◇158. 成功できると思って行動しよう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴は学生アルバイトの時も含めて通算31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。私たちは普段仕事をしているとつい仕事の愚痴や文句といったネガティブな発言をしがちです。このようなネガティブな発言は次第に自分を蝕んでいくことになることから、前回はなりたい自分になるためのプラスの言葉を自分に語りかける「肯定的自己宣言」をどのようにすればできるようになるかについて述べていきました。

 今回は「成功できると思って行動しよう!」になります。人生の目標を立てて努力を重ねていても心のどこかで「これをしていて本当に目標達成できるのだろうか?」とか「自分には無理なのではないか?」というネガティブな感情を持っていることはありませんか?一旦このようなマイナス感情に襲われるとそれが頭の中で繰り返し再生されるので、そのマイナス感情がなかなか取れにくくなってきます。すると、このマイナス感情のために目標そのものを諦める結果となるのです。あなたも今までこのような経験をしたことがあるのではないでしょうか?また、現在でもこのようなマイナス感情に大なり小なり襲われているところはありませんか?

 ここからはこういうマイナス感情に取りつかれたときにどのようにすればそれをプラス感情に変え、目標達成に向け「成功できる」と思って行動できるようになるかについて述べていきますよ!!

マイナス感情は誰もが持つ感情

 「マイナス感情を持つことは良くない」と分かっていても、一旦それに襲われるとそれが頭の中でぐるぐる回り、消したいと思っても消えてくれませんよね。ただ、安心してください。それは「普通の状態」です。

 目標を立てて努力をすればするほど、自分のできていない部分もはっきりと見えてきます。あなたも経験があると思いますが、今までやったことがないことをやってみて初めて「この部分ができないんだ」とはっきり分かりますよね。やったことがないものは基本的にぼんやりとしたイメージしか持てませんが、それを実際にやることによって「自分に何が足りないか」が明確になってくるのです。ですから「この調子では目標達成することは厳しいな」と思うのは当然のことなのです。

 成功できる人は自分のできないことがはっきりすると、それを克服するための行動を起こします。だから成功できるのです。自分のできない部分が分かってマイナス感情に陥ってしまうのは誰にでもあります。成功できるかどうかはその時点で諦めるか、それをきちんと分析して克服する行動に出るかの違いになります。ですからあなたも自分のできない部分がはっきりしたときは一時的にマイナス感情に陥ったとしても、そのすぐ後で「やった!この弱点を克服すれば目標達成に近づけるぞ!」と喜ぶようにしてください。そうすればあなたはそれを克服するための行動を起こすことができるようになります。

障害になっているものを書き出す

 前述のように「マイナス感情は持ってはいけない」と考えると余計に考えてしまって心苦しくなりますが、「一時的にマイナス感情を持つことは普通のこと」と考えると気が楽になりますよね。それでは今から現在のあなたの障害になっているものを克服していくための改善策をやっていきますよ。

 まずノートを1冊用意してください。今からあなたの目標達成を妨げる障害物を特定していきます。ここでノートにあなたの目標達成に障害となっているものを書き出していくわけですが、何に注目して書いたらいいかのポイントを今から申しあげます。①過去の失敗、②自分の性格・コンプレックス、③自分の持病や障がい、④時間的なもの、⑤物理的なもの、の5点になります。以下の内容をご覧になって、それぞれの項目について自分の障害となっているものをすべてノートに書き出してみてください。

①過去の失敗

 たとえば何かの資格試験に合格しようとして勉強してきたものの途中で断念したり不合格なるような失敗をした場合がそうです。こういう失敗経験があると、それを思い起こして「また失敗するのではないか?」というマイナス感情に襲われることはよくあることです。まずはこういう失敗経験をノートに書き出してみてください。

②自分の性格・コンプレックス

 「自分は飽きっぽい性格でだいたい3日坊主に終わってしまうことが多い」とか「やらないといけないとは分かっていてもなかなか行動に移せない」という性格がこれに当たります。また自分がコンプレックスを強く抱いている場合も目標達成を妨げる障害物になってきます。コンプレックスで目標達成を妨げる障害になっているものとしては、「自分の現在の収入が低い」とか「学歴が低い」とか「コミュニケーションが下手」など、人にはなかなか言えないことになりますから、これらをあるだけ書き出してみてください。

③自分の持病や障がい

 自分が抱えている持病や障がいが原因でなかなか進まないこともあるかと思います。これらを抱えている場合はこれを書き出してみてください。

④時間的なもの

 「朝早く家を出て夜も遅く帰ってくるのでなかなか目標達成のための具体策をする時間がとれない」とか「家にいる間は小さな子どもの世話をしなければならないので自分の時間が持てない」という場合がこれに当たります。このような時間的な制約がある場合はそれらを書き出してください。

⑤物理的なもの

 「目標達成のための具体策を進めるために必要なものがそろっていない」とか「資金不足で必要なものを買いそろえることができない」などがこれに当たります。こうした物理的な障害をすべて書き出してみてください。

障害を克服するための具体策を立てる

 前述の5つの観点から見た障害物をすべて書き出すことができたでしょうか?そうしたら次はその書き出した障害を克服するための具体策を立てていきます。「どのようにすればそれらを克服できるのか?」を考えて書き出すようにします。

 ここで偉人や成功者の名言を紹介します。障害を克服する具体策を立てるのに参考にしてみてください。

 トーマス・エジソン:「私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ」

 ウインストン・チャーチル:「成功とは意欲を失わずに失敗に次ぐ失敗を繰り返すことである」

 オプラ・ウィンフリー:「傷を知恵に変えなさい」

 遠藤周作:「病気はたしかに生活上の挫折であり失敗である。しかしそれは必ずしも人生上の挫折とは言えないのだ」

 石橋湛山:「ばい菌が病気ではない。その繁殖を許す体が病気だと知るべきだ」

 デール・カーネギー:「人生とは今日一日のことである」

 渡辺和子:「時間の使い方は、そのまま命の使い方になる」

 野村克也:「時間は平等に与えられるが、結果は平等ではない」

 ナポレオン・ヒル:「待っていてはだめだ。完璧な好機など永遠に来ない」

 パスツール:「幸運の女神は、準備されたところにやってくる」

具体策を立てたら即実行

 どうですか?障害を克服するための具体策は立てられましたか?前述で紹介した偉人や成功者の名言はかなり参考になったかと思います。中には自分の心の持ち方を変えるだけで克服できるものもありますよね。過去の失敗は「成功者ほど数多く失敗している」と考えれば失敗することを気にしなくなります。持病や障がいを抱えていても自分がそれを乗り越えていく気があればそれだけで前進できます。時間的な制約はスマホをダラダラ見る時間を削ったり、通勤時間を利用して読書をするなどをすれば解決できます。物理的な制約も自分が本気になって取り組んでいたら協力者が現れて必要な人や物がそろっていくことはよくあることです。ただ、性格やコンプレックスに関しては長年自分が持ってきたものになるので、この克服には訓練が必要になります。コミュニケーションが苦手なら「分からないことは必ず分かる人に聞くようにする」という具体策を立てればそれだけでコミュニケーションが取れますよね。こういう具体策はあまり難しく考えないことが大切です。すなわち「できることから始めていく」ことが大事なのです。ですから今から自分ができることから具体策として立ててそれを必ず実行するようにしてください。

 以上になります。今回は自分が立てた目標に対して何らかの障害物が立ちはだかった場合にどのようにすればこれらを克服して「成功できる」と思って行動できるかについて述べていきました。

 前述したように努力を重ねれば重ねるほど自分のできない部分が明確になってくるのであり、成功できる人はこれを克服するための行動をとるようになります。ノートに現在目標達成の障害となっているものをすべて書き出してみると、意外とその場で自分の心の持ち方を変えるだけで解決できるものが多いことに気づくかと思います。性格的なものなどその場で解決できないものについては、「分からないことはすぐ聞く」と言った「今すぐ自分にできること」から始めていくことが大事なことになります。今回述べた内容をぜひ実践して常に「成功できる」と思って行動するようにしてください。それを継続し努力を続けていくことできっとあなたは成功者になれますよ。ではまた次回お会いしましょう!!

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