教育・心理カウンセラーで作家の花賀作象です。前回は目標達成のために必要な人が威力をどのようにすれば鍛えていくことができるかについて述べていきました。
今回は「恐れの状態から流れに乗る状態に変えよう!!」になります。目標を立ててその具体策を実行していても思わずしり込みしたくなるような状況に陥ることはあるかとおもいます。また計画を立てても思い通りに進まず、どうしていいのか分からなくなって「このままの状態で大丈夫なのだろうか?」と恐れを抱くこともあるかと思います。さらには恐れていることが複数あり、そのために完全に不安に陥ってしまって何も手に付けられなくなってしまう時もあるかと思います。そんなときにどのようにすれば、恐れを抱いている状態から解放され、逆に流れに乗る状態に持っていけるかについて述べていきますよ!!
恐れはたいてい1つに集約される
人は危機的状況に陥ると、あれもこれもとあらゆることが心配になるものです。しかし、大きな不安要素というのはたいてい1つに集約されるものです。そしてそれさえ解決されれば他のことはほぼ気にならないレベルになります。ですから不安や恐れが複数あり、それらに押しつぶされそうになっているときは、すべてノート(紙)に書き出してみてください。その中で最も不安なものは何なのかを考え、それに順位をつけてみてください。そこまで書けたら1位になっているものだけに注目してください。それを「どうやったら解決できるのか?」を考え、その解決方法を書き出してみてください。するとどうでしょうか?希望の光が見えてきたのではないでしょうか?そうなったらあとはその解決策を実行し、実際に解決していけばいいのです。それさえ解決できれば他に抱いていた恐れについてもどんどん解決策思いつき、一気に解決していくものですよ。
目標を下げる
目標は高いほうがいいとは言いますが、高すぎる目標は頑張っても届きそうな実感が全く湧かず、次第に実現不可能だと絶望感に襲われるようになるので、モチベーションは確実に下がってきます。こういうときは目標を下げることが非常に有効です。要するに目標を分割して小分けにするのです。これにより目標達成の実現可能性が増してくるので、モチベーションが上がってきます。その下げた目標に達成できたら、そこから徐々に目標を上げていくのです。それにより、最終的にかなり高い目標にも到達できるようになっていきますよ。
過去の成功に注目する
現在やっている具体策を進めても成功イメージがなかなか湧かない場合、過去の自分の成功例に注目するとよいです。誰でも何かで成功した経験を持ちかと思います。それを思い出し、今していることにそのイメージを結びつけるのです。それにより、自分の能力を高く評価できるようになり、それと共に流れに乗る状態が出てくるようになるのです。
絶好調時の自分と結びつける
誰でも仕事などで自分が流れに乗って非常に調子よく進められた経験をお持ちかと思います。この時のことを思い出してみてください。その時に目で見ていたもの、耳で聞いていたものなどを正確に思い出し、絶好調だった時の心地良さを味わうようにしてください。
それができましたら、今度は今あなたが行っている具体策がこの絶好調の流れに乗って進めているところを想像してください。さらにその感覚を強めていきます。あなたはノリノリの状態で「絶好調だ!」と大きな声を出し、最高の気分で具体策を進めているところを想像するのです。するとどうでしょうか?かなりいい気分になったのではないでしょうか?その状態で具体策に取り組んでみるのです。すると、今まで恐れを抱いて止まっていたのが嘘のように進むようになっていくのです。
自分の長所を活用する
人は自分の得意なことを行っていると自然に最善を尽くすようになってきます。そして最善を尽くしていると、人は最高にいい気分になるものです。ということは自分の長所をうまく活用にすると、それによって成果が上がり、深い満足感を得ることができるようになるということです。
そのためには自分の長所は何なのかを知る必要があります。普段ルーティンの生活をしていると、自分の長所や短所をほとんど考えることなく過ごすので、自分の長所が何なのかよく分かっていない人は非常に多いです。あなたは「自分の長所は何ですか?」と聞かれたら即答できますか?恐らくほとんどの方はできないかと思います。自分の長所が何なのかを知るためには自己分析をする必要があります。自己分析のやり方については私のブログ「◇25. 自己分析をして自分を正しい軌道に乗せよう!」で詳細に述べているので、これを参考にしてぜひ自己分析を行い、自分の長所を把握するようにしてください。
1日1つ難しい課題に挑戦してみる
心理学者のミハイ・チクセントミハイは言います。「幸せな人は、毎日少なくとも1つ、難しい課題にチャレンジする」と。毎日ルーティンの生活を送っていると、できることしかやらないので、そこに幸福感はありませんよね。ところが、自分にとって少し難しい課題に取り組むとなると、「頑張ればできそう」という気持ちになってくるので、「よし、やってみるぞ!」という前向きな気持ちで取り組むことができます。これが自分にはできそうにない難題だとやる気をなくしますが、自分がちょっと頑張れば手に届きそうなものならやる気が増してきますよね。これが大事なのです。毎日自分自身を流れに乗る状態にしようと思うのなら、1日1つでいいので少しだけ難しい課題に挑戦してみるのです。これによりルーティンのダラ~っとした状態から解放され、取り組む姿勢そのものがいいものになります。すると、あなたはまさに絶好調時の流れに乗っている状態になれるというわけです。
以上になります。今回は恐れを抱いて自分が進めようとしている具体策がなかなか進まない場合にどのようにすれば流れに乗る状態に変えることができるかについて述べていきました。
悩みや恐れが複数ある場合はそれは1つに集約されていることがほとんどなので、それを割り出して解決していけば他の悩みや恐れはほとんど気にならなくなります。目標に対する具体策が恐れを抱いているためになかなか進まない場合は、目標を下げたり過去の成功例や絶好調時の自分を思い出すと流れに乗せられるようになってきます。さらには自分の長所を活用し、1日1つ難しい課題に挑戦するようにしていくと、毎日が絶好調時のような流れに乗る状態になっていくのです。そうなると、体調さえきちんと整えておけばどんな具体策であってもどんどん進めていくことができるようになりますよね。今回述べた内容は恐れを抱いて進まない状態から流れに乗る状態にするためにかなり重要なことになります。ですから今回の内容をぜひ実践して毎日が絶好調の状態にしてください。ではまた次回お会いしましょう!!