◇105. 自分を編集する能力を身につけよう!            

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は、自分でいい職場環境を作って職場に行くのが楽しみになれるようにするためにどうやったら職場の人を好きになっていけるかについて述べていきました。

 今回のテーマは「自分を編集する能力を身につけよう!」になります。編集の仕事というとあなたはどんなことを思い浮かべますか?これは資料の編集とか動画の編集などを思い浮かべた人も多いのではないかと思います。要は「一定の方針に従って資料を整理し1つのものにとりまとめること」のことを言いますね。ここで申しあげる編集する能力とは、上記のような資料や動画を編集する能力ではなく、「あなた自身の生き方を編集する能力」のことを言います。結構自分自身のことを置き去りにしている人は多く、自分自身が成長しないまま放置して過ごしている人は多いように思えます。ここからはどのようにすれば自分を編集する能力を身につけることができるかについて述べていきますよ!!

編集とは

 そもそも「編集する」とはどんなことをするのでしょうか?雑誌の編集とか動画の編集という感じでよくこの言葉が使用されますが、実際この編集の仕事がどういうものなのかを説明してくださいと言われたらあなたはそれができますか?大半の人はこれができないかと思います。編集の仕事に携わっている人ならできるかもしれませんが、そうでないとなかなか編集のイメージは湧いてきませんよね。

 編集を簡単に言うと「取りまとめること」ですが、それには、①主題(テーマ)を決める、②主題に即した資料を集める、③主題に即して構成を行う、④不要なもの(部分)を削除する、⑤必要に応じて内容を凝縮する、⑥修正する、⑦チェックを入れる、までの工程があります。

 これをあなたの人生に当てはめてみると、①目標を立てる、②目標達成するために必要な材料を集める、③目標達成に即した行動計画を立てる、④成功者のやり方を真似た具体策を実行して目標達成までの期間を短縮する、⑤無駄なものを捨てたり現在行っている無駄な行為をやめる、⑥具体策でうまくいっていないものを修正する、⑦随時見直しをかけていく、ということになりますね。

 目標を立てることについては、私のブログ「◇1. 今年の目標を立てよう」で詳細に触れていますし、行動計画については「◇3. 今年の年間計画を立てよう!」で、具体策については「◇6. 具体策は毎日実行しよう!」で詳細に述べていますので、それらについてはそのブログの方にその内容を譲るとして、ここからは④の不要なものの削除と⑤の目標達成までの期間の短縮について触れていくようにいたします。

不要なものの削除

 実際の編集で不要なもの(部分)の削除は、だいたい曖昧で分かりにくいものとか、内容がかぶっているような部分に注目して行われます。ここでは無駄なものの削除よりも無駄な時間の削除に焦点を当てて述べていきます。さて、ここであなた自身が1日のうちにしている無駄な時間について考えてみます。

 さて、ここであなたが1日のうちでこれは時間の無駄になっているなというものを思いつくだけすべて紙に書き出してみてください。書き出せましたか?恐らく意外と思い浮かんでいないのではないでしょうか?今社会人がしている最も無駄な時間は間違いなく「スマホを見ている時間」です。制限時間を設けて見る時間を決めているのであればいいのですが、大半の人は時間を決めずに「気がついたらずっと見ている」という人は多いです。大半は動画とかSNSになりますが、これらも自分できちんと制限を設けていないとずっとそれにかかりっきりになることになります。心当たりがある人は今すぐこの習慣を捨てて、きちんと制限時間を設けてその時間内のみに限定して見ることをお勧めいたします。

 また、コンビニに目的もなくフラッと立ち寄る行為も無駄な時間です。大してほしくないものをつい買ってしまうこともザラです。コンビニに目的もなくフラッと立ち寄ることは時間とお金の無駄遣いにしかなりませんからこの習慣は捨てて、無駄遣いと時間の無駄遣いをやめることをお勧めいたします。

 あとは、することがなくてボーっとしたり寝転がったりする時間が無駄になりますね。これは何の目標も目的も持たずに休みの日などを過ごしているとそのようになってきます。これでは生きがいのある人生になっていかないですよね。やっぱり自分の目標を持ってそれに向かって努力していくことが生きがいになってきますし、達成すればより豊かな生活を送れることになりますから、さらなる生きがいにも繋がってきます。ですからこういうダラダラした習慣は今すぐ捨てて、ここからは目標を立てて豊かな人生が送れるようにしていくことを強くお勧めいたします。

 このように無駄な時間を削除することができれば、あなたはかなりの時間を作ることができます。そこに読書や自己啓発のための時間を取り入れることで、あなた自身がかなりのレベルアップができます。そのようにしていくと、経済的に豊かになるという目標を立てたときにそれが達成しやすくなってきます。ですから、無駄な時間はなくし、それを自己啓発の時間に充てるようにしていきましょう。

目標達成までの期間の短縮

 雑誌の編集などを見てみると、紙面に掲載できる字数というのは決まっていますから、優れた編集者は言葉を減らすことにこだわり抜きます。長い文章でも短くまとめることができるのであり、これを目標達成で考えてみると、具体策の実行も工夫次第で短期間でそれを会得して達成の時期を早めていくことができるのです。成功者が書いた本などを読むと、そういうことが分かってきますが、それが必ずしも自分に合うとは限りません。初めのうちはどう進めていいか分からないところがあるので、その通りに進めていくのがベストですが、それを毎日進めていくうちに「もっとこうした方が早くできるぞ!」というやり方が見えてくることがあります。そういうときはすぐに修正してそのやり方に変えていくことは大事です。具体策も毎日やっていると、マンネリ化して同じことをずっと繰り返すだけで自分自身が何の成長もしていないという事態に陥ることがあります。習慣化はできないことをできるようにするためには大事なことですが、マンネリ化して成長できなくなるという欠点もはらんでいます。毎日習慣的に具体策を進めることはいいことですが、「自分は成長しているのか?」を常に考えて取り組んでいくことが大切なことになりますね。

 以上になります。今回は自分の人生をより良いものにするためにどのようにすれば自分を編集する能力をつけられるようになるかについて述べていきました。自分を編集していくには、目標を立て、具体策を立て、計画を立てた上で、不要なものを削除し、目標達成までの期間を短縮し、修正を加えて進めていくことが必要になってきます。ただ、こういうことを今までやってこなかった人がこれをいきなりすることは難しいかと思います。そういう人はぜひ人生の目標を立てるところから始めてみてください(ブログ「◇1. 今年の目標を立てよう!」参照)。すでに目標も具体策も計画も立てている方はぜひ今回述べている内容を実践し、ご自身を編集して見てください。それによってまた新たな活路を見出すことができるようになってきますからしっかりこれに取り組んでいただければと思います。ではまたお会いしましょう!!

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