教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は鏡の中の自分を見て表情が曇っているなど心の状態がいい状態出ないときにどのようにすればこれを最高の笑顔に変え、毎日を楽しく過ごせるようになるかついて述べていきました。
今回は「自分で自分を追い込んでみよう!」になります。このブログを毎回読まれている方は自分の目標を持ち、その達成のための具体策に毎日励んでいることだと思います(もしこのブログを読むのが初めての方は、ブログ「◇1. 今年の目標を立てよう!」を参照して自分の人生の目標を立ててみてください)。ただ、目標と具体策を立てていてもなかなか思うように進まないことも多いですよね。ちょっと他の用事が入ってくると「今日は具体策をすることができないな」とそれをすることを簡単に諦めてしまうのです。これは心のどこかで「まあいいか」とか「仕方がないな」と思ってしまい、それをしないことに対する危機感をほぼ感じていないことが原因です。こんな姿勢でいると、最終的には目標そのものを諦めてしまうことにもなりかねません。こういう時は自分で自分を追い込んでいくのが最も良い方法になります。今からどのようにすればうまく自分で自分を追い込んで目標達成に向かって邁進できるようになるかについて述べていきますよ!!
目次
自分に甘い
誰でも自分に甘いところがあります。やらなければいけないと分かっていても「今そんな気分でないから」とか「今ちょっとしんどいから」とか「他にやらなければいけないことがあるから」などという理由をつけてやらないところはありませんか?このようにしてやるべきことをやらないようになると、その状態が続くようになります。その結果、そのやらなければいけないことは全くやらなくなってしまうのです。そうなると、せっかく自分の人生の目標を立ててもその目標自体を諦めてしまう結果になるというわけです。目標を立ててもそれが続かないのは、このような自分に対して甘い状態になっている人が非常に多いからです。
自分の甘さは仕事にも影響する
家の中でこのような姿勢でいる場合、職場でも同じ状態になっていることが多いです。気分が乗らないからと休憩や同僚とのおしゃべりが多くなったり、ダラダラと仕事を進めてしまったりする感じです。ただ「そこまでひどい状態で仕事はしていませんよ」という方もおられると思います。しかし、「しんどいな」とか「早く休みにならないかな」と思いながら仕事をしていたら「ただ作業をしているだけ」の状態になるので、いい仕事をしているとはいえません。実際そのような気持ちで仕事をしていると、ミスが多くなったり抜けや漏れも多くなってきます。その心当たりがあるのではないでしょうか?これはまさにあなたが持つ「自分の甘さ」がもろに影響している状態です。この甘さを何とかしない限りは今の状態が永遠と続くようになるのです。
自分のやりたいことがぼんやりしている
自分に甘い状態になっている時、たいてい自分のやりたいこともぼんやりしています。「収入がもっとたくさんあったらいいなあ」とか「外国に旅行に行きたいなあ」という感じです。現在目標をきちんと立てている方も含めてお聞きしますが、あなたは「自分がどうなりたいですか?」と聞かれて即答できますか?即答できる人は自分がどうなりたいかを本気で考えられている人です。即答できない場合は自分がどうなりたいか本当はよく分かっていない状態の人です。たとえ目標を立てて具体策を実行している場合であっても、それがマンネリ化していると「ただやっているだけ」の状態になり、自分が本当にそうなりたいのかがぼんやりしてしまっているのです。
紙に書き出すことの有効性
私はブログで再三紙に書き出すことを推奨していますが、ここでも紙に書き出していきます。というのは紙に書き出した場合と頭の中だけで考える場合を比べた時、紙に書き出したほうが圧倒的に自分の本当にやりたいことを明確にすることができるからです。頭の中だけで考えるとすぐ忘れます。ほんの数分前に考えていたことであっても他のことを考えた瞬間に「あれ?さっき何を考えていたっけ?」と忘れてしまうのです。こういうときはそれを思い出そうとしても思い出せません。あなたもこういうほんの数分前のことを思い出そうとしても思い出せない経験をしたことがあるのではないでしょうか?だからこそ紙に書き出すことが重要になるのです。書き出しておけばそれを見れば思い出します。忘れてしまっても何の心配もいらないわけです。ですから思いついたことを常に紙に書き出す癖をつけることはあなたにとって非常に有益なものになるわけです。
自分のやりたいことを紙に書き出す
ではノートを1冊用意してください。「紙に書き出す」とはいいましたが、ペラ紙に書くことは推奨しません。というのはそれをなくしやすいからです。書いたものをきちんとの子としておくためには、やはりノートに書いていくほうが圧倒的にいいです。ですから自分のやりたいこととか思いついたことを書き出す専用のノートを作っておくことを推奨いたします。
今からノートに自分が「こうなりたい」と思うものを書き出していってください。何を書いていいのかよく分からないという方も多いかと思うので、以下書き出す項目を詳細に述べていきます。こちらの質問に答える形でノートに書き出してみてください。
【仕事面】
①どんな仕事をしていたいすか?
②どんな立場や地位になりたいですか?
③どこで誰と仕事をしたいですか?
【経済面】
①月にどのくらい稼ぎたいですか?
②そのうちどのくらいの金額を貯蓄に回したいですか?
③月にどのくらい投資したいですか?
【家庭面】
①家族との生活はどのような状態にしたいですか?
②どのくらいの生活水準で過ごしたいですか?
③どんな車に乗り、何だい車を保有したいですか?
【人間関係】
①職場の人とどういう人間関係でいたいですか?
②家族や親戚とどういう関係でいたいですか?
③友人はどのくらいの人数でどういう形で繋がりたいですか?
【健康面】
①自分自身はどんな健康状態でいたいですか?
②体重はどのくらいになりたいですか?
③1日に運動はどのくらいしようと思っていますか?
目標・具体策を設定する
さあ、自分が本当にやりたいことを書き出すことができたでしょうか?これができたら今度はこれを目標にします。既に目標を立てている人も今書き出したものを付け加えるなどして目標を立て直してみてください。具体的な目標と具体策の立て方は、私のブログ「◇1. 今年の目標を立てよう!」で詳細に述べていますので、こちらを参考にして目標と具体策を共に立ててみてください。
締め切り設定で自分を追い込む
ここまでできたらあとは本当に自分がやりたいと思う目標の達成のための具体策を実行していくだけです。ここで重要なのが締め切りの設定です。「いつまでにそれを成し遂げたいのか?」がすごく重要で、これにより自分を追い込み、自分に対していいプレッシャーを与えることになります。無理のない程度で短めの締め切り設定が理想です。これにより「この日までにできるようにならなければいけない」という気持ちが芽生えます。そうなると必然的に自分に対する甘さはなくなっていきます。「こんなにのんびりしている場合ではない!」という気持ちも強くなってきます。そうなると、あなたの具体策はどんどん進んでいきます。それにより短期間でその目標達成に必要な技能も身についていきます。これを進行させていくことができればあなたは必ず目標達成することができます。ですから締め切り設定によって自分で自分を追い込み、目標達成のために具体策を確実に実行するようにしてください。
以上になります。今回は自分が立てた目標を達成するためにどのようにすれば自分の甘さを絶ち、自分自身を追い込んで目標達成に向かって邁進できるようになるかについて述べていきました。
前述のように自分に対する甘さは誰にでもあります。それは自分が本当にやりたいことがぼんやりしていることが最大の原因で、それは紙に書き出すことによって明確になっていきます。それが明確になればそれを基に目標と具体策を立てて、本当に自分がやりたい目標に向かっていける体制が整います。これをさらに確実にするためにそれを実現するための締め切りを設定し自分で自分を追い込みます。これにより今までつい後回しにしていた具体策も優先して行えるようになりますから、目標達成のための具体策をどんどん進行させることができます。そしてこれを最後まで続けることによって晴れて目標が達成されるようになるのです。今回述べた内容は、目標達成をより確実にするためにもかなり重要なことになりますから必ず実行するようにしてください。そしてぜひあなたの目標を達成させることに繋げてください。ではまた次回お会いしましょう!!