◇126. 社長になろう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。つい言ってしまいがちな自分の意思が伴わない「それでいい」という言葉をどのようにすれば自分の意思が伴う「それがいい」に変えられるかについて述べていきました。

 今回は「社長になろう!」になります。最近のZ世代と呼ばれる若い人は管理職になりたがらないと言います。理由としては「管理職になっても責任が増えるだけ」とか「責任が重い割には給料が低い」とか「管理職は残業代が出ないから」など、マイナスのイメージが強いというのが大きいようです。だったら自分自身が社長になったらどうでしょうか?自分が会社のトップに立てば、自分の方針で会社を動かすことができます。給与の規定だって自分の方針で変えることも可能です。ただこのように言うと、「いや、そこまでは考えていない」という人も多いかと思います。これは会社に「自分の意思を反映させたい」と考えつつも「社長になることまでは考えていない」わけです。今からどういう人が社長に向いていて、どのようにすれば「社長になる!」という強い意思を持つことができるようになれるかについて述べていきますよ!!

社長に向いている人

 社長に向いている人というのは、リーダーになるための条件を兼ねそろえておく必要があります。というのはリーダーのリーダーすなわちリーダーのトップが社長だからです。ですから今から述べることは社長になるならないに関係なく、仕事をする上でさらには顧客をリードする上でも必要なことになってきます。

①ブレない方針を持っている

 「こういう会社にしていきたい」「顧客にこのような商品を提供していきたい」という方針をきちんと持っており、その考えのもとに行動ができるということです。部下はこういうブレない方針を持っている人についていきます。顧客も方針がブレない人だと安心して任せられます。ちょっと良さそうなものが出てきた時にコロコロ自分の方針を変える人は誰からも信用されなくなります。会社の方向性を決める上でもブレない方針は何よりも大事になってきます。

②セルフコントロールができる

 自分で自分を管理できない人が他人を管理できるはずがありませんので、自分の期限や感情に左右されることなく、部下や顧客のことを思って行動できるようになっている必要があります。

③強い正義感を持っている

 リーダーが不正を平気で働くような人だと誰もついてきません。特にリーダーの不正行為は会社の存続自体を揺るがす問題にもなりかねないので、強い正義感を持ってそういう不正を一切行わないような姿勢は大事です。

④決断力がある

 成功できる人ほど決断力があります。リーダーが優柔不断だと大きなチャンスを逃すなど、会社に不利益をもたらすことが多くなります。強固な決断力を持ち、確固たる信念を持つことはリーダーとしては大切な条件になります。

⑤顧客のために仕事ができる

 「会社の収益を上げるため」とか「自分の給料を上げるため」と自己の利益のために仕事をしているのではいずれ顧客は離れていきます。リーダーが顧客のことを思い、顧客のための仕事ができるようにしていると、部下も必然的に同じような考えになっていきます。

⑥報酬以上の仕事ができる

 「顧客が喜ぶ姿」を常に想像し、今貰っている報酬以上の仕事ができることは他の何よりも大事なことになります。こうした姿勢は、自分が部下に要求する以上の仕事をすることに繋がり、顧客だけでなく部下からも信頼されるようになってくるのです。

⑦計画性を持っている

 何をいつまでにどこまで完成させていくかという計画性は非常に大事です。きちんと計画を立て、その計画を実行し、計画通りいかないものはすぐに修正するということができるリーダーは成功できるリーダーになります。

⑧柔軟性を持っている

 自分の考えに固執して他人の意見を聞かないリーダーはリーダー失格です。「顧客に喜ばれるもの」とか「顧客が満足できるもの」という観点から自分の意見だけでなく部下の意見もきちんと聞く姿勢は大事です。また、古いやり方に固執して新しいやり方を取り入れない姿勢も良くありません。時代の流れも見て、変化に対応する柔軟性もリーダーには必要になってきます。

⑨思いやりを持っている

 部下やスタッフに対して思いやりを持つことは極めて大事です。こういう思いやりの姿勢が部下や他のスタッフからの信頼を獲得し、会社をいい方向へ進めていくことができます。部下が抱えている悩みや問題に対して思いやりを持って対応することが、さらにいい人材を呼び込んでいくことにも繋がってきます。

⑩責任感がある

 リーダーは、何か問題が起こった時に自分が矢面に立つ覚悟を持つことは大事です。部下の不始末は自分の責任だと考えられる人は素晴らしいリーダーになります。これを部下の責任に擦り付けるような人は誰からも信頼されなくなります。

顧客は優れたリーダーを求めている

 顧客は自分の要望に沿った提案をしてくれる人、すなわち自分を適切にリードしてくれるリーダーを求めています。前述の10個の条件を兼ねそろえている人であれば、顧客は間違いなくその人のことを信頼するようになります。そういう人が社長であれば、顧客はその会社を間違いなく信頼しますよね。ですからあなたも前述の10個の条件をすべて満たしていくような人になることをめざしてください。

社長になる

 社長になる方法は4つあります。今の会社で大きな業績を上げて昇進していく、後を継ぐもしくは事業承継する、フランチャイズのオーナーになる、起業するの4つになります。いずれを選択するにせよ、前述の10個の条件は必要になります。

 ただ、いちばん必要なものと言えば、それはあなたの「強い思い」になります。あなたが顧客への思いを形にした商品を提供していきたいという強い思いを持っているのであれば、あなたは社長に向いています。社長になれば会社の方向性は自ら決められます。それだけ責任も重くなりますが、その責任をきちんと背負う覚悟を持って顧客と接することができるのであれば、責任はそれほどの重圧に感じられなくなります。どうせ会社で働くのならトップになりましょう!そしてあなたの思いを多くの顧客に届けられるようにしていきましょう!

 以上になります。今回はどういう人が社長に向いていて、どのようにすれば「社長になる」という強い意思を持っていけるようになるかについて述べていきました。社長というのは会社でリーダーのトップになりますから、顧客からも部下や他のスタッフからも信頼される存在になる必要があります。こうした信頼は普段から顧客のために仕事をして、前述した10個の条件を兼ねそろえるようにすれば獲得できるようになります。ですから今回述べた内容をぜひ実践して、あなたもぜひ社長になることをめざしてください。ではまた次回お会いしましょう!!

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