ!」という感じです。

 逆に「どうやったら」という言葉は、未来に向けての対策で使います。「どうやったらうまくいくんだろう?」という具合です。

 であれば、同じ失敗のことで考えるなら「どうやったら…」と考えたほうがうまくいきそうな気がしますよね。想像力を鍛える第一歩は、この「どうやったら」と考えることから始まります。

②やり遂げたいことを疑問形で紙に書き出す

 あなたがどうしてもやり遂げたい目標を疑問形で紙に書きます。それも「具体的に」です。たとえば、1億円稼ぎたいと思うのなら、「1億円を今後5年以内に稼ぐにはどうしたらよいか?」と書くのです。そして、「そのために何をするか」をどんどん書き出していくのです。たとえば「12か月以内に収入を今の2倍にする」という具合です。すなわち、大きな目標の中に小さな目標を立てるのです。すると「どうやって稼ぐのか?」「どんな技能が必要なのか?」「その技能をどうやって身につけたらいいか?」「その取得するのにどのくらいの期間がかかるのか?」という疑問がどんどん出てきます。それらを解決していくために必要なものはまさに「想像力」ですよね。ですからどんどん想像して書き出していってください。どうしても分からなくて想像もつかない場合は、本やネットで調べるか、誰かに聞くなどの方法もあります。あなたが「何としてもそれを成し遂げたい」という気持ちが強ければ強いほど、想像力は働くようになります。ですから常に最善の方法を想像して紙に書くように努めてください。

③毎日の習慣の中に「想像タイム」を設ける

 毎日ルーティンの生活を送っていると、何かを想像することはないですよね。そこで、逆にこれを利用して、ルーティンの中に「想像タイム」を設け、1日の中で最低15~30分その時間の中で「現在の問題点は何か?」「現状を良くするためにはどうしたらいいか?」を考えていくようにするのです。そうすることによって、あなたは毎日頭の中で何かを想像することになるので、あなたの想像力は間違いなく鍛えられるようになりますよ。

 以上になります。今回は自分自身が大きな収入を得るようになるためにどうやったら想像力を鍛えられるかついて述べていきました。想像力も毎日「どうやったら~できるのか」と考えようにすることで確実に鍛えられます。これを繰り返すことで改良型想像力は確実に身についていきます。さらに強烈な願望で心が躍るようになってくると、独創的想像力も働くようになってきます。どちらにしても「どうやったら…」を楽しく考え、自分がそれを作り出した理想の姿を想像していくようにすれば、その理想の姿は本物になっていきます。ですから今回述べたことを実践して毎日想像力を働かせるようにしてください。では、また次回お会いしましょう!!

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