◇21. 知識を力に変えよう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は、自分が大きな目標を持ってその達成に向けて毎日励んでいる際に、それを否定するような横やりが入ったり、自分自身がそれに対して不安を持つように陥ることも出てきますが、そういった時にどのようにしてそれらを克服し、自分自身を貫いて気持ちを前向きに持っていくかについて述べていきました。

 今回のテーマは、「知識を力に変えよう!」になります。いくら知識を持っていてもそれを活用しなければ何の意味もなくなってきます。今回は自分が目標を達成するのにどのようにして知識を得て、それをどうやって活用していくかについて述べていきますよ!!

知識は力である

 知識は持てば持つほど力となっていきます。アメリカの作家ヴェロニカ・ロスは言います。「知識は力である。力は悪にも全にもなり得るが、力そのものは悪ではない。知識もまた然り」と。またレオナルド・ダ・ビンチは言います。「すべての知識には可能性がある」と。

 知識には一般知識と専門知識がありますが、富の蓄積に結び付きやすいのは圧倒的に専門知識です。ですからこれをいかにして身につけていくかが問われているわけです。

専門知識を得る

 自分が持つ願望を富に変えていくには、まずは専門知識が必要になります。この専門知識を得るための最も手っ取り早い方法は読書になります。19世紀にヨーロッパを制圧したナポレオン・ボナパルトは言います。「読書家の一族は、世界を動かす者たちなのだ」と。

 ただ、日本国内においても1か月に1冊も読書をしない人が2023年の文化庁の調査で6割を超えるなど、読書をきちんとする人が少ないのが現状です。私のブログ「18. 毎日読書をしよう!」でも紹介していますが、専門知識を得るのに読書ほど効果的なものはありません。1日たった15分読むだけで1年間に18冊もの本が読めます。そうすると本を読まない人と比べて圧倒的な差をつけられます。しかも本はコストパフォーマンスが抜群です。自分の願望を富に変えるためにもまずは毎日読書することを心掛けてください。

 他に専門知識を得る手段としては、YouTubeなどの動画コンテンツを利用したり、セミナーに参加したり、通信教育を受講したり、大学の講座を受講するなどの方法があります。

 また、専門家のSNSアカウントをフォローしてその投稿内容から知識を得たり、その専門家本人に直接聞きたいことを聞くなどして専門知識を得ることもできます。

知識を活用する計画を立てる

 知識は得るだけでは意味がありません。歴史作家で小説家の塩野七生は言います。「書物から得た知識も、現実とのつき合わせを経て、初めて認識になりうる」と。また、アメリカの作家スティーブン・R・コヴィーは言います。「知っているだけで実行しないならば、分かっていないのと同じだ。学んでも実践しないならば、本当に学んだことにはならない。さらに言い換えれば、何かを理解したとしても、現実の場面に適用しないならば本当に理解することはできない」と。すなわち、知識は得るだけでなく、活用して行動に繋げて初めてものになるものだということです。

 では、ここから計画を立てていくわけですが、まずはいつまでにそれを完遂させるかの「ゴールの設定」が最も大事になります。これさえ決まれば、あとは得た知識を使って、それをいつどのように進めていくかの計画としてノート(紙)に書き出し、それを毎日の具体策に落とし込んでいくだけです。ちなみに計画の立て方そのものについては、私のブログ「◇3. 今年の行動計画を立てよう!」で紹介していますので、こちらをぜひ参考にしてみてください。

専門知識を使ってアイデアを生み出す

 何も知識を持たないで新しいアイデアは生まれません。やはり知識、それも専門知識をしっかり持ち、それを他のものと組み合わたり、少し違ったやり方をしてみることで新しいアイデアは生まれてきます。

 発明王で有名なトーマス・エジソンは少年の頃に自宅近くに開通した鉄道の中で新聞売りの仕事をしていましたが、そこで新聞だけでなくお菓子も売るようにしたことから商売は好調になり、さらには自分で新聞を作って売るようにするとこれも大好評だったそうです。その後、電話もメールもない当時、人気の職業だった電信技士となり、「スピード王」と称されるほど、電信を打つスピードが速く腕のいい技師になりました。そして、その電信の専門知識を基にして発明を開始したのです。さらに、電球の発明が進んで実用的なものに改良したときに、「ニューヨーク全体を電球で明るくしてみせます!」と新聞記者に話をして、新聞の各社がこぞってそれを記事にすることで電球の宣伝に成功しています。これは新聞売りの仕事や自分で新聞記事を書いていた頃の新聞の専門的知識を生かし、どうやったら記事に取り上げられるかが分かっていたからこそできたことなのです。

 ここから考えても、エジソンがただ発明だけに没頭したのではなく、さまざまな専門知識を生かしてそれを組み合わせることによって新しいアイデアを生み出し、それを成功に結び付けていることが分かります。ですから、あなたも自分の専門知識を確固たるものにするためのたゆまない努力をしてください。そうすることによってあなた独自のアイデアが生まれ、それが巨大な富に結びついていきますよ。

 以上になります。今回は専門知識をいかにして身につけ、その知識をどのようにしたら自分の力となっていくかについて述べていきました。前述したように知識を得るだけでは力になりません。得た知識を活用して行動に繋げて初めてものになります。まずはとりわけ富の蓄積に結び付きやすい専門知識を吸収し、それをどんどん活用する計画を立てて完全に自分のものにすることに全力を注いでください。それができたそのときに、新しいアイデアも生まれてくるはずです。ぜひ今回紹介したことを実践して知識を力にしてください。では、また次回お会いしましょう!!

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