◇15. 成功するまで粘ろう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は、顧客から信頼されるためにいかにして自分が使える人材になっていくかについて述べていきました。

 今回のテーマは、「成功するまで粘ろう!」になります。目標を達成するというのはそう簡単にはいかないのが実情です。具体策を実行する過程で障害となるものが出てきたり、途中で嫌気が差してきたり、どうしていけばいいか分からなくなったり、挫折を味わったりすることも当然出てきます。そんなときにどのようにしていけばそれらを克服し、前向きな気持ちで粘り強く取り組んでいけるかについて述べていきますよ!!

粘り強さは最も大事な要素

 人が成功を収めるには、どんな挫折があってもそれを乗り越えられる粘り強さが必要です。自分が何を望んでいるかを明確にし、それに着手し、どんな困難なことが訪れたとしても目標達成するまで決して諦めない姿勢こそが、成功には不可欠なものとなります。アメリカの30代大統領カルビン・クーリッジは言います。「何かを成し遂げるのに粘り強さほど大切なものはない。才能があってもそれを生かせない人が何と多いことか。一生を報われないまま終わる天才というのもよく聞く話だ。固い決意と粘り強さがひとつになったとき初めて、不可能が可能になるのである」と。

 ではここからは、どうやったら決して諦めることのない粘り強さを身につけられるようになるかについて述べていきたいと思います。

「どうやったら」を口癖にする

 目標達成できない人の口癖は「何で」とか「どうして」です。「何で思い通りになってくれないんだ!」とか「どうしてこうなってしまうんだ!」と過去の失敗ばかりに目がいって、「過去に嘆いている」のです。一方で目標達成できる人の口癖は「どうやったら」とか「どのようにすれば」です。「これはどうやったらできるようになるのだろう」とか「この場合はどのようにすれば解決できるのか」という感じで常に未来に目を向け、「未来でうまくいく方法を見出している」のです。

 このように何かうまくいかないことが起こったときに、過去に目を向けるのか、未来に目を向けるのかであなたのモチベーションは180度変わってきます。ですから常に「どうやったら」とか「どのようにすれば」を口癖にして、未来志向で具体策に取り組むようにしていけば、少々の失敗にはすぐに対応して、次の新たな具体策を立てて取り組んでいけるようになりますよ。

大きな目標の中に小さな目標を立てる

 例えば、あなたの現在の年収が400万円で、これを大幅に増やすために「年収1000万円稼ぐ」という目標を立てたとします。最初のうちは意気込んで具体策を毎日頑張りますが、だんだんうまくいかない現実に嫌気がさしてくるようになり、1000万円という数値が果てしなく遠いものに思えてくるようになります。そうなると、「どうせこんなのできるわけがない」と投げ出したくなるような感情が出てきて、最終的にこの目標自体を諦めてしまうのです。あなたも同じような経験を今までにしたことがあるのではないでしょうか?

 現在の年収が400万の人が年収1000万円という目標の数値設定をすることは決して高すぎることはありません。むしろ妥当な金額です。いきなり1億円とかいうレベルになるとかなり厳しくなってきますが、1000万円くらいなら自分の努力次第で十分に届く金額になります。

 ただ年収がベースになっていると、達成までの期間が少し長くなるので、うまくいかない日が続くと、ずっとうまくいかないイメージを抱いてしまうことになります。では、そうならないようにするためにはどうしたらよいでしょうか?

 それは大きな目標の中に小さな目標を立てることです。前述の例でいくと、大きな目標は「年収1000万円を稼ぐ」で、これに1か月単位の小さな目標を立てるようにします。たとえば「今月は5万円稼ぐ」という感じです。とくに最初は「達成できそうな小さな目標」にするのがベストです。この小さな目標を立ててそれを達成することができれば、これがかなりの自信に繋がってきます。そうなれば次第に目標金額を上げていって、最終的に大きな目標が達成できるようにしていけばいいのです。

やるべきことをやるべきときに行う

 成功のための最も重要なことは「やるべきことをやるべきときに行う」ことです。これをなすための意志の力強さを育んでいくことこそがあなたを成功へと導きます。意志の力強さとは、たとえ最初に持っていた目標達成に対する情熱が冷めてしまったり、失敗続きでモチベーションが落ちてきたとしても、当初の自分の決意を守り続けていく強固な意志のことをいいます。この意志の力強さが持てるようになるためには、「毎日目標を見返す」ことが重要になります。あなたが立てた目標には、あなた自身を駆り立てるだけの「強い理由」があったはずです。目標に立ち返ることで、その「強い理由」を常に意識できるようになります。それを続けることによって、「やるべきことをやるべきときに行う」ための意志の力強さが形成されていくのです。そうなれば、やるべき具体策を毎日実行することが普通にできるようになってきますから、目標達成がより近づいてくることになるのです。

 以上になります。今回はどうやったら目標達成を諦めない粘り強さを身につけられるかについて述べていきました。前述したように、何か失敗したときは常に「どうやったらできるようになるか」と未来志向で考えるようにし、大きな目標の中に小さな目標を立て、やるべきことをやるべきときに行うための意志の力強さを育んでいくようにすれば、必ず目標達成ができるはずです。このように今回紹介した内容を実行した上で、粘り強く努力を続けていくようにして、ぜひとも目標達成できるまで自分の意志とやるべきことを貫くようにしてください。では、また次回お会いしましょう!!

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