◇104. 職場の人をもっと好きになろう!     

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は、自分の業務が手一杯の状態で上司から業務依頼を受けたとき、これを何とか断って自分が手掛けている業務だけに集中するにはどうしたらよいのかについて述べていきました。

 今回のテーマは「職場の人をもっと好きになろう!」になります。これは別に職場の人全員と仲良くなろうという趣旨のものではなく、なるべく多くの人のことを好きになろうという趣旨です。あなたの職場にもほとんど話をすることがなくてその人がどんな人なのかよく分かっていない人とか、普段きびきびと動く人で仕事がテキパキできることからその分人にも少し厳しいところがあってほとんど話らしい話をしたことがない人がいたりしませんか?恐らく最低2,3人はいるのではないかと思います。職場で同じ人としか会話をしなかったらそれ以上自分の視野が広がることがなくなるので、非常にもったいないですよね。では今からどのようにすれば、職場で話をする人の幅を広げていくことができるかについて述べていきますよ!!

先入観を捨てる

 私たちは人を見た目とか雰囲気でその人の人格や性格を判断するところがあります。職場でほとんど話をしない人を「無口な人」、仕事はできるがその分他人に厳しい人を「怖い人」という感じです。あなたも経験があるかと思いますが、その人とたまたま話をする機会があり、実際に話をしてみると「怖い人だと思っていたら人の話をよく聞いてくれる優しい人だった」とか「無口な人だと思っていたらすごく面白い人だった」ということが分かった経験があるのではないでしょうか?このようにほとんど話をしたことがない人というのは、実際話をしてみないとどんな人かは分かりませんよね。ですからそういう見た目とか雰囲気だけで先入観を持つのは良くないです。「無口な感じだけど話してみたら面白いかも?」とか「人に厳しく言えるのは他人のことをきちんと考えているからなのではだろうか?」という可能性を考えてみると良いです。実際話をしてみてもしそうだったらあなたの予想は「当たった」ことになりますよね。そんな感じで先入観は持たないようにしましょう。

「嫌われている」と思わないようにする

 普段あまり話をしない人に挨拶をして無視されたとき、「嫌われているのでは?」と思ったりすることはありませんか?結構多くの人がこう思いがちになりますが、これはただの「考えすぎ」です。ここでちょっと考えてみてください。あなたも朝あまり体調がよくないこともありますよね。そんなときに誰かから挨拶されてきちんと返せなかった経験はありませんか?また考え事をしていて話しかけられたことに気づかなかった経験はありませんか?恐らくあるはずです。ということは挨拶したその人がそうなっている可能性もあるということです。また、あまり話をしたことがないわけですから、相手はあなたがどういう人だかよく分かっていません。よく分かっていない人を嫌いになるのですか?それはあり得ないですよね。あなたも相手もお互いのことをよく分かっていないわけですから、好きにもなりようがないし嫌いにもなりようがないのです。しかもそういう挨拶をそもそも積極的にしない人である可能性もあります。だから慣れている人には挨拶をしても慣れていない人には挨拶をしないという可能性もあります。ですから1,2回無視されたからといって「嫌われているのでは?」とは決めつけてしまわないことが大事になりますね。

仕事のやり方を聞いてみる

 普段仕事をしていると、あまり話をしない人に話しかけるのはかなり勇気がいりますよね。ただ、同じ職場で仕事をしているわけですから、自分が手掛けている仕事と何かで繋がっています。たとえば自分が書類を提出して、その人がその処理を担当していたとしたらどのように処理しているのか気になりますよね。それを聞いてみるのです。人は自分が手掛けている仕事のことを聞かれるとだいたい答えてくれます。もし、その人がそこで何か工夫している点などがあれば、それを尋ねることで嬉しそうに話をしてくれることにもなります。そうすると打ち解けていきますよね。そうなるとその人のことを好きになれます。だから別に無理に世間話をしなくてもこのように仕事のやり方を聞いてみるだけでコミュニケーションは取れるようになりますから、ぜひこれはやってみてください。

お土産を買ってきたときはチャンス

 あなたがどこかへ旅行へ行って、職場の人たちに何かお土産の食べ物を買っていったときは普段話をしない人と話をするチャンスです。これは1個1個手渡しで渡すのがベストです。そうすると、相手から「え、○○へ行ったんですか?」とか「○○はいいですよね~」という感じで会話が弾んだりします。たとえ会話が弾まなかったとしても、お土産をもらったことで相手はあなたに対しかなりいい印象を持ってくれます。お土産をもらうとだいたい笑顔で「ありがとうございます」とお礼を言ってもらえますから、その笑顔を見るだけでその人の印象が変わり、好きになることもできます。ですからもしお土産を買ってきたときはぜひ直接手渡しをするようにしていきましょう。

好きな人が増えると得することが増える

 このようにしてあなたが職場で好きな人をどんどん増やしていくと、相手もあなたのことが好きになっていきます。人というのは自分の好きな人にはだいたいお得な情報を伝えたがりますから、あなたのもとにお得な情報がどんどん入ってくるようにもなります。そうなると、職場に行くのが楽しみになってきますよね。

 人間関係が原因で仕事を辞めていく人が非常に多い現実を考えると、このように自分から積極的に動いて、職場で好きな人を増やしていくというのは非常に大切なことになります。これは別にその仕事をずっと続ける方がいいと言っているわけではなく、このような姿勢を持てるようになると、別の職場や部署に行っても同じようにできるということです。すなわち、あなたの現在の職場にいる人たちを好きになることができれば、たとえ別の職場や別の部署に行ったとしてもそこの人たちを好きになることができるということです。そうなると、自分が得することも増えてその職場に行くことも楽しみになりますよね。ですから現在の職場で好きになる人を増やしていくことは、あなたにとって非常に有益なことになるということなのです。

 以上になります。今回は職場で多くの人を好きになることができればそれだけ自分も好かれるようになって自分が得するようにもなることから、いったいどのようにすれば職場でできるだけ多くの人を好きになれるかについて述べていきました。

 普段あまり話をしないような人が結構いるというのは非常にもったいない状態だと言えます。人というのは他人とのコミュニケーションを通して自分にないものを取り入れて成長していけるものですから、やっぱりあまり話をしない人のことも好きになって話ができるようにしておいたほうが、あなたにとってプラスになってきます。さらには職場で好きな人が増えれば増えるほど、それに比例してあなたにとって得することも増えていきます。現在の職場で自分から動いてより多くの人を好きになることができれば、それはあなたの人間関係における素晴らしい技能となっていきますから、どこに行ってもそこにいる人たちを好きになり、そしてそこにいる人たちから好かれるようになります。そうなるためにも今回述べた内容をぜひ実践して、あなたの現在の職場でできるだけ多くの人を好きになってください。ではまたお会いしましょう!!

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