◇101. 仕事そのものを好きになろう!         

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花賀 咲象

花賀 咲象

 学習塾指導歴31年で、授業もこなしながら、カウンセリング・コーチング業務も行っております。
 このブログは自己啓発本を読んだだけでは分からない経験的・実践的な内容を加味して書いています。ですからみなさんが今後経済的に豊かになりたいという人生の目標の達成に必ず貢献できる内容になっているという自負があります。ですからぜひこのブログを毎日読み、日々成長することに努め、自分の人生に生きがいを持てるようにしていきましょう!

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 教育・心理カウンセラーの花賀作象です。前回は、曖昧な言葉や事柄に遭遇したときにどんなに忙しくてもそのまま放置するのではなくそれを徹底的に調べる習慣を身につけていくにはどうしたらよいかについて述べていきました。

 今回のテーマは「仕事そのものを好きになろう!」になります。大半の人は現在やっている仕事は「自分に合っている仕事」ではなく「お金を稼ぐための仕事」になっているかと思いますが、現在の仕事が自分に合っていないからといって、「嫌だなあ」とか「つまらないなあ」と思いながら仕事をしていたら毎日が嫌になってきますよね。そういうときに仕事をすること、すなわち仕事そのものを好きになっていたら、どんな仕事をしていても楽しくなってきます。では今からどのようにすれば仕事そのものを好きになることができるかについて述べていきますよ!!

仕事は与えられるものではなく自分から行うもの

 会社員や公務員であれば、それぞれの部署ごとで何の仕事をするかが決まっていて、その部署内でしごとがいろいろ割り当てられているかと思います。だから大半の人は「仕事は与えられるもの」と思っています。ですから仕事に対して「やらされている」という感覚になっており、この「やらされている感」があなたの仕事を面白くないものにしているのです。仕事を面白くないと思っていると、さまざまな弊害がでてきます。仕事のスピードは遅くなり、雑な進め方をしてしまうことになります。さらに優先順位も考えず、今やっている業務をそのまま進めるので、締め切りが近づくと慌ててその仕事に着手し、適当感満載でミスだらけの雑なものに仕上げてしまうのです。これでは顧客のための仕事になりませんし、顧客からクレームだって来ますよね。ですからもっと顧客のことを考えて、自分からどんどん動いてその仕事を完遂させて必要があります。

仕事ができる人の心構え

 「そんなこと言われてもルーティンで自分のやる仕事は決まっているし、上司から仕事の依頼を受けたらそれをやらないといけないから、そういう「やらされ感」満載になるのは仕方がないのではないですか?」と思われるかもしれません。確かにその通りです。基本的に職場では自分でやりたい仕事を自分で決められませんから、ルーティンで決まった仕事をしたり上司から依頼された仕事をこなすのが普通になるので、自分が主体的になっていない分、「やらされている」という感覚になってしまうことは否定しません。ではここで考えていただきたいのですが、こういう与えられた仕事でも、中には生き生きとこなしている人もいますよね。しかもそういう人はだいたい仕事が迅速かつ丁寧で顧客からの信頼も厚く、成績が優秀であることが多いです。このような人と何が違うのかを考えたことはありますか?

 それは「仕事そのものを好き」になっているからです。私が他のブログでも申しあげている「顧客のため」に仕事をしているからというのもあるのですが、こういう仕事ができる人というのは、仕事を好き嫌いすることなく、仕事そのものを喜んでしているのです。だからこういう人には何をさせてもやるのが早いのです。

仕事そのものを好きになるには

 では、仕事そのものを好きになるにはどのようにしていけばいいのでしょうか?それはあなた自身が職場のトップになったと考えるのが良いです。これ言うと「え!?別に社長になんてなりたいとは思わないんだけど…」と思われる方もいるかと思います。ではこう考えましょう。それはあなたが「職場でいちばん給料が高い人物」になったと考えるのです。そうなるとたいていトップの給料がいちばん高いですからたいていの場合は社長になりますね。ただ別に今の職場でなくてもいいですよ。自分が将来起業して社長になりたいというのであればそれでもかまいません。どちらにしてもあなた自身が職場の他の誰よりも給料が高い人物だと考えるのです。そうなったとき、あなたはどんな人物になっていますか?顧客から信頼され、社員(職員)やスタッフからも信頼される人物になっているのではないでしょうか?トップがそうなったときは間違いなくその会社(職場)は繁栄します。

トップはどんな仕事もこなせる必要がある

 そしてあなたがトップであるということは、あなた自身がどんな仕事でもこなせるようになっておく必要があります。というのは、新入社員が入ってきたときに何かの仕事をするわけで、その仕事の内容を知らなかったら評価のしようがないですよね。すなわちトップに立つということは、社員(職員)やスタッフを評価するということであり、きちんとした評価をするには、それぞれの仕事がどのようなものが正確に把握しておく必要があるということです。ということは、どんな仕事でもできるようになっておいた方がいいということになりますよね。

 ただ、どんな仕事でもできるようになっておいたほうがいいからといって、何でもやらなければならないということではないですよ。「できるだけ多くこなした方がいい」という意味です。現在の職場を見ていただければ分かるかと思いますが、上司の中には自分の部署のことをよく分かっていない上司もおられますよね。こんな上司から自分のことを評価されたらどう思いますか?「こちらの仕事のことをよく分かっていない癖にどうしてこんな評価ができるんだ!」という気持ちになりますよね。ということは、あなたはそういう人物になってはいけないということです。とはいえ、なかなか自分の部署以外の仕事を見たりやってみたりする機会はなかなかありませんよね。だから基本的に自分が所属する部署内で事務的な作業や雑務的な作業も含めていろいろなことをできるようにしておけばよいです。他部署のことは実際自分が上の立場に立ったときにその部署の人と話をして業務内容を把握していけばいいですから、現時点で他部署の業務の踏み込んだ内容まで理解する必要はありません。

周りのスタッフの気持ちが理解できる

 このようにして様々な業務ができるようにしておくと、その仕事をする人たちの気持ちも理解できるようになります。すると、周りのスタッフから信頼されるようになってきます。そうなるとあなた自身が毎日気持ちよく業務をすることができますよね。そしてその職場全体が楽しく明るい雰囲気になっていきます。そういう人たちが増えていけばその職場はますます繁栄していくことになります。すると、あなたの収入はますますアップすることにも繋がってきますよね。

仕事そのものを好きになることは自分の収入をアップさせる

 ここまできたらもう仕事そのものを好きになっていろいろな業務をこなしていくことがどれだけあなた自身にとって有益かが理解できましたね。そうなんです。仕事そのものをすきになるといいことづくめなのです。ただ勘違いしてほしくないのは、上司から言われた仕事は何でも引き受けなければならないと言っているわけではありません。上司も人間です。間違った指示をしてくることもあります。こんなとき、もしあなた自身が仕事そのものを好きになっていたらどの仕事がどれだけ重要かを把握できているので、上司に緊急性や重要度がそれほど高くない仕事を頼まれたときに「これは~なので、優先順位を考えると今の私がしている業務を先にしておかないとまずいことになりますが、それでもこちらを優先させますか?」と言うことができますよね。こう考えてみても、仕事そのものを好きになるというのはかなり重要であることがお分かりになりますよね。

 以上になります。今回は仕事を「やらされている感」を持ってやっていても面白くないだけなので、これを自分から進んで仕事をやり、毎日が楽しくなっていくようにするにはどうしたらよいかについて述べていきました。仕事そのものを好きになるには、まずは自分がその会社(職場)のトップになったと考えるのがベストです。そしてトップになるからにはどんな仕事でもこなせるようにしておく必要性が出てきます。それにより、トップに立ったときにどんな仕事をする人でも適正に評価すること他できるようになりますし、どんな仕事のスタッフの気持ちもよく理解できるようになります。そうなると、周りのスタッフから信頼されるようになり、職場全体も明るく楽しい雰囲気になってきますから、ますますその職場が反映することに繋がっていくのです。このように仕事そのものを好きになることは、あなたが仕事ができる人となっていくことにも繋がり、周りのスタッフからも信頼されるようになってきます。ですから今回述べた内容を実践して、ぜひ仕事そのものを好きになってください。ではまたお会いしましょう!!

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