◇147. 具体策は何回でも立て直そう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴は学生アルバイトの時も含めて通算31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は何か人にはなかなか言えない悩みを抱えているときにそれをずっと一人で抱えていてもなかなか解決の方向に行かずに自分が苦しくなるだけなので、それをどのようにすればその悩みを誰かにきちんと打ち明けられるようになって解決の向けて動くことができるようになるかについて述べていきました。

 今回は「具体策は何回でも立て直そう!」になります。自分の目標を立ててその具体策を実行していてずっと順調にいくことはまずないかと思います。そもそも、具体策は目標達成のために必要な技能を身につけるために行うものですが、今までやったことがない、もしくは少しだけやったことがある程度だと思います。ということは、自分の未知の分野のことをやっていくわけですから、どこかで行き詰まるのが普通になります。ですから最悪な場合はこの行き詰まった時点で目標そのものを諦めてしまうのです。今回は具体策に行き詰まったときにどのようにすればこれを立て直し、再び目標達成に向かって前進できるかについて述べていきますよ!!

嫌なことだからこそやる

 たとえば、あなたが「年収1,000万円を稼ぐ!」という目標を立てたとして、その具体策として「平日に毎日ブログを書くこと」を立てたとします。ブログはだいたい3,000字くらいが標準になってきますから、1,000~2,000字程度だと内容的にかなり乏しいものになってきます。ということは、最低でも3,000字程度は書ける文章力が必要になってくるということになります。もともと文章を書くのが得意だという場合はネタだけ仕入れておけば何とかなりますが、これが文章を書くのが苦手だと大変ですよね。ただでさえ文章を書くのが苦手なのにそれに加えて読者に響くような内容のことを書かなければならないわけです。文章が苦手な人にとってブログを書くことはかなりハードルが高いことになりますが、もし「ブロガーになって稼ぐ!」と自分で決めたのであれば、どんなことがあってもやる必要が出てきます。文章の書き方の練習がいりますし、どういう構成で書いていくかの訓練もいります。加えて自分が書きたいとするテーマのための読書も毎日していかなければなりません。要は今までやったことがない、自分にとって嫌いなことばかりやることになるのです。

 イチローは言います。「嫌いなことをやれと言われてやれる能力は、後で必ず生きてきます」と。目標達成するためには好きなことばかりをやって達成できるものはありません。必ず嫌いことや苦手なことをやってそれを克服する努力が必要になってくるのです。

具体策は行き詰まって当たり前

 前述で具体策にブログを書くことを例に挙げましたが、どんな目標を立てたとしても、その具体策というのは自分か今まで経験したことがないもの、もしくは経験の乏しいものであることが普通です。ということはできなくて当たり前なのです。それをできるように身につけようと努力していくのが具体策であるわけですから、具体策は「行き詰まって当たり前」という感覚を持つようにしてください。

行き詰まりの原因を具体策に変える

 具体策に行き詰まったら、まずはその原因を書き出すことが大事になります。前述のブログの例でいうなら、そもそも「文章を書くのが苦手」であることが原因であるわけですから、まずはこれをノート(紙)に書き出すのです。次にその「文章を書くのが苦手」であることを克服するための具体策に変えて立てていきます。そのために「どうすれば文章を書けるようになるのか」を考えて具体策を立てていくのです。すると、「ブログの書き方に関する本を読む」、「文章の書き方の本を読んで実際に文章を書いてみる」、「自分がテーマ(ネタ)にしたい内容の本を読む」、「自分なりにブログを書いてみて実際に投稿してみる」などいう具体策が出てくるかと思います。これをノートに書き出して、実際に具体策として進めていくのです。

 これはブログで文章が苦手な場合を例に述べましたが、他の具体策においてもまずは原因を書き出し、その原因となるものをできるようにするための具体策を改めて立てていくことがポイントになります。これをすることによってあなたが行き詰まっていることが克服されていきますよ。

具体策は何回でも立てていく

 ただ、それでも具体策というのは自分の技能として定着させるためにはかなりの時間を要するものですから、やっぱりやっていて途中で行き詰まることもよく出てきます。前述のブログの例でいうなら、「ネタ切れ」がそれになります。ネタ切れにならないようにするためには知識を増やすしか方法はありません。そのための読書は欠かせないものとなってきます。またネタ切れの場合どうしたらいいかについて書いてある本もありますから、そういう本も読み進めていく方法があります。ちなみにこのネタ切れに関して1つ方法を紹介しておくと、同じ内容のものであっても「違う視点から見たテーマ」で書くようにすると、そのブログは前書いたものとはまた違った内容になるのです。そういう同じ内容であっても違う視点から見るだけで全然違ったものに見えるようになることを知っておくと、ブログに限らず、SNSなどの投稿のネタ切れにも困らなくなってきますから参考にしてみてください。

 ということで、これがブログ以外のものであっても、行き詰まるときというのは何回でも出てきます。その度に具体策を立て直していくことは非常に大事です。成功する人ほど失敗は多いもので、成功者はこうした具体策に何回も行き詰まりながらそれを克服して成功にまでのぼりつめているのです。ですからあなたも具体策に行き詰まったからといってそこで諦めてしまうのではなく、行き詰まるたびにそれをノートの書き出し、その原因となっているものをどんどん具体策に変えていくのです。それがその行き詰まりを解消していき、最終的にあなたを成功へと導いていきますよ。

 以上になります。今回は目標を立ててその具体策を実行していると、必ずどこかで行き詰まるときが来るものですが、このときにどのようにすればこれを立て直して再び前進していけるかについて述べていきました。

 前述したように、具体策というのはそもそも自分の目標達成のために必要な技能を身につけるためのものなので、今まで経験したことがない、もしくは経験が浅いものになってくるのは当然のことです。それゆえにスムーズに進むはずがなく、最初の段階で行き詰まったり、途中段階で何回も行き詰まることはよくあることです。また、目標達成するためには嫌いなものや嫌なものを避けて通ることはできず、必ず克服しなければならないものになっています。イチローが言うように嫌いなものでもやれと言われてやる能力というのは必ず生きてきますし、逆にそれが好きになったり得意になることだってよくあります。とにかく何回具体策に行き詰まろうともその都度具体策を立て直していくことができれば、あなたは成功にたどり着くことができます。今回の内容をぜひ実践して、決して諦めることなく、行き詰まっても具体策を何回も立て直し、ぜひ成功までたどり着いてください。ではまた次回お会いしましょう!!

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