◇119. 職場で提案してみよう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は、今自分がめざしているものが本当に自分のやりたいことなのかをどのようにすればそれをきちんと把握して自分が本当にめざしていることにつき進めていくことができるかについて述べていきました。

 今回は「職場で提案してみよう!」になります。あなたは今働いている職場で「こんなことをやってみてはどうか?」とか「こんな方法で集客してみてはどうか?」といった提案をしたことはありますか?恐らくほとんどの方はしたことがないと思います。仕事もただ指示されたことだけをやるだけでは面白くないですよね。受け身の仕事ばかりしていたのではあなたの評価も当然のことながら上がってきません。そこで自分から「このようにしてみてはどうか?」と提案していくと、あなた自身も仕事が面白くなってきますし、その積極的な姿勢が周りや上司から評価されるようにもなってきます。いまからどのタイミングでどのような提案をすればあなたの職場での評価が上がっていくのかについて述べていきますよ!!

アイデアは常に求められている

 毎日職場でルーティン業務をしていると、そうするのが当たり前になってきて、だんだん考えるということをしなくなってきます。するとちょっと売り上げや集客が落ち込んでくると、上司は「いったいどうやったらこれが良くなっていくのだろう?」といろいろ考えるもののなかなかいい策が思い浮かばないという状況に陥るのです。そんなときにあなたが「こうしてみてはどうですか?」という提案をしてきて、それが「これだ!!」と思えるようなものであったらそれが採用されてそれが実際に売り上げや集客に繋がれば、あなたが昇進して収入も上がっていく可能性が大きくなってきますよね。ですからあなたはただルーティン業務だけこなして「仕事がつまらない」と考えるのではなく、こういうアイデアが常に求められているということを念頭に置いて業務に励むようにすることが大事になってくるのです。

自分自身が1つの会社だと考える

 いつもルーティン業務ばかりしていると「仕事をやらされている」という感覚に陥ってしまいますよね。そんな感じで仕事をしているからこそ、仕事が始まる月曜日がいちばんしんどくて休み前の金曜日にテンションが上がるような現象が起こるのです。仕事中も「早く休みにならないかな」と考えながら仕事をするのは実に虚しい1週間を過ごしていることになります。

 自己啓発本でも「自分が会社を経営しているつもりで仕事をすればいい」と書いてあるのを目にするかと思います。しかしその一方で「会社を経営したことがないのにそんなの分かるわけがないじゃないですか?」というような反論もよく耳にします。これは簡単に考える方法が1つあります。それは「自分自身が1つの会社だと考えること」です。さあ、現在のあなたという会社がここにあります。現在の自分の仕事ぶりを振り返ってみて、このあなたという会社からあなた自身がそこで作られる商品を買いたいと思えるかどうかを考えてみてください。するとどうでしょうか?「ぜひ買ってみたい」と思えますか?そう思えない人が多いのではないでしょうか?もしそう思えないのであれば、今のままルーティン業務に流される毎日を送っていたらまずいということになりますよね。誰もそんな流される毎日を送るだけの人から商品を買いたいとは思いませんからね。このように自分自身のことを1つの会社だと考えることで会社を経営している立場で客観的に自分を見ることができるようになるのです。

仕事を真剣にこなす

 「アイデアが大切なのは分かるけど、なかなか思い浮かばなくて困っている」という意見をよく聞きます。確かにアイデアというのは無理矢理思い浮かべようとしてもなかなか思い浮かぶものではありません。ではどうやったら思い浮かぶようになるのでしょうか?それは「仕事を真剣にこなす」ことです。ルーティン業務でほとんど何も考えずに仕事をしていると、その仕事は「ただしんどいだけ」のものになってしまいますが、「どうやったらもっと効率よく仕事ができるだろうか?」とか「どのようにしたら顧客をもっと喜ばせることができるだろうか?」ということを考えながら真剣に仕事をこなしていると、「こうしていけばうまくいくぞ!」とか「アンケートをとって顧客が求めているものを調査してみよう!」などというアイデアが出てくるのです。そうなんです。「何かいいアイデアはないか?」と考えるのではなく、「どうやったら自分の業務レベルをアップできるのか?」とか「顧客が求めているものは何なのか?」と考えながら仕事を進めることこそがアイデアを生み出す種子となっていくのです。

提案は却下されたところから始まる

 ルーティン業務というのはそもそも「受け身の業務」ですから、これを「積極的な業務」に切り変えていく必要があります。それが実現できる最たるものが「提案すること」になります。あなた自身が積極的に提案できるようになると、あなたの人生は一変します。まず、毎日の業務が楽しくなります。上司の指示に従うだけの受け身の業務では業務に何の面白みも感じませんが、自分のアイデアが生かされるとなるとそれだけで嬉しくなってきますよね。ただこう言うと「せっかく提案しても却下されると余計にやる気をなくすのではないですか?」と反論する方もいるかと思います。確かに最初のうちはどのような提案だと通りやすいかというのが分かりませんから、提案し始めの頃は却下されることが多いかと思います。だったらあなた自身が誰もがいいと思えるようなものを提案できるレベルにまで自分を引き上げればいいのです。そうやって自分を鍛えていくのです。そのためになぜその提案が却下されたのかきちんと上司に聞くことが大事です。そしてどうすれば採用されるのかということも併せて聞くようにするのです。そうやって常に「どうやったら自分の提案が採用されるか?」を考えてその策を練ってそれを毎日実行していると、まるでゲームの強敵をどうすれば倒せるのかを考えるのと同じ感覚になってきますから、その策を練ること自体が楽しくなってきますよね。そうすると、提案が却下されたことで余計にファイトが湧いてくるというわけです。このように提案というのは却下されたところから始まります。ですから自分がした提案が却下されたからと言ってそれに落ち込むのではなく、「どうすればその提案が採用されるのか?」とその攻略法を考えて毎日の業務に励むと良いですね。

 以上になります。今回は職場でルーティン業務のような停滞した状態を打開するために自分から提案していくことはすごく大事であるということを述べてきました。そのためにもアイデアをいかにして考え出していくかが問われていくわけですが、アイデアというのは普段の業務を何も考えずにただこなすのではなく、「どのようにすればもっと効率よく仕事ができるようになるのか?」とか「どうやったら顧客が本当に求めているものを提供できるようになるのか?」などのことを考えて真剣に業務に励むことによって生まれてきます。そこでいいアイデアが出てきたらそれを提案していくようにしていけばいいわけですが、最初のうちはどう提案していけば通りやすくなるのかが分からないので、せっかく提案しても却下されることが多いです。しかし、そういう提案のうまい通し方を上司や他のスタッフから聞き出すことによってだんだん提案するのがうまくなるようになり、次第に提案さえすればほぼ通るレベルにまで到達することができるようになります。そうなると、毎日の業務に生きがいができ、本当に楽しく職場での生活を過ごすことができますよね。ですから今回述べた内容をぜひ実践してあなたも職場でどんどん提案できる人になってください。それが今後あなたがどういう方向に進もうとも必ず役に立ってきますよ。ではまた次回お会いしましょう!!

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