教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は普段ルーティン業務に捉われているとなかなか積極的な行動をとることができませんが、ここからどのようにすれば自分自身の成長に繋げるために積極的な行動をとれるようになるかについて述べていきました。
今回は「悩み事を一人で抱えるのはやめよう!」になります。あなたは自分の悩み事は誰かに話すようにしていますか?自分だけで解決しようとしてどうしようのない状態になることはありませんか?悩みを一人で抱えるのは精神衛生上よくありません。これがストレスとなり、重大な病気を引き起こすことにも繋がります。こういう悩み事を一人で抱える傾向がある人は、性格的に「誰にも迷惑をかけたくない」という優しさを持っています。ただ、その優しさで自分を苦しめていると、毎日が憂鬱になってきますよね。ここからはどのようにすれば悩みを一人で抱えず、きちんと誰かに打ち明けられるようになって、その解決に向けて動けるようになるかについて述べていきますよ!!
目次
悩みは共有するもの
これを読まれている方は、恐らく人には言えない悩みがあるのではないかと思います。それは金銭面に関すること、人間関係、自分が抱えている病気などの誰かに非常に話しにくい内容なのだと思います。このように悩みを一人で抱え込んでしまうような人は誰にも明確をかけたくないという優しさを持ちあわせていて、一人で「何とかしよう」という気持ちが強いのだと思います。これはこれで素晴らしいことではあります。しかし、苦しくありませんか?それがだんだん悪化してきていませんか?我慢が限界にきていませんか?
ここはもう一人で悩むのをやめて、その悩みを共有すべきです。まずは身近な人にです。配偶者、親、兄弟姉妹あたりから話してみるとよいです。最初は怖い気持ちはあるかと思いますが、それを吐き出すほうが圧倒的にスッキリするようになります。ですから一瞬だけでも勇気を出して言うようにしてください。確かにそれを言ったからといってすぐに解決されることわけでもないですが、その悩みをずっと一人で抱えて苦しい思いをしていた時と比べるとずっと楽になってきます。ですから一人で悩みを抱え込んで苦しい思いをずっとするのではなく、「悩みは共有するもの」として身近な人にすぐ相談するようにしてください。
話すことで解決口が見えてくることがある
自分の悩みの話をしてみると、相手から何かのアドバイスとか、他に相談してみたらいい人物を紹介してくれるなど、いろいろな話が出てきます。その中で出てきた話で「それは使えるかも…」とか「それだったらいけるかも…」といった解決の糸口が見えてくることもあります。一人だけで考えていると、結構行き詰まることが多く、悩みを抱えている点でかなりマイナス思考になっているので、解決の糸口がなかなか見えてこないことが多いですよね。しかし、これを身近な人に相談することによって、いろいろ話が聞けるようになりますから、そこから解決の糸口が見えるようになることは実際よくあります。100%見つかるというわけではありませんが、それでも一人で悩んで行き詰まっているよりは打開策が見えるようになってくるのは確かです。ですからこういう意味でも身近な人に悩みを打ち明けるようにしていきましょう!
心理カウンセラーに相談してみる
人間関係の悩みなら心理カウンセラーに相談してみるのも手です。ただ、どの心理カウンセラーに相談していいか分からない人も多いかと思います。最もいいのは、あなたがXなどのSNS上で交流のある心理カウンセラーに相談をしてみることです。もし、私であれば、8月25日より本格的にネット上の心理カウンセリングを開始する予定にしています。もし私のカウンセリングを受けてみたいということであれば、もうしばらくの間お待ちください。
突破口は必ずある
あなたが今抱えている悩みというのは、他に同様の悩みを抱えている人や、過去に同様の悩みを抱えていた人が必ず存在します。ということは、あなたが抱えている悩みの解決の糸口すなわち突破口は必ず存在するということです。だから決して諦めることはないのです。過去の同様の悩みを抱えていた人がどのようにしてそれを乗り切ったのかが分かれば、同じようにすれば解決できる可能性は高くなりますよね。ですから「必ず解決できる!」と強く信じ、他の人とも相談しながら突破できる解決策を見出していきましょう!
瞑想してみる
腹式呼吸で深く深呼吸しながら1~5分くらい瞑想すると、心がかなり落ち着くようになります。不安がかなり緩和され、幸福感も出てきます。この瞑想の効果はうつの改善にかなり効果があると言われており、一人で悩みを抱えてうつ状態になっている時ほど効果が出てきます。普段瞑想していない方はぜひ毎朝起きたときにする習慣をつけてみてください。瞑想のやり方はいろいろありますが、深呼吸をする瞑想がいちばんやりやすいかと思います。不安な気持ち解消のためにぜひやってみてください。
その悩みを乗り切った自分をイメージする
一人で悩みを抱え込んでいる人は、ほぼ自分のことに関して悪いイメージを持っています。最悪の状態を想像して嫌になっている場合がほとんどです。この自分の悪いイメージを持ったままだと、その悪いイメージが実現してしまいます。普段から頭の中で思い描いているイメージというのは現実化します。それだったら普段から自分に対していいイメージを持ち、それが実現してほしいですよね。瞑想で自分の気持ちを落ち着けた後で、あなたの悩みがすべて解決し、笑顔になっているあなた自身を想像するのです。そうすると、すごく幸せな気分になってきますよね。これが大事になります。こういう幸せな気分になってくると、プラス思考の考え方になってくるので、そこでフッと解決の糸口が見えることがあります。そうしたアイデアがフッと思い浮かぶには、悩みを抱えたマイナス思考の状態では無理です。プラス思考または心がかなり落ち着いた状態になっているときに思い浮かんでくるものなのです。だから悩みを乗り切った時の自分のイメージを想像することが極めて大事になるのです。本当に解決策を見出したいなら、解決策が頭の中で思い浮かんでくるような状態を自分で作り出していく必要があるのです。それがまさに悩みを乗り切った自分をイメージすることなのです。ですから「必ず解決できる」と信じ、悩みを乗り切った自分を常に想像するようにしてください。
以上になります。今回はなかなか人には言えないような悩みを一人で抱えているときに、どのようにすればこれを他の人に相談し、自分自身が解決に向けて動くことができるようになるかについて述べてきました。
どんなに他人に迷惑をかけたくないという優しい気持ちを持っていても、自分一人で悩みを抱えていたのでは自分が苦しむだけです。ですからまずは身近な人に相談するようにしてください。すると、そこで解決の糸口が見えることもあります。また、専門の心理カウンセラーに相談したりする方法もあります。
普段からやるべきことは、瞑想を取り入れ、今抱えている悩みを乗り切った自分の「いいイメージ」を想像するようにします。それによってプラス思考になってきますから、そうなると解決策がフッと思い浮かびやすくなってきます。そのためにも悩みに対して「必ず解決できる!」と信じて行動するようにしてください。ではまた次回お会いしましょう!!