教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は、失敗には種類やレベルがあり、どのようにすればそれらに応じてうまく取り扱うことができ、そこから失敗を成功のために生かすことができるかについて述べていきました。
今回のテーマは「自分の熱意を育てていこう!」になります。強い熱意(情熱)を持った人が仕事をするとすごくいい仕事をしますよね。それはそこ「魂が込められている」からです。ただ、この熱意(情熱)もずっと持ち続けることはなかなかできないことで、成功している人はこれをずっと持ち続けているのです。この熱意をずっと持ち続けられるようにするには、自分自身で熱意を育てていく必要があります。では今からどのようにしていけばこの熱意(情熱)を育ててそれを持ち続けていくことができるかについて述べていきますよ!!
目次
熱意(情熱)とは
辞書的な意味では「意欲があふれる強い意気込み」のことを言います。もっと突っ込んで言えば、「誰かのために成し遂げようとする魂を込めた強い思い」と言うことができます。人は自分のためだと自分が嫌になればすぐ諦める傾向がありますが、これが誰かのため、とりわけ自分が愛する人のためになるにその途端に少々の困難でも立ち向かって「その人のために」それを成し遂げようとしますよね。この思いがまさに熱意(情熱)と言えるのだと思います。
熱意(情熱)を育てる方法
このブログのいちばん最初の段階で人生の目標を立てていきますが(「◇1. 今年の目標を立てよう!」参照)、目標を立てた段階というのは、「経済的に豊かになって家族にいい思いをさせるぞ!」とか「たくさん稼いで愛する人(子ども)がすごく喜ぶプレゼントが買うぞ!」というような熱意(情熱)を持っていますよね。ただ、この初期段階の熱意(情熱)を持ち続けるというのは非常に難しいことで、この熱意を自分の中で育てていくことによってそれを維持することができるようになります。ここから熱意を生んで育てていくのにどのような方法があるかを紹介していきます。
目標を1日2回(朝晩1回ずつ)声に出して唱える
私はブログで週に1回目標と具体策をノート(紙)に書き、毎日それを朝起きたときと夜寝る前に声に出して唱えることを推奨しています。というのはきちんと理由があって、目標と具体策を完全に潜在意識の中に入れ込んでそれをあなたの信念として大きく育てるためです。これがきちんとできていると、潜在意識から湧き出てくるような感じで強い熱意となって現れてきます。ですからまずは自分が立てた目標を朝晩1日2回声に出して唱える癖をつけてください。
話の伝え方の練習をする
あなたがどんなに熱意を持っていても、それが顧客に伝わらなければあなたが進める商品は買ってくれません。話の伝え方というのは非常に大事で、これが下手な人は相手に自分の思いをうまく伝えることができないのです。顧客に商品を勧めるにしても伝え方のうまい人とそうでない人とでは売り上げに格段の差が出てきます。であれば、話の伝え方をうまくできるように鍛えていく必要がありますが、どうすればうまくなるのかについては以下の通りになります。
①大きめの声を出す
まず、ぼそぼそと何を言っているのか分からないような小さな声では相手に話は伝わりません。「少し大きいかな」というくらいがちょうどいい大きさになります。この大きめの声を出すというのは、熱意を育てていく上でも非常に重要なことで、大きな声を出せるということは自分自身の自信にもなってきます。自信のある人ほど大きな声を出せますからね。ですから普段から「少し大きいかな」というくらいの大きさの声を出すことを心掛けるようにしてください。
②母音を意識して話す
声がよく通る人は、「あ・い・う・え・お」の母音がすごく強調されています。本人はこれが普通にできているので特に意識することなく話をしていますが、そうでない人はこの母音を強く意識して話す練習をしたほうがいいです。これによってだんだんと通る声になってきますから、そうなると話も伝わりやすくなりますし、これが自信にも繋がってきます。
③強弱をつけて話す
ずっと一本調子で話をしていると、だんだん何の話をしているのか分からなくなり、相手に「早く終わってくれないかな」という気持ちを起こさせてしまいます。話にはメリハリが必要であり、強調すべき言葉は言葉に力を込めて強めに話し、弱めていいところは語気を和らげて弱めに話すなど、強弱をつけて話をすることは大事です。
④間を取って話す
文章を書くときに句読点をつけますが、話をするときも句読点がある場所と同じように間を取ることは大事です。また相手に考えてもらうようなときに間を入れるなど、沈黙が劇的な効果をもたらすことがあります。上手に間を取ることができるようになれば、相手にあなたの思いが伝わりやすくなります。
⑤笑顔で話す
これはかなり大事です。あなたが緊張したりひきつった顔をして話をしていると、相手に「この人大丈夫?」と思われ、それだけで聞く気をなくします。いつでも笑顔で話せるようにしておくことは非常に大事です。鏡を見ながら自然な笑顔を作る練習を繰り返し行って、ぜひこれはできるようにしておきましょう!
熱意を育てるための具体策を立てて毎日実行する
これまでで述べてきたことはあなたの熱意を育てていくためにも非常に重要なことになります。前述までの内容であなたに欠けているものは具体策として立てて書き出し、できるようになるまで毎日実行するようにしてください。たとえば②の「母音を意識して話す」なら、「ここに本があります」というのを「こぉこぉにぃほぉんがぁありぃまぁすぅ」と極端なくらい母音を強調して言う練習を1日たった5分だけでもするのです。こうすることで次第に母音を意識して話ができるようになり、それが普通のペースで話せるようになってくると、あなたの声は格段に通るようになって伝わりやすくなるようになってきますよ。
以上になります。今回はいい仕事をしたり自分が立てた目標への努力を継続していくためには熱意を持つことが重要で、この熱意を育てて持ち続けていくにはどのようなことをしていけばいいかについて述べていきました。京セラ・第二電電(現KDDI)の創業者で実業家の稲森和夫は言います。「強い熱意と情熱に支えられた努力を続ければ、今日不可能なことも明日実現できる」と。
自分が成功していくために熱意(情熱)を持った努力をしていくことは本当に大事です。目標を週に1回ノート(紙)に書き出し、それを朝晩2回声に出して唱えることで熱意は育ってきますが、それだけでは不十分です。自分の熱意が他人に伝わるようにしてそれを育てていくためにも、大きなことを出したり、母音を意識して話をしたり、話に強弱をつけるようにしたり、間を取って話したり、笑顔で話す練習をするなど、話をうまく伝える練習をすることがかなり大事になります。今回の内容を確実に実践してどんどんあなたの熱意を育ててそれを目標達成の具体策継続に生かし、ぜひとも成功に結び付けてください。ではまたお会いしましょう!!