◇183. 自分で自分を雇おう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴は学生アルバイトの時も含めて通算31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。さらに最近では本を出版するための執筆活動も行っているところです。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は普段のルーティン生活の中ですっかり衰えてしまった想像力をどのようにすれば鍛え直すことができるようになるかについて述べていきました。

 今回は「自分で自分を雇おう!」になります。自分を理想の人にしたいなら自分自身を自分という会社に雇ってみるのが効果的です。このやり方次第であなた自身が大きく飛躍できるようにもなってきます。ここからは自分で自分を雇えることができるようになるためにどのようにして自分を変えていけばいいかについて述べていきますよ!!

現在の自分の状態を考える

 あなたは今からあなた自身が自分株式会社という会社の経営者です。そこで自分を雇おうかと考えています。そのためには自分がどんな人間かを知る必要が出てきます。そのために現在のあなたの状態を今から考えていきたいと思います。ノートを1冊用意して今から述べる質問にその回答をノートに書き出してください。

①朝何時に起きていますか?

②朝食はきちんと取っていますか?

③朝起きて職場に行くまでの間に何をしていますか?

④職場に行ってから業務を開始するまでの間は何をしていますか?

⑤自分がする業務に優先順位をつけていますか?

⑥自分が行う業務の1日の計画を立てて進めていますか?

⑦上司から頼まれた仕事にすぐに取りかかっていますか?

⑧自分が行う業務以外の業務を積極的に取りに行っていますか?

⑨他のスタッフと積極的にコミュニケーションを取っていますか?

⑩顧客のことを考えた業務ができていますか?

⑪就業時間までに業務を終わらせていますか?

⑫家に帰ってから寝るまでの間に何をしていますか?

⑬夕食は何時に取っていますか?

⑭家でリラックスする時間を作っていますか?

⑮何時に寝ていますか?

現在の自分の状態の人を雇いたいと思うか?

 すべて書き出すことはできましたか?この現在のあなた自身の状態を見て、あなたは自分株式会社の経営者としてあなた自身を雇いたいと思いますか?もし「ぜひ雇いたい!」と思うのであれば、それはあなたが自分の目標をきちんと持って行動できているのだと思います。しかし、もし「こんな人は雇いたくないなあ」と思ったのであれば、現在のあなたの1日の過ごし方に問題があるということです。

家での過ごし方から見直してみる

 あなたの家での過ごし方というのは、結構職場での仕事の進め方にもかなり大きな影響を与えます。職場の就業時間が何時から何時までなのかという問題もありますが、基本的に夜遅くまで起きて朝は寝ているというスタイルは望ましくないです。というのは、脳が活性化する時間帯が朝だからです。だいたい朝起きてから2~3時間の間がゴールデンタイムと呼ばれています。ですからもし朝6時くらいに起きるとすると、9時くらいまでのあいだがゴールデンタイムということになります。このゴールデンタイムを活用できている人というのは、活用していない人と比べてかなりの大きな差がつきます。自分が身につけたい専門知識をこの時間帯に本を読むなどをして身につけていくことができますし、XなどのSNSを活用して今まで自分になかった「気づき」を得てそれを実行していくこともできるのです。それができたらあなた自身の価値がどんどん向上していくことになりますよね。夜勤などの業務に携わっている人は仕方がないところはありますが、そうでないのであればこの朝のゴールデンタイムを自己啓発の時間として活用することを強くお勧めいたします。

 また、家では物事を結構だらだら進めることが多いのではないかと思います。これはよくないです。家でだらだらする癖がついていると、それがそのまま職場にも反映され、ルーティン業務をだらだら進めることに繋がっていきます。あなたも心当たりがあるのではないでしょうか?ここは家でも「何時何分から何時何分までは~をする」といった計画をきちんと立てて、きびきびとした行動をとるようにするのです。それができればその姿勢がそのまま職場に反映されるようになるわけです。

顧客のための仕事をする

 いったん職場に入れば、あなたは自分の「給料のために」仕事をするのではなく、「顧客のために」仕事をする必要があります。顧客は自分がお金を払う以上、自分のために仕事をきちんとやってくれるかどうかを見てきます。だからその顧客から信頼を得ようと思うなら自分の給料よりも「顧客のために」仕事をすることのほうが大切になってくるのです。ですからあなたは顧客の要望を何よりも優先した業務を行う必要があります。そのために業務開始前にその日にする業務を書き出し、その業務に優先順位をつけ、それぞれの業務をどの時間帯でやっていくかの計画をきちんと立てることが大事になってきます。慣れきったルーティン業務の流れに任せて適当に仕事を進めるのではなく、「この日はこの業務を早めに終わらせよう」とか「この業務は優先順位が低いから無理してやることもないな」などということを考えて進めていく必要があります。そういう顧客のことをきちんと考えた進め方ができる人がまさに「仕事ができる人」になるというわけです。ですからあなたもぜひこのような人になることをめざして業務を進めるようにしてください。

理想の従業員になる

 経営者が雇いたいと思っている人というのは間違いなく「即戦力となる人」です。要は「仕事ができる人」ですね。ということは自分株式会社の経営者であるあなたは、あなた自身を雇おうとするならばあなた自身が「仕事ができる人」になっている必要があるということです。もしあなたに物事をだらだら進める癖があったとしたら、前述のように家での過ごし方を見直し、職場での業務の進め方を変えてみるとよいです。それは「顧客のために仕事をする」ことを第一に考え、それが実現できるように優先順位をつけて計画をきちんと立てて業務を進めていくということです。それができればあなたは非常に優秀な人に変貌し、自分株式会社の従業員として経営者であるあなたがぜひ雇いたいと思えるレベルに成長することができます。そうなれば、実際の職場でもそのように見られるようになり、昇進を果たしてあなた自身の収入も大きく伸ばすことができるのです。ですから、自分自身の成長のためにもあなたはぜひ自分株式会社の経営者として自分を「ぜひ雇いたい!」というレベルにまで高められるように日々努力を重ねてください。

 以上になります。今回は自分自身を向上させるために、自分で自分を雇えるレベルにまで自分を高めていくためにはどのようなことをしていけばいいかについて述べていきました。

 自分で自分を雇うということは、自分という人間を客観的に見て自分自身を見直すことにも繋がってきます。今回述べた内容はそうした現在の自分を見直し、ここから自分を高めていくために何をすべきかということが分かるものになっています。ですからあなたも今回の内容をぜひ実践し、自分株式会社の経営者として自分を「ぜひ雇いたい!」と思えるほど高いレベルにまで押し上げてください。それが職場での評価を上げ、顧客からの信頼に繋がってきますよ。ではまた次回お会いしましょう!!

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