教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は今まで自分の行動基準が他人から言われたことを忠実に守って行動するような他人軸になっていたのを、自分の価値観と判断基準で行動する自分軸に切り替えていくにはどうしたらいいかについて述べていきました。
今回は「目標達成に必要な具体策は継続して行おう!」になります。誰でも人生の目標を立てた直後はモチベーションも高いので成功する気満々で目標達成の具体策にも取り組むかと思われます。しかし、その具体策をすること自体が重荷になったり、自分のできていないところが新たに発見されると、次第にモチベーションが下がってくるようになります。こうなってくると最初の頃の意気込みはどこかに行ってしまい、「やっぱり無理なのかな?」とか「この具体策をずっと続けていくのはしんどいな」などと思い、自分が成功することが不可能だと考えるようになってきます。そうなるとここでほとんどの人は目標そのものを諦めてしまうのです。そこで今からは、途中でしんどくなったり嫌になってきた具体策をどのようにすれば再び目標達成に向けて具体策を継続して行えるようになるかについて述べていきますよ!!
目次
具体策は自分がやりたくないものであるのが普通
このブログをご覧になられている方は、「1年後に年収1,000万円稼ぐ」とか「5年後に億万長者になる」など、自分の収入を大幅に増やす目標を立てている方が多いかと思われます。もしまだ目標を立てていないという方は、私のブログ「◇1. 今年の目標を立てよう!」で目標の立て方・具体策の立て方を詳細に述べておりますので、ぜひこちらをご覧になってご自身の人生の目標を立ててみてください。
話を戻しますが、目標を立てるとその目標を実現するための具体策を仕事に行く前とか仕事から帰ってきたときに、どこかで時間をとってやっていくことになるかと思います。初めのうちは「1,000万円稼ぐぞ!」とか「億万長者になるぞ!」という非常に強い意気込みがあるのでしばらくは続けることができますが、これをするのがだんだんしんどくなってきます。というのは、具体策というのはだいたい「今までやったことがないもの」になりますから、自分が好きでやっているものではありません。すなわち「本当はやりたくないけど目標達成のために渋々やっている」状態なのです。普通に考えるとこんなの続くはずがありません。だからほとんどの人は途中で嫌になって目標達成を諦めるのです。
ただ、成功できる人は違います。途中で嫌になることがあっても目標達成することだけを考えてその具体策を続けていくのです。だから成功できるのです。成功者とそうでない人の最大の違いは、「嫌になっても決して投げ出さない」ところにあるといっても過言ではありません。米国野球で殿堂入りしたイチローは言います。「嫌いなことをやれといわれてやれる能力は、後で必ず生きてきます」と。人間誰でも嫌気が差すときが出てきます。このイチローの言葉は、そういった時にそれをやり続ける能力というのは他の何よりも大切になってくることを示していると言えますね。
具体策を習慣化する
自分がやりたくないことでも、それが目標達成に欠かせない技能になり得るのならやりつづけるしかありません。ただ、人は誰でも一旦嫌気が差すと、それを再びやるぞという気持ちになかなかなれないのが普通です。そこでこれを毎日続けていく最も良い方法が「具体策の習慣化」になります。嫌だと思っていることも毎日決まった時間に決まった量をこなすようにしていると、次第にそれが普通になってきます。ここでのポイントは「毎日決まった時間に決まった量をこなす」という点です。まさにそれこそが具体策を習慣化し、今までどんなに嫌だと思っていたとしても難なくこなせるようになってくるのです。こうすることによって、目標達成のために必要な技能がきちんと身についていくことになるのです。
マンネリ化の危険性
前述のように具体策を習慣化させることによって、具体策を毎日継続して行うことができるようになってきます。ただし、ここで問題点が出てきます。それはマンネリ化です。確かに決まった時間に決まった量をこなすことで今まで嫌だと思っていたことも普通にできるようになりますから、これは大きな進歩と言えます。しかし、毎日同じ時間に同じことをするということは、「何も考えずにやっている状態」になってきます。これが毎日続くと、それを身につけるためにするのではなく、「ただやっているだけの作業」になってしまうのです。こうなると、ここからは何も進歩していきません。こういう状態ではせっかく具体策も「時間の無駄」で終わってしまいます。これでは意味がありませんよね。
具体策を進化させる
ここで大事になってくるのが「成功イメージを抱きながら具体策を進めていく」ことです。今の具体策を進めていくことによって最終的にどのようになっているのか、どういう技能が身についているのかを頭の中で思い描くのです。そうすると、普段行っている具体策で「もっとこうしたほうがいいぞ!」とか「ここをこう変えたほうが効率よく進められるぞ!」といったアイデアが思い浮かんでくるのです。こうなってくると、具体策のマンネリ化を防ぐどころかどんどん進歩していくことになりますよね。このように成功イメージを抱きながら具体策を進めていくことは、具体策をどんどん進化させていくことに繋がるので、非常に有効になるのです。
目標達成を信じて具体策に取り組む
さらに自分が目標を達成して大喜びしているところも頭の中で思い描きながら具体策に取り組むとよいです。これにより、自分が目標達成できることが信じられるようになってきます。目標達成が自分で信じられるようになってくると、毎日具体策をするのが楽しみになってきます。その段階に来ると、具体策をやっている時だけでなく、その他のことに取り組んでいる時でも楽しんでできるようになってきます。そうなると毎日の日常生活そのものが楽しいものとなり、毎日があなたの生きがいになっていきますよ。
以上になります。今回は人生の目標を達成するために立てた具体策がしんどくなったり嫌になったりしたときにどのようにすれば再び具体策を毎日継続して行うことができるようになるかについて述べてきました。
前述の通り具体策は今まで自分がやったことがないものとか、苦手としているものであることが大半なので、途中で嫌になるのがいわば当たり前になってきます。しかし、その具体策を毎日決まった時間に決まった量をするという習慣化することによって、具体策が当たり前のようにできるようになってきます。ただ、これを続けていると確実にマンネリ化してくるので、自分の成功イメージを常に抱きながら具体策を進めていくことが大事になってきます。これによって現在進めている具体策の改善策のアイデアがどんどん浮かんでくるようになり、具体策がそこから進化していくようになるのです。さらには自分が最終的に目標を達成して大喜びしているところも毎日頭の中で視覚化しながら具体策を進めていくとよいです。これにより自分が立てた目標を達成することが信じられるようになり、毎日の日常生活そのものが楽しく生きがいのあるものになっていくのです。ですから今回述べた内容をぜひ実践して具体策は毎日継続して行うようにしてください。そうすることがあなたの生きがいそのものになっていきますよ。ではまた次回お会いしましょう!!