◇115. 自分の「気づき」を活かしていこう!

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は、自分が立てた目標達成のための努力を続けていてもなかなかその道筋がはっきり見えてこない中、それでも地道に努力を続けて成功に必要な技能が身についてきた頃にフッと「成功ストーリー」が見えてくる瞬間が訪れますが、この瞬間が訪れるようになるためにはどのようなことをしていけばいいかについて述べていきました。

 今回のテーマは「自分の『気づき』を活かしていこう!」になります。前回のブログ「◇114. 自分の成功ストーリーを手に入れよう!」で専門書をひたすら読んでその内容を実践し、そこで得た気づきをSNSなどを通じて伝えていくことの大切さについて述べていきました。せっかく気づきを得てもそれを自分だけが抱えていると、それを忘れてしまう可能性も高くなるし、後々情報が古くなって使えなくなることだってあります。せっかく得た気づきもそれを有効に活用しないまま終わってしまうのはもったいないですよね。ここからは自分が得た「気づき」をどのようにすれば本当に活かしていけるかについて述べていきますよ!!

「気づき」はすぐに忘れるもの

 誰でも突然フッと「こうしたらいい」、「こうしたらうまくいくのではないか?」という気づきやアイデアが思い浮かぶことがありますよね。そんな時、あなたはどうしていますか?「あとでやってみよう」なんて考えたりしていませんか?それであとでそれをやったことがありますか??これはかなり大きな確率で忘れてしまいます。「あの時なんかいいアイデアを思いついたんだけど、何だっけ?」となり、いくら思い出そうとしても思い出せないのです。そんな経験を何回もしたことがあるのではないでしょうか?これは「そのときの状況を思い出せばそのアイデアも思い出すだろう」という甘い考えを持っていることが原因です。普通に考えてそのときの状況を100%再現するなんて不可能です。まだそのときの情景だけなら思い出すかもしれませんが、その情景をヒントに出てきたアイデアでなければそのとき考えていたことを思い出すことはありえません。問題なのは「そのとき何を考えていたか?」であり、周りの情景は何ら関係ないことが分かりますよね。だから思い出せないのです。だったら普段から手帳を持ち歩いて、気づきやアイデアが思い浮かんだときはすぐにメモを取るか、手帳がなければ携帯電話のメモ欄にそれを入力しておくなどの工夫が必要になってきますよね。

自分の気づきをすぐ金銭化しようとしない

 XなどのSNSを見ていて、自分の気づきを手っ取り早く金銭化しようとしている人が非常に多いと感じています。確かに「早く稼げるようになりたい」という気持ちは分かりますが、そんなちょっとした情報を売っても安い値段でしか売れませんし、他にもそれを売る人が出てくればそれも売れなくなってきます。「せっかく自分が思いついた気づきなんだからそれをタダで他人に教えるなんてもったいない」と気持ちが分からないまでもありません。ただ、よく考えてみてください。その気づきはあなただけが気づいたものなのでしょうか?その気づきはあなたの生活が支えられるほどのお金の価値があるものなのでしょうか?

 情報というのはネットで検索すればいくらでも出てきますから、個々の情報自体に経済的価値はありません。もしこれに経済的価値が備わるとしたらそれは情報を整理して「どうやったらその技能を身に着けることができるようになるかを体系化したもの」となったときです。もっと簡単に言えば「誰でもそれを見ればその技能を身に着ける方法が分かるもの」としてまとめたものを作ったときです。ここまでのレベルに達したときに初めて高値で売ることができるようになるのです。ですからそのレベルに達していない単なる「気づき」の段階では売れても安値でしか売れないのでこれをやめるようにし、体系立ててまとめたものを作り上げてから販売するほうが高い価値のあるものとして売ることができるのです。

気づきをSNSで伝えると自分の評価が上がる

 ではその自分が得た「気づき」は体系化してまとめるまでは何もしないで取っておくのでしょうか?それももったいないです。せっかく気づいたのならそれをSNSで公表していくのがベストです。「え!せっかくの気づきをただで公表して他の人が真似したらどうするんですか?」と思うかもしれませんね。別に構わないのはないですか?SNSというのはあなたが思っているほどみんな見ていません。誰もが多くの人の文章を見るわけですから、ザッとしか文章を見ないのです。その中で気になって熟読するものもあるでしょうけど、大半はザッと見るだけです。Xで例を挙げるなら、もしそういう中でも「このポストはいい気づきを得ることができてすごくいいぞ!」と思ったポストについては、「いいね」をつけたり、リポスト(引用リポスト)をしたり、リプしたり、ブックマークしたりしますよね。大半の人はそれだけで終わります。それを本当にいいなと思っても、実際にそれを実行する人はほとんどいません。ということはそれを真似する真似しない以前の問題で、大半の人は読んで「いいね」ボタンを押したらそこで終了してしまうのです。

 ただ、そういう気づきを発信する人に対する評価は上がります。あなたがそういう気づきをどんどん発信する人になれば、「いいね」やリポストの数がどんどん増えていくのです。するとフォロワー数増に繋がり、フォロワー数が1000人未満だと「いいね」の数もだいたい2桁くらいに留まりますが、フォロワー数が2000人とか3000人を超えてくると「いいね」の数も3桁くらいになってきます。そこまでのレベルになれば、あなたの評価はかなり上がりますから、あなたのポストそのものを楽しみに待つ人も急増するのです。このように気づきを毎日のように発信できる人というのは評価も信頼度もかなり高いものになりますから、そうなると今後何を始めていくにも有利になってきます。

「気づき」の紹介は自分の知名度を上げる

 前述のようにあなたがSNS等で「気づき」をどんどん紹介していると、「専門的なことが分かっている人」もしくは「専門知識を活かせる人」とみなされてくるので、誰もがあなたのことを「実力者」として評価するようになってきます。そうなると実力のある人からフォローされたりリプをしてもらえたりするようになります。すると、ますます「この人はやっぱりすごいな」と思われるようになりますよね。知名度が上がり、「この人は信頼のおける人だ」と思われるようになると、あなたが作成したものが売れやすくなりますし、集客力も上がってきます。「気づき」の紹介というのはここまでの威力を持っているのです。

 以上になります。今回は自分が目標達成するために行っている専門書をひたすら読んでその内容を実行するなどの具体策を行っているときに得た「気づき」は、それをどのように取り扱っていけば本当に活かすことができるかについて述べてきました。

 前述のように気づきというのは突然フッと湧いてくるように出てくるので、常日頃からすぐにメモを取る習慣をつけておくことは大事です。気づきを得ると、それをすぐに金銭化したいという衝動に駆られることもありますが、これはやらないほうが賢明です。細切れの情報にそれほど価値はなく、売ったところで安値になってしまうからです。もしこれを販売していきたいと考えるなら、目標達成に必要な技能を完璧に習得した状態で作成したものを販売するべきです。その方が遥かに高い値段で売れます。店で売られている製造物についても部品の1つ1つは安いですが、完成品になると値段がグッと上がりますよね。それだけ完成品の価値は高いのです。

 さらにSNS等でのあなたの「気づき」の紹介は、あなたの評価と知名度を一気に上げていくことに繋がります。知名度のある人とない人でどちらから商品を買うかということを考えると、圧倒的に知名度のある人ですよね。ですから今回述べた内容をしっかり実践してあなた自身がSNS等での高評価と知名度アップを上げていってください。それが間違いなくあなたの成功を手助けしてくれますよ。では、また次回お会いしましょう!!

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